ハンセン病に関する「親と子のシンポジウム」開催 | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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東村山市には、国立療養所多摩全生園があります。

今日は、ハンセン病に関する「親と子のシンポジウム」が開催され、私も参加しました。主催は、法務省・厚生労働省・全国人権擁護委員会連合会・東村山市・東京法務局・東京都人権擁護委員連合会。谷垣法務大臣も出席しあいさつしました。

東村山市立東村山第二中学校合唱部のみなさんの歌でオープニング。第一部はシンポジウムです。基調講演は国立感染症研究所ハンセン病研究センター長・石井 則久さんによる「ハンセン病を知っていますか?」(演題)。もう一人の基調講演は国立療養多摩全生園入所者自治会・会長の佐川 修さんによる「これからをどう生きるか」(演題)です。パネルデスカッションは、中学生がパネリストを務めました。

                シンポジウム開催

第二部は、東村山市立北山小学校の児童のみなさんも登場してファミリーコンサートでした。第三部は、「未来への虹 -ぼくのおじさんは、ハンセン病―」ビデオ上映。全生園入所者自治会の元会長・平沢さんの体験をもとにした映画です。

東村山市では、小学校の授業で「ハンセン病」について全生園の入居者の方たちから話を聞き、中学校では全生園でのボランティアを行っているようです。ハンセン病のことを知り、全生園の入居者に直接、話を聞き、その話を紙芝居にするボランティアや吹奏楽部の部活として全生園で演奏を行うことを通じて入居者の方たちと交流しているということです。

知ることで偏見や差別がなくなるということを中学生は体験を通じて話していました。佐川さんや平沢さんは、日本の間違った隔離政策、ハンセン病を直す薬が世界で認められても日本での使用は許されなかった歴史、結婚はできても子どもを持つことを許されなかった・・・。一度隔離したら、人には感染しないとわかっても隔離し続けた歴史。そして、たたかいのなかで2001年にようやく裁判で勝訴。それでも、自分の故郷には帰れなかった・・・。

国の間違った政策によって人生が狂わされた人たちがいたことを、もっと知らせる必要があります。二度と繰り返さないように!

あらゆる差別のない社会をつくっていきたいと強く思いました。そのためにも憲法を生かした政治が必要です。