歴史に残った本物を観たい! | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

私の両親は芸術鑑賞が大好きです。

結婚記念日に、夫婦でコンサートに行ったそうです。
何と赤ん坊の私も一緒。当然係りの人に止められます。

「結婚記念日ですし、大人より静かですから」と強行突入。

「置いてくる訳にいかないでしょ」
私も寝ていたそうで、実際迷惑をかけなかったそうですが。


この2人、タイプは全然違います。


父は地方の小さなお寺に生まれ、山の中で1人育ちました。
時間はゆっくり流れ、自然の声を聴き、鳥や蛙やヘビと遊ぶ少年。
よく音楽を聴きながら眼を閉じてました。

園児の私に、ラヴェルの「水の戯れ」を聴かせてました(笑)
「キラキラきれいだね~」


きれいだって親が言うからには、きれいなんだ~(適当)

子供なんてそんなものです(笑)
今でも大好きです。

http://miterew.com/movie/play/sm9144134


母は町の商店の育ちです。

人ごみや行列に「まず突入」すべし。
面白い事があるに違いない!


数台の消防車が通れば、母の姿はありません。

私が子供の頃、放火自殺事件がありました。
昔の華族の方が亡くなったご主人のご遺体を1年置いたまま云々
ニュースより早く詳細な情報を得てきました。

どうやってその情報、仕入れたのか


この2人と昔フェルメール展に行った事があります。まぁ、もう大変
若い時と違い、手を取合って鑑賞、でなくマイペース
入場するなり母は、「真珠の首飾りの少女」前に父を置き去りにして爆走!

母によるとこれは、
本日の目玉
「お金払ったんだから1分でも長くこれ観なくちゃ!」

あの~そこに至る迄の、作品や軌跡や生涯とか?

「まず観るの!あとはそれから」

で、母はその後パンフレットを片手に。

「これ、まだ観てない」「これはどこ?」と爆走。



父は父で母につきあう気はもはやありません。

マイペースで一つ一つの作品と対話しております。



大混雑で、2人とも携帯常にオフ。私はフェルンメールどころではありません。

「オカンが走る~~」ぐったり



両親と別れて帰宅したら、疲れて風邪ひきました。

ゾクゾク熱が・・・
「オカンが走るぅ~~!」


私は父に似ているので、ご苦労様と言ってあげたいです(笑)

でも母のお陰で、本物の作品を沢山観る事ができました。
その経験は私の財産です。感謝しないといけませんね。

両親の考えは、「子供には最初から本物に触れさせる」
なのです。

幼くても、出来るだけ歴史に残った本物に触れて欲しい。
そうすれば本物が解る様になる。

これはとても大切な事かもしれません。

母の次なるターゲットは、3歳のかわいい孫です。
どうなることやら(笑)


エピソード

母と祖母は、伝説のモナリザ大行列を見事克服
作品の前を歩きながらの僅かな鑑賞だったそうです。

しかし係員を欺きこっそり並び直し、4回
通り過ぎたそうな

「印刷と違ってね、背景がとっても幻想的なの~~」


じっくり鑑賞できてよかったネ