八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -43ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

ほったらかしの状態で大変申し訳ありません。

要領が元々悪い上、業務が山積みになっており、記事を書く時間がとれないのが現状です。

もう数日お休みさせて頂きますが、皆様のブログは少しずつ読ませて頂いております。

大変申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
大人からピアノを始めた方のレッスンです。

シューマンの「森の情景」の中の1曲、「予言の鳥」

これを弾きたい!という事で、レッスン中です。


http://www.youtube.com/watch?v=fHn3zLsDvUc


初回のレッスン中、庭でヒヨドリが凄い声で鳴いてまして


「私のはヒヨドリですかね~」(^_^;)


いえいえ、でもとっても難しいですね。




冒頭の右手のパッセージ、

やや長い音を弾いた瞬間、進行方向に手首を抜いて指だけ残します。

その後の音は指を細かく、但しなめらかに動かして。




必要以上に鍵盤を下に押すと、軽やかに弾けません。



けれど必要なだけは押さないと、音に生気がなくなります。


必要以上には押さず、すぐふわりと上に抜きます。




鳥の様に飛んでいく様を表現する事は難しいです




「指をしっかり上げてから、鍵盤の下まで押さえましょう」

と子供の頃に教わった方は???ですね。


けれどこれは矛盾ではないのです。




この事はあとで・・・とりあえず、話を先に進めます。




細かく速く動かしたい時は、指だけを最低限、「チョコチョコっ!」と動かします。

最低限とは・・・真のある音がでる瞬間。それ以上は押してはいけません。



柔軟な手首や腕の自然な動きを利用して
(柔軟にするのが難しいです)

指を素早く動かす。
(なかなか動きません)

真のある音が出た瞬間に上に抜く事が必要です。
この、「真のある音が出る一点」、を探る事は大変です。
(そこまで神経回りませんっ!)



この様に滑らかであったり、溶け合う様であったり、軽やかである時、
大変神経を使います。


その他軽やかに跳躍するオクターブのスタッカート、中間部の美しいメロディ、
この曲大変難しいのです。

でも素晴らしい名曲で私も大好きです。


この生徒さんはとても真面目な方です。

基礎練習もきちんとなさいます。

なのでその上で、実際の様々な弾き方の説明ができます。

時間をかけて取り組んで進歩してくれてます。私も楽しみです。




ピアノを弾くには指や手を動かす神経や筋肉、柔軟な腕や手首がまず必要です。



掌には多くの細かい筋肉があります。

そしてそれが指を素早く動かしたり、腕の重みを支えたりしてくれます。



時に必要な強い音を出すときは、これらの筋肉が強くなくてはなりません。

又それらを動かす神経も発達していなくてはなりません。


そうでないと、大きな動き、繊細な動きをコントロールできません。




「指の付け根からしっかり動かして、真まで鍵盤を押して」


このトレーニングで、筋肉と神経が作られるのです。



成長期には練習曲やバッハと並行し、モーツァルトやベートーヴェンを沢山練習する事が多いです。

軽やかに、しっかりと、細かく正確に動かせる筋肉と神経が必要です。


和声や古典ソナタ形式等の基礎も覚えます。




その後にショパンやシューマン等に入るのは、それなり一理あるのです。




趣味の大人の方は、ここを飛ばしてショパン等を弾く方が多いです。


それは決して悪い事ではありません。

只その際は、身についていない事があり、それをどう補うのか。

それをきちんと説明し、ご理解頂く事が大切かと思います。



ピアノを弾く為の神経や筋肉は、大人でも作る事ができます。

きちんと意識を持つ事で、時間も短縮できます。



弾きたい曲をすぐ弾きたい、という気持ちを否定するつもりはありません。

弾いてみて、何が欠けているか気が付く事もあるでしょう。


「やっぱり子供の頃からやってないと無理なんだ~~!!」



そんな事はありません。

そんな時は、あせらず少し回り道も楽しいのです。



「30分や3ヶ月で弾ける!」というのも悪くはないです。
希望があれば楽しいです。



でも回り道しても、きちんと弾ける様になりたい!

そう思って下さる方を募集してま~す。


あれ?広告?(笑)
最近は、楽器を持たずにピアノを習いたいと、門を叩く大人の方も増えました。

社会人の生徒さんは、平日ほとんど練習できない方が多いです。

お子さん達も習い事がたくさんあって、なかなか練習できないのが実情です。


今はこういう環境でレッスンを進めねばなりません。



まず楽器を持たない方には、最初にきちんと説明致します。

「ピアノは大変難しく、自宅での練習なしには弾ける様にはなりません」

でもこれだけでは、せっかくピアノを弾きたいと思った方に失礼です。

「まずやってみましょう。

「楽器がないので音楽の基礎を重点的にやりましょうね」



こんな風に進めていくうち、ご自分から「楽器買いたい」

と言ってくれます。

この瞬間、思わず心でガッツポーズをしてしまいます。



次になかなか練習時間が取れない方。


残業等で時間が取れない方、
お子さんの場合、習い事が多すぎて練習できない子もいます。


余談ですが、一番凄い例では、公文、英語、お習字、ピアノ
しかもこれ最近、水泳をまず整理し、次にバレエを整理し、それでこれだけに減らしたそうです


「親子会議でピアノは続ける事にしました~!」



知らぬは先生ばかりなりで、おばあちゃん、おばさん、お母さん、本人の4者会議だったそうです。

お父さん、おじいちゃん、おじさんの発言権については・・・(笑)



練習時間が取れなくても、何とか「週に3日、1日15分」がクリアできると続きます。

そして練習できてなくても、レッスンに来る様に言います。

レッスンも含め、週4日、これで何とか練習量が最低確保できます。

そして不思議ですが、1日おき15分程度ピアノに触れれば、何故か続きます。




何かに夢中になるきっかけとしては、「たまたま出会って続いた・・・」

これが意外に多い理由です。

なので、なるべくピアノに触れる頻度を増やすのが一番なのです。


そして、すぐ達成できそうな課題を1つ、もう少し難しいのを次に・・・

と小分けに課題を出すのが良い様です。


たまたまピアノと出会って何とか続くと自信がついてきます。

そうすれば自分で楽器を買ったり、習い事リストに残したり(笑)・・・

自分で積極的に環境を整えようと動いてくれる様になります。




こうしてまず、続ける下地を作る事が大切です。

そして同時に、ピアノ好き → クラシック大好き



なかなか楽しい、一歩一歩です(*^_^*)