ピアノ・・・30分や3ヶ月で弾ける? | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

大人からピアノを始めた方のレッスンです。

シューマンの「森の情景」の中の1曲、「予言の鳥」

これを弾きたい!という事で、レッスン中です。


http://www.youtube.com/watch?v=fHn3zLsDvUc


初回のレッスン中、庭でヒヨドリが凄い声で鳴いてまして


「私のはヒヨドリですかね~」(^_^;)


いえいえ、でもとっても難しいですね。




冒頭の右手のパッセージ、

やや長い音を弾いた瞬間、進行方向に手首を抜いて指だけ残します。

その後の音は指を細かく、但しなめらかに動かして。




必要以上に鍵盤を下に押すと、軽やかに弾けません。



けれど必要なだけは押さないと、音に生気がなくなります。


必要以上には押さず、すぐふわりと上に抜きます。




鳥の様に飛んでいく様を表現する事は難しいです




「指をしっかり上げてから、鍵盤の下まで押さえましょう」

と子供の頃に教わった方は???ですね。


けれどこれは矛盾ではないのです。




この事はあとで・・・とりあえず、話を先に進めます。




細かく速く動かしたい時は、指だけを最低限、「チョコチョコっ!」と動かします。

最低限とは・・・真のある音がでる瞬間。それ以上は押してはいけません。



柔軟な手首や腕の自然な動きを利用して
(柔軟にするのが難しいです)

指を素早く動かす。
(なかなか動きません)

真のある音が出た瞬間に上に抜く事が必要です。
この、「真のある音が出る一点」、を探る事は大変です。
(そこまで神経回りませんっ!)



この様に滑らかであったり、溶け合う様であったり、軽やかである時、
大変神経を使います。


その他軽やかに跳躍するオクターブのスタッカート、中間部の美しいメロディ、
この曲大変難しいのです。

でも素晴らしい名曲で私も大好きです。


この生徒さんはとても真面目な方です。

基礎練習もきちんとなさいます。

なのでその上で、実際の様々な弾き方の説明ができます。

時間をかけて取り組んで進歩してくれてます。私も楽しみです。




ピアノを弾くには指や手を動かす神経や筋肉、柔軟な腕や手首がまず必要です。



掌には多くの細かい筋肉があります。

そしてそれが指を素早く動かしたり、腕の重みを支えたりしてくれます。



時に必要な強い音を出すときは、これらの筋肉が強くなくてはなりません。

又それらを動かす神経も発達していなくてはなりません。


そうでないと、大きな動き、繊細な動きをコントロールできません。




「指の付け根からしっかり動かして、真まで鍵盤を押して」


このトレーニングで、筋肉と神経が作られるのです。



成長期には練習曲やバッハと並行し、モーツァルトやベートーヴェンを沢山練習する事が多いです。

軽やかに、しっかりと、細かく正確に動かせる筋肉と神経が必要です。


和声や古典ソナタ形式等の基礎も覚えます。




その後にショパンやシューマン等に入るのは、それなり一理あるのです。




趣味の大人の方は、ここを飛ばしてショパン等を弾く方が多いです。


それは決して悪い事ではありません。

只その際は、身についていない事があり、それをどう補うのか。

それをきちんと説明し、ご理解頂く事が大切かと思います。



ピアノを弾く為の神経や筋肉は、大人でも作る事ができます。

きちんと意識を持つ事で、時間も短縮できます。



弾きたい曲をすぐ弾きたい、という気持ちを否定するつもりはありません。

弾いてみて、何が欠けているか気が付く事もあるでしょう。


「やっぱり子供の頃からやってないと無理なんだ~~!!」



そんな事はありません。

そんな時は、あせらず少し回り道も楽しいのです。



「30分や3ヶ月で弾ける!」というのも悪くはないです。
希望があれば楽しいです。



でも回り道しても、きちんと弾ける様になりたい!

そう思って下さる方を募集してま~す。


あれ?広告?(笑)