八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -60ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

大きな誤解をしていらっしゃる方が多い様です。
テクニック、音楽性、良い演奏について。


最初に結論です。
正しい基礎の上になされる良い演奏とは・・・
友人が簡潔に見事にまとめてくれました。


大前提として、きちんと楽譜が読めている事

その上で
メロディー、フレーズがきちんと丁寧に歌われている事
拍子を正しく感じ、リズムが正しく生き生きとしている事
和声を味わい、響きの移ろいや色合いを感じている事

なのです。

どんなに達者に速く弾けても、これらがなければダメなのです。


まず、楽譜通りに弾けない人が圧倒的に多い。

「私には音楽性がない、楽譜通りにしか弾けない」
という相談をよく受けます。


はっきり言います。
楽譜通りに弾けば、音楽性のない演奏には絶対になりません。

少しずつ解説していきますね。

 

そして恐ろしいのは間違った価値観

ピアノ歴の長い方に多いです。うちの生徒さんにも1人います。


まず、「ゆっくり練習して」と言っても守ってくれない。
「やってます」と言いつつ、やってない。バレてます。


丁寧に弾いて下さいと何度言っても、ガチャガチャ
何度も弾きなおしたり止まったり。


無理矢理大きな音を出そうとして叩くので、うるさいです。


熱心な方に多いです。
思い違いをしているだけなのです。
只、この思い違いを正すのは、かなり困難です。


速く弾ける=上手

難しい曲を弾く=上手

強い音が出せる=上手


どこでどう間違ったのか全くナンセンスです。

でも実際、そういう演奏をよく聴きます。
残念な事に長年、ピアノを続けている方にもかなり多い。


なかには先生の生徒さんを数人まかされて教えている方もいます。
つまり、先生ですら思い違いをされていて、連鎖的に受け継がれる・・・

 

この思い違いは、耳、感性を破壊します。しかもなおすのは大変です。
人の価値観を変えるのは、本当に難しいのです。

何度言っても、「はい」と言っても変わらない(変えようとしない)

 

レベルに関係なく一番大事な基本、「楽譜をきちんと読む事」
きちんと歌い、拍子やリズムを感じ、和声を味わう事


例え音大に受かったとしても、これがないと必ず行き詰まります。
少しずつ解説していきますね。

基礎をやりたいので、ハノンをやります。という方が多いです。

ここで基礎技術について、考えてみます

 


基礎として大変重要なのに見逃されている事が沢山あります。


どんな小さな練習曲、初心者用の五線譜2~3段の練習曲でもそうです。


それらを音楽として、きちんと理解し読み解く力=音楽力。


これがおざなりにされている様に感じます。

 

 

音楽力と、演奏技術を切り離して考える事は無意味です。

 


今回はリズムのある一面のみを例にして、書いてみます。

 

 

音符には、音符の長さに由来する性格があります。

 

まず、正確に音符の長さを守る事が大切です。
徹底して、きちんと守る習慣をつけます。


4分の2拍子で、曲の最後が2分音符で終わるなら・・・
1、2、次の1の瞬間に音がなくなります。
早くても遅くてもダメです。

 

それを守りつつ、同時に感性を持って弾き分ける訓練が必要です。

 

8分音符は、タ、タ、♫・・・
地に足が付かず、軽く通過する性格です。


4分音符は、タン、タン♩・・・
地に足がつき、歩く様な性格です。


2分音符は、タァァン・・・・
伸びる時間を意識する必要があります。

 


フレーズの最後が、8分音符なら・・
音を止めず、ふわりと抜きます。
「ふわり」がある事で、8分音符に聴こえます。

 

4分音符なら、タン、と一瞬止まる瞬間を聴かせます。
止まる事で、4分音符に聴こえます。


2分音符なら、伸びを聴かせる必要があります。
伸びがある事で、2分音符に聴こえます。

 

実際の長さを正確に守った上で、そこまでの意識が必要です。
初心者の時からです。

 


そして弾き分ける技術。

「ふわり」には上下の柔軟な手首運動が必要です。

 

「タン」と止めるのには、一瞬手の動きを止める必要があります。
更に、指先にピタリとした感覚も必要です。

 

「タァァン」と伸ばす時、緩やかな伸びを腕全体まで意識します。

さらにその間、音楽がどちらに向かうのか。
沈むのか、解放するのか、止めるのか。を感じる必要があります。

 


