難しい基礎は最低限にして、音楽を好きになる事を優先するというのも理解できます。
楽譜があまり読めなくても、音楽は楽しめます。
只、楽譜が苦手だと限られてしまう事も多いのです。
頑張れば楽譜も読めるし、電子ピアノだけでなくピアノを弾ける手も作れます。
跳躍はどうすれば出来るのですか?
と質問される事がよくありますので、ここに書いてみます。
ピアニストを見ていると離れた鍵盤に瞬時に正確に移動しています。
自分の場合はなぜか毎回バクチで、そしてはずれる(笑)
まず跳躍する方の手を、片手でゆっくり練習しましょう。
鍵盤から十分離れてきちんと座ります。視界が狭くならない様に。
移動先の鍵盤をチラッと見ましょう。
そして跳躍は、鍵盤に沿ってすぐ上を素早く移動し、先に到着し丁寧に弾く。
山なりの放物線を描いて跳躍すると、移動に時間がかかりミスを招きます。
基本は・・・・チラッ→ササッ→丁寧な打鍵
で、時々ありますが、左右一度に両端に向かって跳躍
←@ @→
ショパン、スケルツォ2番のラスト、難しいですね
こんな時は瞬時に、右チラ、左チラ(逆でもいいです)
そして出来るだけ素早く鍵盤に沿って移動し、なるべく丁寧に弾く。
右チラ→左チラ→ササッ→丁寧に、じゃ~~ん
片手ずつや両手でも練習して、距離感を掴んで下さい。
只、跳躍にも長年の蓄積が必要です。
ピアニストは膨大な練習時間で、指の広さの間隔、距離感を身体で記憶しています。
どこか一つのキーさえわかれば、鍵盤を見なくても弾けます。
両端に和音で跳躍しても、内側の親指を見てキーを掴めます。
弾けない事には理由があり、必ず攻略できます。
只、長年の積重ねを要し、時間がかかる事も多いのです。
それを少しでも短縮するのが、毎日の練習の際の意識です。
和音を掴む時、指の広げ方の間隔、指使い、色々意識してみましょう。
オクターブ、指をどれくらい広げているかな?
ドミソ、ドファラ、シレソ・・・どの指で、どんな間隔かな?
音階、半音階、指同士の間隔も意識してみましょう。
その間隔を、感覚として記憶できる様に・・・
すぐできなくても、決してあせらず、諦めないで下さい。
日々の練習で、弾きたい曲に一歩一歩近づいています。
頑張って下さいね。
ピアノを始めて1年余り、お勤め帰りに寄ってくれる生徒さん。
毎週きちんと練習してきてくれます。とても上達が楽しみです。
若い方で熱心ですから、時に思うように弾けない事がもどかしかった様に見えました。
ピアノに限らずですが、進歩はごくごく僅かずつなのです。
例えば普段の生活では、薬指、小指を独立して使う事はほとんどありません。
ピアノを弾くには、これらの指が独立して手を支え、動ける様にする必要があります。
その指を動かす神経回路を作り、小さいけれど手を支える筋肉を作る必要があります。
正しいポジションで、少しずつ動く範囲を広げていくことが大切です。
今週教わって来週には出来る・・・そうはいきません。
常に気をつけている事で、いつの間にか出来る様になるのです。
この様に上達はほんの少しずつの積み重ねで、進歩が感じられない事もあります。
この方は、1年余前、ドレミも読めませんでした。
楽譜が読めないから基礎練習がつらい、と時々こぼしていらっしゃいました。
でも、ドレミのルビを書きこまず、直接読める様に頑張っていました。
慣れるまで大変だったと思います。
今は私と一緒に編曲し、自分で指使いを決め、楽譜を起こし、ジュピターを弾いています。
原作と同じ変ホ長調です。
とても初心者と思えない歌い方とテンポ感も身についてきました。
「なかなかできないです~~」
「あのねぇ~~~、よ~~~く思い出してね。」
「去年は音符も読めなかったのよ~~~」
「そっか~~~^^」
私もとっても楽しみです。素敵な曲が沢山待ってますよ~~