八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -65ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

ピアノ以外の楽器や声楽などは伴奏がいないと困るので、伴奏者には大変気を遣ってくれます。
何度も合わせて、曲を作り上げるまで時間がかかります。
でも用意周到にやっても、思わぬアクシデント、伴奏者不在という事が起こることもあります。

こんな事が過去にありました。私は初見と譜読みが得意なので、意外に役に立つのです。(笑)

「本番まで一週間ですが、伴奏者が出来なくなって・・みんなに断られてお願いしますぅ~」
ヒンデミットソナタ?(汗)
・・・・すぐ楽譜送って下さい。

リレーでシューマンの森の情景、順番にみんなで弾く企画なんですけど、一人欠員で本番あさってなんです。
・・・・代打行きます。

クライスラー、結婚式に伴奏がこれなくなってしまって、週末弾いて頂けますか?
・・・・・直前でいいから一度だけあわさせてくださいね。

ラヴェルのツィガーヌ、再来週なんですけど~
・・・・・すぐ合わせをさせて下さい。

皆さん、地獄に仏なのでとても感謝してくれて、それがご縁で今でも伴奏させて頂く事があります。
伴奏は引き受けたからには、最後までやり通す事は当然ですが、事故や病気など不測の事態もあり、伴奏を頼むのも大変なんだな~とお気の毒になってしまいます。

伴奏者はステージで最良の演奏をする事はもちろんですが、臨機応変に不測の事態に対応出来ることも大切です。
曲が吹っ飛んだりずれたりしたら、素早く対応する必要があります。
アマチュアの歌の方など音がずれてしまうこともあり、キーをその場で変えられる能力も必要です。

常に楽譜から一瞬で、その音楽を読み取りまとめられる練習をしておく事、一般的な曲は一応弾いておく事、これらはとても役立ちます。
あの人なら大丈夫、と言ってもらえる様に、そうありたいです。

大人の生徒さんの場合、お仕事や家庭の事情が色々あるので、無理なく続けてもらえる様に気をつけないといけません。
それで時々「今週どれくらい練習できました?」と質問するのです。
これに対する珍答も時々ありまして、吹き出してしまいます。

その1
若いOLさん
先生!ごめんなさい。今ね。爪切れないから弾いてないの。日曜に結婚式に行くんだけど、ネイルばっちりきめたいから。来週まで待ってね。
・・・・・なるほど

その2
70代女性
(いきなりピアノから離れて手帳を取り出して)先生、見て見て。ほら・・・
月曜はボランティアで朝から夕方までおでかけなの。
火曜はね、コーラスに行ってからここに来るんですよ。(恐縮です)
水曜はね、朝から病院、整形とね老人科行くから大変、先生もそのうちわかるわよ(ハイ)
木曜はね、娘のところに行ってたの。孫に会いにね。ほら、これ写真(苦笑)
金曜はね、だから何もしない日なんです。

思わずロシア民謡、一週間が頭に浮かびました。♪日曜日は市場へ行って~、糸と麻を~買ってきた~、チュラチュラチュラ・・・♪
・・・・はいはい。でも少し頑張りましょうね。

その3
60代女性
「すみません!もう少し練習します。」
「いえいえ、出来るようになるまで、どれくらい時間かかったか知りたいだけなんですよ。」
「すみません。すみません」
・・・・あの・・・何も怒ってないです。私は業界一優しいんですから

この方は経験も長くかなり弾けますが、ツェルニーやハノンを続けてます。
「つまらなくないですか?弾きたい曲はありますか?」ときくと、「これでいいです。曲は先生決めて下さい。」と仰います。

昔習ってた先生が厳しかったそうで、ハノン、ツェルニーはしっかりやらされたそうです。
長らく介護をされていて、やっとピアノを再開できる様になったそうです。
昔ピアノを習っていた頃が懐かしいそうで、同じ様なレッスンが良いのでしょうね。今度その頃のお話もゆっくり聞きたいなと思います。

無理なく楽しく、でもきちんと長く続けて頂ければ嬉しいな~・・・・・

私の生徒さん達も大変です。
大体、私は細かい事にうるさいのです。「ちゃんと2拍のばして、違う!短いよ」「叩かないで!」
気持ちよく弾いているのにうるさく言われると、普通面白くなくなったり萎縮してしまいますが、一生懸命努力してくれます。感謝してます。

最近、どんどん上手になってきた初心者の新婚の奥様。楽しいと言ってくれて嬉しいです。
うんうん、上達してるな~ 、順調だ~・・・そ、それにしても・・・順調過ぎる・・・・

「今週はどれくらい練習できました?」
「はい~・・・夢中になって気づいたら昨日は5時間近くやってました・・・」・・・(絶句!)
「主人のご飯、遅くなっちゃって、悪いな~って」・・・・・(そ、それはいけません!)
正直、出来そうだな~と思うと、ついつい色々要求してしまうのです。
「今度はもっと左手のフレーズも意識してね」・・・・・(ピアノ始めて数ヶ月なのに)

「激ムズでした!」(訳)とても難しかった・・・と言いつつマスターしてきてくれます。
嬉しい限りですが、・・・息切れしないようにね。
毎日、なるべく少しでもいいからピアノを弾いてくれると嬉しいです。忙しい時は15分でも構わないのです。日々の生活の習慣として取り入れてくれると嬉しいです。
ご主人は彼女がピアノを習うことを喜んでくれて、去年ボーナスで電子ピアノを買ってくれました。
上達したらお友達の前で奥様に弾いてほしいそうです。新婚さん、羨ましいな♪

ご家族に応援してもらって、これから息長くピアノと付き合って下さいね。
素敵な曲がたくさん待ってますよ~(*^_^*)
ときどき確認しないと。・・・どれくらい練習できました?・・・無理させない様に気をつけます。