八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -35ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

よく質問される事に、練習法についてがあります。

速く練習するのか、ゆっくり練習するのか?

答えは基本的に、ゆっくり練習です。

まずは基礎練習の面から考えてみましょうね。


基礎練習



ハノンやツェルニーでメトロノーム上げなきゃ!


その前にちょっと読んで下さい。

 


実は生徒さんが弾いている時、手を見てません。


見る必要はなく、聴いていればわかります。


「あら、残念!」という所は、必ず間違った弾き方です。


音楽と乖離した間違った弾き方は弾きにくいのです。

 


では間違った弾き方って何?

 


まず音楽のとらえ方を間違える事から始まります。


すると気持ち(心)の持ち方を間違えます。


すると身体の使い方が間違ってしまう。

 


例として前にも書きましたが音階。

 

第二関節から指が動く人が多いです。


指を動かそうとすると、指先が前を向きます。


指が前を向いた瞬間、手首が力みます。


手の動きがパカパカドタドタ、音階もパカパカドタドタ
 

「何だか大変そう~」


つまり、その弾き方は間違っている訳です。

 



基本、音階にパカパカドタドタは禁物です。


転がる様に、又はなぞる様に弾こうとしてみれば?


当然、手の使い方が変わります。




基礎練習前に大事な事


正しい弾き方を理解する必要があります。


間違った弾き方で弾けば弾くだけ、間違いが蓄積されます。


間違った筋肉がつき、間違った神経回路、感性が形成されてしまいます。




次にいよいよ、勘違いされる苦しい基礎練習


ハノンやツェルニーをメトロノームでひたすら速く弾く


いけないとは言いませんが、注意が必要です。


もちろん速く弾ける事は良い事ですよ。


でも、音楽が壊れる速度まであげて練習してはいけません。


それをすれば、ご自身の感性が壊れます。


時に、間違った弾き方で強引にテンポを上げようとする方がいます。

これは絶対いけません。百害あって一利なし!

弾きにくさを残したまま(間違った弾き方)、テンポを上げるのは厳禁です。

 


まずどう弾いたら美しいか考えましょう。

 

誰ですか?

ハノンは音楽じゃない、ツェルニー面白くないって言う人?


名作とは私も言いませんよ。




でも本能として、常に持ち続けて下さい。

 

美しい音を出そうとする気持ち。


音を出すからには、音楽として美しく弾こうとする気持ち。


例えハノンでもきれいに弾こうとする事が大切です。


粒の揃ったきれいな音で弾いて欲しいです。

 

 

 


耳障りな音を徹底的に嫌う習慣をつける事。


違和感がないか気を付ける事。

 

 


そうしたら練習法は解りますね?


ゆっくりきちんと弾く事を大事にして下さい。


細かい所まできちんと、違和感や耳障りな音を直しましょう。




テンポを上げる必要があっても、あせってはいけません。


音楽を損なわない様に気を付けながら、少しずつ。


耳障りな音や違和感を感じたら、必ずテンポ落としましょう。



急がば回れ!徒競走は絶対やめましょうね(*^_^*)


週末は、子供達の発表会のリハーサルでした。

みんな、礼儀正しくお辞儀も出来る様になりました。

きちんと弾き始め、最後まで丁寧に弾いてくれました。



お客様に応援してもらえる様、きちんと弾いてくれる事でしょう。

もう少しで本番、頑張りましょうね(*^_^*)



一つ、現在の心配事・・・

ジングルベル連弾、打楽器応援隊も出場します。

鈴とトライアングル。

クリスマスらしくて楽しい!


と思いきや、子供達、緊張してます。



お~~い!笑顔~~~!


お葬式の行列みたいだぞ~~!

チ~~ン、シャンシャン・・・・

楽器のせいか、仏具の音に聴こえます。



「笑顔~~~!」と叫びまくる私

大爆笑してくれたのは、お母様方でした。あはは!



