八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -63ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

思春期の絶望をどこかに引きずり、30代になった頃です。
ワルツ、華麗に弾きたい!・・・なぜかそう思いました。

まねをするしかない!そう、コロッケが美川憲一になる様に・・・
私もショパンワルツを華麗に弾くピアニストをまねよう!

 

そして発見は色々ありましたが、その中で拍子のお話に絞ります。

 

 

ワルツは1拍目がやや短い特徴がありますが
アクセントは基本1拍目(ズン)、2、3拍目は弱拍(チャッ、チャッ)


1ズン、2チャッ、2チャッ


まず拍子という概念を考えてみる必要があります。

 

1拍、2拍、3拍、
1(間)、2(間)、3(間)

(間)は待つ、つまり次の拍まで意識が止まってしまう。
これ間違いです。

 

 

1拍、2拍、3拍、
1(動)、2(動)、3(動)
(動)は、次の拍まで運動性があるのです。


ワルツは・・・・ズン(ふわっ)、チャッ(ふわっ)、チャッ(ふわっ)
拍の直後、「ふわっ」と浮いて、次の拍に向かって放物線を描いて進むのです。
着地は次の拍に軽く、そしてすぐ「ふわっ」

 

そう、ワルツは何かを相手に優しく投げる様に、ふわりと拍が進むのです。

 


思春期の私
ズン(直進)、チャッ(直進)、チャッ(直進)・・・・
しかも、日本刀でバッサリやるような「ズン」の後に、直球ストレート(汗)

 


「ふわっ」・・・がワルツの命なのです。でも一直線が染みついた私にはできません。

 

ゆっくりゆっくり、一拍弾くごとに「ふわっ」と意識して骨の髄まで染み込ませました。
練習がつらかったですが、一応ワルツらしく弾ける様になりました。


今聴くとディヌ様のワルツは、私の好みより少し速すぎますが・・・
それでも華麗で繊細で何とも言えません。


ショパンワルツに浸りつつ、青春時代の甘い想い出に浸っております。


そんな私の気も知らず生徒さん、ワルツ弾きたいそうです。
いいですよ~~・・・受けて立ちましょ!


しかし・・・実際は・・・・大変だぁ~~~(>_<)

続きは次回に(*^_^*)


 

私は幼少時から中学時代まで、同じ先生に指導して頂きました。
この先生はとても音楽に対して真摯に向合い、子供の私にも大変厳しい先生でした。




バイエルに始まりソナチネ、ツェルニーを経て、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン等・・・
がっつり!!!・・・・この言葉が一番当てはまります・・・・教えて頂きました。



特にバッハのシンフォニア全15曲は5巡、お陰で今でも丸暗譜してます。
ベートーヴェンソナタを弾く頃になると、よく言われました。



「しっかり音を出しなさい。体格いいのだからもっと大きな音出るでしょう。」


この時代は一般的な指導法の様でした。お陰で和声感覚、対位法的感覚はかなり発達し、がっつり弾いてました。



私の父は当時よく、ルビンシュタインのショパン全集を聴いてました。
外国の優しいおじいさん、ショパンって不思議な音楽・・・・・という印象でした。


中学生になってショパンを弾く様になった頃、先生をはじめ周りの人に言われました。
「がっつりしてショパンに聴こえない」
「ふん、ショパン向いてないもん・・・」(実は弾けないのです)


先生も実は苦手だったのですね(笑)すぐベートーヴェンに戻してしまいます。そして師弟でがっつり!




そんな中学時代、あるLPに出会いました。ディヌ・リパッティのショパンワルツ
そのカバー写真、乙女心に響いてしまったのです。す・・・素敵っ!!


美しく、若くして亡くなって録音があまりない悲劇のピアニスト。



その時から私にとってリパッティはディヌ様になりました。
おじいさんではないのです。(ルビンシュタイン様ごめんなさい)

「私もディヌ様みたいにワルツ弾く~~~~~!」
・・・しかし、がっつり!


先生のため息・・・「どうして弾けないのかしらね~」
・・・どうでもいいらしく、やや他人事(笑)
私・・・(どうしてだか教えてよ~、先生なんだから~)・・・(反抗期にて暴言失礼!)

あ~、どうして全然違うんだろう・・・・・・悶々
あ~、どうしてがっつりなんだろう・・・・・悶々
あ~、どうして私はディヌ様やショパンと違って体格良くて身体強健なんだろう・・・・・悶々



ダイエットもしました。もっと線が細くなりたい(涙)

憧れは絶望を経てやがて劣等感となりました。
音高の入試に選んだ曲は、ベートーヴェンのワルトシュタイン。がっつり弾いて合格しました。

この青春時代の敗北が再春時代を目前に吹き返しまして・・・・・続きは次回に

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=0r08ZddiW74#!

 

当地では看板も出さずにひっそりと続けてます。
「先生、HPと看板作れば?」と生徒さんも心配してくれますが大丈夫・・・生きてます(笑)


私自身、演奏続けたいし伴奏等のご依頼も頂くし勉強中でもあります。
もう一つ別の地域にも出張しております。
何十人もの生徒さんには対応できません。少しずつ増えてくれてるのが嬉しいです。


新年度が少し落ち着いて、この地域で今年も数人、新しく通って下さる事になりました。
お子さんも増えて責任重大です。頑張ります。


ここは実にピアノ教室が多いのです。大手2社が駅前一等地にあり、イベントも盛んです。
半径数キロ以内にも何人も先生がいらっしゃるし、小学校正門前と裏門前にあります(笑)
まさに入る余地なしですネ。(笑)



最初一度だけ、フリースペースに載せて頂きました。
経験も年齢も不問です。クラシックの基本をお教えします。少しずつでも上手になりたい方を歓迎します。

そんな時、ほぼ同時期に見たチラシです。



ピアノ教師歴35年、どなたでも歓迎します。
ご年輩の方は月~円以上で、月に何回でも練習やレッスンにいらして下さい。
子育て経験豊富、お母様方に子育てアドバイスします。
○ケ月で「エリーゼのために」がひけます。○ケ月で「ショパン」ひけます。
等々・・・・
まぁ・・これで誰もうちにはいらっしゃらないだろうな~



それでも数人来て下さいました。今では「先生でないと困る」と言って下さいます。
少しずつ増えてきて、コンサートの時も遠方にもかかわらず来て下さいます。



教室が多い分、生徒さんもご自分に合った教室を探すのに苦労しているのではないかと感じました。
「大手だと丁寧に見てくれない。」「イベントが多すぎるのは困る」というご意見もありました。

大丈夫、うちは丁寧だけど地味です。穴場です。(笑)賑やかにやりたい方は大手が良いのでしょうね。



そこで私も自分のやり方を表明しています。おかげで賛同して下さる方が来て下さっています。



自分のペースでいいから、無理せず、基本を大事にして少しずつ上達しましょう。
ご家族の負担を考えてあげて、応援してもらいましょう。
理想を下げて妥協するのでなく、気長に楽しく理想に近づく工夫をしましょう。




さて、今回の生徒さんの珍答、もうお一人の70代の生徒さんです。

「交流会でネ、音がきれいになったってほめられました。」
・・・頑張りましたよね。良かったですね。


「先生を変わられたんですね?どなた?ってきかれました」
・・・口コミ、口コミ・・・(ワクワク)



「内緒ですよ。だってみんなが来たら困ります」
・・・絶句!のち涙・・・