都議会・代表質問「横田基地へのオスプレイ配備について」の部分を掲載 | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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6月16日、都議会での代表質問に植木都議が立ちました。横田基地へのオスプレイ配備についての質問部分を掲載します。



横田基地へのオスプレイ配備について


 横田基地へのオスプレイの配備も重大な問題です。
 そもそも首都の住宅密集地に米軍基地がおかれていること自体、異常なことです。このため、横田基地周辺の住民は、激しい騒音や事故の危険に苦しめられてきました。過去にも米軍機墜落による死傷事件や、飛行中の部品の落下など、深刻な事故が繰り返されてきました。

 アメリカ国内の基地は、安全確保のために滑走路から900㍍は施設建設を認めない「クリアゾーン」とし、さらに1500㍍までは事故可能性地域「APZ1(ワン)」に定め、住宅や学校、福祉施設などを設置してはならないとされているのです。ところが横田基地周辺には住宅、学校、保育園などが多数存在しています。政府も沖縄の普天間基地の移転を進める理由として市街地の真ん中にあるから危険だということをあげているのです。

 知事は、こうした横田基地をめぐる状況、危険性をどう認識しているのですか。

 いまでも危険な横田基地に、繰り返し重大事故を起こしている欠陥機オスプレイが配備されるのです。しかも、その欠陥機オスプレイが、夜間訓練や旋回訓練だけでなく、最も高い障害物からわずか30㍍、あるいは60㍍という、超低空飛行訓練を行うことが、国会でのわが党の質問で明らかになりました。墜落事故の危険は、きわめて現実的なものです。知事は、そのことを、どう考えていますか。

 知事は、国の責任で「都をはじめ地元自治体や住民に十分な説明責任」を果たすよう求めていますが、説明責任が果たされるどころか、ハワイで訓練中のオスプレイが墜落し、2人の死亡と多数の負傷者を出した最近の事故の原因さえ明らかにされないままに、オスプレイが横田基地に次々と飛来していることを、どう考えているのですか。

 少なくとも、米軍のいう安全性について納得のいく説明がされ、地元自治体や住民が納得するまではオスプレイの飛来は許されないことを、知事として国と米軍に強くもの申すべきではありませんか。

 横田基地が立地する福生市長は、オスプレイ配備は「受け入れがたい」と防衛省に直接はたらきかけ、市議会も「配備計画の再検討」を求めて全会一致で決議をあげています。周辺市や議会からも、「あんなに落ちる飛行機では困る」など危惧する声が広がっています。知事、オスプレイ配備を危惧する周辺自治体の首長や議会と連携すべきではありませんか。

 知事は、「安全保障は国の専管事項」だとくり返し発言していますが、都民のいのちと安全を守るのが知事の責務ではありませんか。オスプレイの横田基地への配備によって、都民のいのちと安全が、明らかに脅かされるのです。沖縄でも、岩国でも、知事や市長は、米軍機の新たな配備の中止を求めてきました。国と米軍に対して、東京都知事として、オスプレイ配備反対をきっぱり申し入れるべきです。いかがですか。

 横田基地に米空軍のCV22オスプレイが配備されれば、特殊作戦部隊に所属する400人もの軍人・軍属が新たに配置され、特殊作戦の出撃拠点になります。都が掲げてきた基地の整理・縮小・返還どころか、基地機能がますます拡大・強化され、恒久基地化につながりかねない重大事態ではありませんか。

 いまこそ、基地機能強化に反対し、都として横田基地の整理・縮小・返還を強力に進めるべきと思いますが、知事の答弁を求めます。