八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -49ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

子供の頃のレッスンを想い出しておりました。


昔、両手でやっと同じメロディが弾ける様になった頃の事です。
先生が初めて連弾して下さいました。


ややこしい音符の列が美しい曲になり、子供心に嬉しかった記憶があります。
それから頑張って少し練習する様になったそうです。


なのでよくそれをやるのですが、時代が違う様で(汗)


今のお子さん達は、美しい画像や華やかな音に慣れている様です。
感動している様子はありません。


理由があって、華やかなイラストの教本は避けたいのですが、そうもいかないかなぁ~
等と色々考えてしまいます。



イラストが具体的過ぎると、想像する必要がなくなってしまうのです。
ほんの少し、ヒントになる様な絵があって、そこからイメージを広げてほしいのです。


この点でちょうど良いのはメトードローズですが、この本には又別の問題があります。
古く、堅苦しく、生徒さんの興味を惹く気がない様で(笑)


一部の方に、このテキストを楽しみつつ伸びる方がいらっしゃいます。
大人子供は無関係です。


子供の頃、クラシック音楽が身近だったという方は、この本が合います。
おじいさんの膝の上で聴いたとか、お母さんと聴いていた・・・
そういう経験のある方は、まったく問題なく進み基礎が身に付きます。


只、ある意味それは特殊な環境です。


普通の環境で育った方には、お子さんも大人もバスティン等が抵抗ない様です。

なので決まったテキストでなく、生徒さんによって考える必要があります。


只、音楽的にきちんと成立した曲でないと課題には使えません。




どうしても課題が苦痛だという大人の方とは、この際取引!(笑)


「美女と野獣弾きたいのに、編曲が易し過ぎるか難し過ぎるかで~」

「これやるなら編曲してあげるよ~」

先生も時代と共に変わります。あの手この手使います(笑)



一部の幼少時にクラシック音楽が身近にあったという生徒さん達

親御さんが、本を読み聞かせてくれた。という経験もある様です。

この事がどうやら、想像力と結びついているのかと思います。



興味を惹く様なイラスト等がなくても、イメージができる様です。

又、音楽がイメージできるので、課題が退屈な音符の列でなく音楽なのですね。



子供は親が好きだった事、親と一緒に遊んだ経験を楽しいと記憶します。

今度、親御さんと一緒にモーツァルト鑑賞会でも開こうかな~

(ここでまた新たな問題、働くお母さんは忙しい


音楽性、表現力、と、この経験について・・・

今度書きたいと思います。
私の両親は芸術鑑賞が大好きです。

結婚記念日に、夫婦でコンサートに行ったそうです。
何と赤ん坊の私も一緒。当然係りの人に止められます。

「結婚記念日ですし、大人より静かですから」と強行突入。

「置いてくる訳にいかないでしょ」
私も寝ていたそうで、実際迷惑をかけなかったそうですが。


この2人、タイプは全然違います。


父は地方の小さなお寺に生まれ、山の中で1人育ちました。
時間はゆっくり流れ、自然の声を聴き、鳥や蛙やヘビと遊ぶ少年。
よく音楽を聴きながら眼を閉じてました。

園児の私に、ラヴェルの「水の戯れ」を聴かせてました(笑)
「キラキラきれいだね~」


きれいだって親が言うからには、きれいなんだ~(適当)

子供なんてそんなものです(笑)
今でも大好きです。

http://miterew.com/movie/play/sm9144134


母は町の商店の育ちです。

人ごみや行列に「まず突入」すべし。
面白い事があるに違いない!


数台の消防車が通れば、母の姿はありません。

私が子供の頃、放火自殺事件がありました。
昔の華族の方が亡くなったご主人のご遺体を1年置いたまま云々
ニュースより早く詳細な情報を得てきました。

どうやってその情報、仕入れたのか


この2人と昔フェルメール展に行った事があります。まぁ、もう大変
若い時と違い、手を取合って鑑賞、でなくマイペース
入場するなり母は、「真珠の首飾りの少女」前に父を置き去りにして爆走!

母によるとこれは、
本日の目玉
「お金払ったんだから1分でも長くこれ観なくちゃ!」

あの~そこに至る迄の、作品や軌跡や生涯とか?

「まず観るの!あとはそれから」

で、母はその後パンフレットを片手に。

「これ、まだ観てない」「これはどこ?」と爆走。



父は父で母につきあう気はもはやありません。

マイペースで一つ一つの作品と対話しております。



大混雑で、2人とも携帯常にオフ。私はフェルンメールどころではありません。

「オカンが走る~~」ぐったり



両親と別れて帰宅したら、疲れて風邪ひきました。

ゾクゾク熱が・・・
「オカンが走るぅ~~!」


私は父に似ているので、ご苦労様と言ってあげたいです(笑)

でも母のお陰で、本物の作品を沢山観る事ができました。
その経験は私の財産です。感謝しないといけませんね。

両親の考えは、「子供には最初から本物に触れさせる」
なのです。

幼くても、出来るだけ歴史に残った本物に触れて欲しい。
そうすれば本物が解る様になる。

これはとても大切な事かもしれません。

母の次なるターゲットは、3歳のかわいい孫です。
どうなることやら(笑)


エピソード

母と祖母は、伝説のモナリザ大行列を見事克服
作品の前を歩きながらの僅かな鑑賞だったそうです。

しかし係員を欺きこっそり並び直し、4回
通り過ぎたそうな

「印刷と違ってね、背景がとっても幻想的なの~~」


じっくり鑑賞できてよかったネ

まだまだ雪かきに追われてます。今日は少し暖かいです。
積み上げた雪を一気に溶かさないといけません。


車でいらっしゃる生徒さんが多いのです。


道にばらまいて溶かします。道は広くありません。

早い者勝ち!


業務連絡です。

頑張りました。お車でいらしても大丈夫です~。

 

さて、本題です

音楽性がない、表現力がないと嘆く方・・・
ちょっとした事から見直してみましょう。シリーズ


という事で、前回音符の長さについて、簡単に述べました

2分音符、タァ~ン・4分音符、タン
8分音符、

「タ」の活用形みたいですね(笑)

タァ~ン、と伸びて広がる感じ、タン、と止まる感じ、


難しいのは8分音符、タ、と降りずに通過する感じです。


これを無視するとどうなるかという些細な、しかし致命的例を一つ

生徒さんが期待通り(笑)やってくれました(笑)
(ネタがなかったのでご協力感謝です)


ショパンの有名なワルツ 作品69ー2
多くの方々が涙する繊細で美しいワルツです。

で、この私の字で8分音符とでかでかと注意しちゃいました。


右手最初の音は4分音符、次にタイで結ばれている音は、8分音符です。

タイですから弾きなおしません。がこれは、8分音符です。

8分音符になった瞬間に出る左手につられ、右手も、ずん!と落下。

美しいメロディがドスンと墜落し、穴があいてしまいます。

こうなると何とも音楽性のない演奏になってしまいます。


左手の1拍目を弾く時に、右手のメロディの意識をなくしてしまったのですね。


タイで結ばれていて打鍵しなくても右手に意識が必要です。

右手はきちんと楽譜どおり、4分音符の後は8分音符として、次の音まで墜落せず通過して下さい。

リズムが音楽性を表す一例です。

音符の長さを守る、楽譜のとおりに弾く


とはこういう事なのです。大変な事ですよね。


そのとおりに弾けば、この曲素晴らしい曲なのです。

次回のレッスン、楽しみにしてますね。(*^_^*)