八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -62ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

ワルツ奮戦記のまとめです。

 

まず生徒さん、
読者の方からのご指摘どおり、基礎がまだ出来ていない方には、ショパンのワルツは大変です。
無理だとは思いますが、どうしても弾きたいと仰るので、頑張ります。
・・・ご本人にもっと頑張って頂きたいのが本音ですが・・・(苦笑)

 


とにかく問題は3拍目で尻もちをついてしまう事。
不思議なことにほとんどの方が、程度の差こそあれ、必ずその傾向があります。
次の拍子に向かって、放物線を描けといっても、尻もちをついている様ではまず無理です。

 


仕方ない!

 

3拍目で生徒さんの身体を抱えて、ふわりと持ち上げてます。
そう、バレエのリフトみたいな感じです。
身体意識として感じてもらうと解りやすい様です。


しかし・・・・・頑張ってる私は汗まみれ。

 

今度からワルツは体重制限しますっ!(笑)

 


手の使い方もショパンは少々独特です。
指がまだ独立していない状態の方に、正直手を出してほしくないのが本音です。
基本で普段指導している事と矛盾する点も多いのです。

 


柔軟な手首を使い、指はあまり立てません。
鍵盤を少し撫でる様な感じで、独特のうねりの様な躍動感を出します。


その躍動感こそが、その曲の命でもあります。
独立していない指を寝かせて弾かせたくないので、その点は追及しません。

 


あせらず少しずつやりましょうね(*^_^*)

 


私は、友人主催の新年のコンサートの曲目に、ソロでラヴェルの「ラ・ヴァルス」を申告しました。

 

ニューイヤーにふさわしいと、主催者のOKも出ました。(*^_^*)

 


申告したものの・・・、大変

 

グールドの演奏も素晴らしいですが、Yuja Wang の躍動感のある演奏、惹かれます。

http://www.youtube.com/watch?v=Jsm-HaRwI2I

 

 

 

 

 

 

生徒さんに大人気なのが、ショパンワルツ作品69の1、
ある生徒さんも「別れのワルツ弾かせて~~」


この方の場合、「弾かせて~~」といっても許可を求めている訳ではありません。
「弾きます!」と宣言している様なものです(笑)


「ルビンシュタインの素敵ですね。私も弾こうと思って」
「あのね~、ルビンシュタインだから素敵なんですからね~」

 

こういう方ですので、結構きつい冗談を言っても笑ってくれます。
教える立場としては、楽天的な性格の方は助かります。

 


でも、ここで一つ釘を刺さないと大変。
「どうしても弾きたいのなら受けて立ちますから、ちゃんと練習して下さいね」

こういう方ですので、あまり真面目にコツコツ練習する方ではありませんので(笑)

 

 

この方は若干何度言ってもぐちゃぐちゃと弾く癖がありまして、この先大変だな~と覚悟しております。

案の定初回のレッスンで、最初の1ページまでと釘を刺したにも関わらず、全曲ぐちゃぐちゃ

 

これからの長い戦いを覚悟した次第であります。

ただ楽天的な方ですから、私も言いやすくて助かります。

 


常々申しておりますが、私はピアノ教師をサービス業とは考えておりません。
上達したいと思う方には、精一杯アシストさせて頂きます。


が、耐え難い演奏を笑顔で「良いですよ~」と言って聴き流す事は性格上できません。

 

「あ~・・・あのですね~・・・何の曲だかわかりませんよ~」
「やだ~・・ショパンのワルツですよ~、先生ったら~」・・・(あっけらかぁぁん)

(本当、楽天的で助かります・・・)

 

「あのですね~・・・ワルツ何拍子?」
「あら、3拍子でしょ?知ってますよ~」・・・(あっけらかぁぁん)
「でしたら、3拍子に弾いて下さいね~、4拍子になってます」・・・(冷汗)
「うそぉ~~~」・・・(本当です!)

(本当、楽天的で助かります・・・)

 

よくある事ですが、ズン、チャッ、チャァ~、ァ~(1、2、3、4)
しかも何と、私のいう事を信用しない・・・
(本当、楽天的で・・・・)

 

やむなくメトロノームを用いて再現、やっと信用してくれました(涙)
ま、人間より機械を信用するのは当然ですが(苦笑)

 

 

「先生、youtube で色々聴いてみたのよ~、ピアニストのは私には無理だから一般の人の演奏」
はい、ここで釘を刺させて頂きます。

聴くなら素晴らしい演奏にして下さい。
選ぶ自信がないでしょうから、有名な評価されてるピアニストの演奏にして下さい。


「私には無理」といって、目標を下げたら、その時点でゴールが下がります。
無理なのは当然です。でも高い志を持って練習して下さいね。

 


ま・・・まずはとりあえず3拍子になるように、頑張りましょうね。

独学でピアノを練習されている方で、ハノンを毎日かなり練習する方がいらっしゃいます。

 

ハノンは指の独立や関節の柔軟性の向上の為には、とても効率の良いエクササイズです。

 

短期間でピアノを弾くのに必要な筋肉、柔軟性が身に付きます。
只劇薬と同じく即効性があるだけに、使い方を誤ると大変な事になってしまいます。

なので良い先生に処方してもらう事をお勧めします。

 


音大を出て何年もピアノを弾き続けてきた様な方、一通りピアノ技術の事が経験でわかる様な方。
そういう方なら良いのです。
つまりはご自分が何のためにハノンを用いるのか・・・理解して使うのなら大変効果があります。

 

けれどこれは一応、ピアノ教師レベルの経験と知識を要すると、私は考えます。

 


まだ技術習得中の方でしたら、先生の指示を得たうえで使われることを強くお勧めします。

 

音高音大受験レベルの方で、毎日一冊全部弾くという方がいらっしゃいます。
こういう使い方は大変危険です。


というのは、一冊弾くにはかなり速いテンポで通しても1時間以上かかります。
その間集中力を保つのも大変です。

又1番から60番まで、すべて正しい奏法で弾ける方ならまだ良いのです。
が、そういう方はほとんどいらっしゃいません。

必ずと言ってよいほど、どこかで無理をしてしまいます。
無理な奏法で無理矢理弾きとおす事は、絶対にやめてほしいのです。

速いテンポで弾く事のみを目標とする事も、大変危険です。

 

ピアノを弾くのに必要な技術を知る事

その為の手の筋肉とそれを動かす神経回路を効率的につける事、

手の関節の柔軟性を向上させること。

それらを維持し向上させる事

ハノンの目的はほとんどそこに絞って良いと思います。

 


間違った奏法は間違った筋肉をつけてしまいます。
強引に弾きとおす習慣は、感性を損ね、手の故障をまねきます。

 

今何のために、何番を練習するのか。
よく先生にきいて、指示に従って正しく練習して下さいね。

 

どうか努力が実を結びますように!