よくよく譜面を読むと、ある程度弾き方は決まっているはずです。
それらを読み取る事が必要です。

 


曲を最初に譜読みする時、何拍子か確認することが大切です。

 

4分の4拍子なら、その曲には、歩く様な、刻む様な何かがあるはずです。


2分の2拍子なら刻みがなく、のびやかになります。
テンポも少しだけ速くなります。
あまり遅くすると2拍子に聴こえません。

 


1拍、1拍がどういう性格か、弾き分ける必要があるのです。

 

 

有名なベートーヴェンの月光ソナタの第1楽章。
きちんと2分の2拍子に弾く方が少ない。


3連音符を音型どおりに刻むと、緩やかさが感じられないのです。

 


そして第3楽章を4分の4拍子にきちんと刻んで弾く方も少ないです。
速い分散和音のフレーズは勢いにまかせてはいけません。
速くてもカツカツと正確に刻む動きが必要です。

 

 

どう弾くべきなのか、それを読み取る力をつける事。
その上で自分に不足している技術を知る事が大切です。

 

ピアノ奏法は沢山あり、長い歴史を経て多くの曲により作られてきました。
それらの曲から得られる基礎技術は沢山あります。


基礎練習=ハノン、というのはナンセンスな考え方です。

 

何度も言いますが、ハノンは即効性のある良い教材です。
但し音楽力と技術を理解した指導者の元で使わないと危険です。

 


アマチュアの方や勉強中の方は、よく先生と相談して使って下さい。

 

小さな作品でも丁寧に譜読みし、どう弾くか自分で考える事が大切です。
良き先生なら、譜読みと解釈について、良き助言を下さるはずです。


それこそが大切な基礎練習である事を意識して、頑張って下さい。

 

努力が実を結びますように!

今年の夏は暑いですね。
皆様お身体お気をつけて下さいね。
お昼間の暑い時間にいらっしゃる生徒さんが心配です。
皆さん休まずいらして下さいます。


高尾の教室はイベントをあまりやっていません。
企画を持ちかけると「いや!」と言われるのです。

でも、人前で演奏するのは良い経験になるのですが。

 

小さいお子さんのお母様方は、お仕事の後にお子さんを連れていらっしゃいます。
毎年の発表会を行う大手教室に疲れて、私の所にいらっしゃいました。

「個人の先生なら発表会出なくていいですよね」
・・・人数少ないから困るのですが。

 


社会人の生徒さんは大変忙しく、「練習して通うだけで精一杯」だそうです。
それにお1人、会社のイベント担当という方がいらっしゃいます。

「お願い、先生、イベントいやっ!」・・・お気持ち解ります。

 


若い主婦の生徒さんは、休みの日はご主人と過ごすので発表会は困るそうです。


ご年輩の生徒さんは、「交流会の発表会あるから出来ません!」
同じ曲を弾けば?、と言っても「交流会がメインです!」

 

 

生徒さんを委縮させてるのかな?と心配になりました。
世間話しつつ探ってみました。


「この子自分から練習するようになって楽しそうです」
そう言えば風邪ひいていた時も、「絶対行く」と本人が言い張って来た事もあります。

 

主婦の方も社会人の方も、ピアノを弾いてレッスン受ける事自体が楽しいそうです。
つい夢中になって練習してしまった・・・とよく話してくれます。

 


大手教室でなく個人教室を探した動機がそこにあるのかもしれません。
イベントを避け、自分のペースで続けたいという方が集まって下さったのでしょう。


でも一曲を人様に聴いて頂けるまで仕上げる事も時に大切です。

でも、皆さんそれぞれの生活がありますし。

 

先生1人やる気満々で寂しい今日この頃です。
慎重に強行しようと模索中♪


まずレッスン室にドレス吊しておこう(笑)

 


27日は楽しい遊びの発表会で弾かせて頂きます。
プロ、音大生、アマチュアの方まで色々.
ワイワイ楽しいイベントです。

ソロでリスト「ペトラルカのソネット104」、ラヴェル「ボロディン風に」
2台ピアノは、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」


特に2台ピアノが楽しみ!
更にその後の打ち上げも楽しみ!(^^)!

ピアノを聴いて頂けるって、楽しいよ~♪