以下、発表会を機会に真面目なお話です



この数年、良き楽器に触れる機会が増えました。


又ピアノフォルテ、1800年代製作のピアノ等々にもご縁がありました。



素晴らしい楽器は、美しい音色により多少個性があります。



20日のコンサートで私は演奏前、お客様に楽器の説明を致しました。


「このベヒシュタインは、美しい音色ですが強く個性を主張しません」

「演奏者に寄り添ってくれます」


当日のプログラムもあえて多彩にしました。

歌曲はシューマン夫妻、ブラームス、シュトラウスⅡ

ピアノソロはショパン、リスト、ブラームス

特色のある楽器では、難しいプログラムです。



このベヒシュタインは、それぞれの作品の素晴らしさに沿ってくれます。



とはいえ実はサイズの小さな楽器で、工夫が必要なのです。

例えばフォルテではすぐ音が割れます。


このサイズでは仕方ない事です。

リストやブラームスでは注意が必要です。

限られたリハーサルで楽器と対話しつつ、表現を作るわけです。



クライマックス前に何度かほんの少し抜いたり、テンポを調整したり。

小さい音量でフォルテシモを表現する必要があります。

ピアニシモの長い高音も、ハーフペダルをうまく使う必要があります。




これは小手先の工夫ではなく本能です。

楽器の一番美しい音を引き出そうとする気持ち

この積み重ねで習得してきたものです。




寄り添う気持ち、理解しようとする気持ち

楽器に対しても、作品に対しても、共演者に対しても、


それが多くの事を教えてくれて、その人の表現や技術が拡がります。




よく生徒さんに言います。

「曲を大事に、楽器に優しく弾きましょう」



作品に敬意を払い大切に弾く気持ちを持って欲しい。

大切にする事で、良い所を引き出せる様になります。

すると表現も技術も幅が拡がります。



こうして優れた作品や楽器は、人を育ててくれます。


気持ちが寄り添う事で、共感が生まれます。


その共感はお客様に伝わり、お客様が応援してくれる様になります。




聴きに来て下さったお客様の気持ちになる


大切です。



なので、笑顔で、ジングルベル!


子供達はテキストにそれぞれ自分で書き込んでました。

(私は何も言ってないのですが)


5年生は「笑顔」、1年生もまねして「えがお」


頑張ってくれてます(*^_^*)
20日木曜、コンサートに出演させて頂きます。

18時半開演です。

場所は赤坂ベヒシュタインサロンです。



ソプラノの方と2人で、ロマン派の歌曲、ピアノ曲を演奏致します。


「煌めくロマン派の小品達」

http://www.euro-piano.co.jp/event/akatt20141120/



ベヒシュタインを弾かせて頂きます。

大変しっとりと優しい音がします。



音色が美しい楽器は時に曲を選んでしまう事があります。

友人が現代のプレイエル(グランド)を所有してます。

大変軽やかで特に余韻が美しいピアノです。


モーツァルト、ショパン、ドビュッシー等を弾くと美しさが引き立ちます。

で、これでブラームスを弾くと・・・違和感があります。

音が宙ではじけて輝いてしまうのです。

ルンルンしたブラームス?になります。(笑)



ベヒシュタインは美しい音にも関わらず、強く個性を主張しません。

素晴らしいピアノの魅力を!という事で選曲致しました。



ソプラノの方と、シューマン夫妻、ブラームスの歌曲を選びました。

歌声と溶け合って控えめながら心地よい音がします。

リートの伴奏は大変繊細ですが、指に馴染んで答えてくれます。



ピアノソロでは、ショパン、リスト、ブラームスの小品を選びました。

繊細なショパン、

太く濃密で甘美なリスト、

ため息の様なモチーフが厚い層を成して絡むブラームス


違和感なく受け入れてくれる楽器です。


敢えてプログラムに統一感を持たせず、小品でまとめました。


どれも150年以上多くの人々に愛され続けた、宝石の様な素晴らしい作品です。


平日のやや短めな、静かなコンサートです。

お越し頂けるお客様に、宝石箱をご一緒に覗いて頂けると嬉しいです。



プログラム


歌曲


ロベルト・シューマン

「春が!」「魂を身近に」「ことづて」


クララ・シューマン

「嵐の中を彼が来た」「ローレライ」


ブラームス

「ウグイスによせて」「わが愛は緑」


シュトラウスⅡ「ほろ酔いの歌」


ピアノソロ

ショパン

ノクターン 作品27-2


リスト

巡礼の年第2年イタリアより、ペトラルカのソネット 104番、123番


ブラームス

3つの間奏曲 作品117


生徒さんも仕事帰りに来てくれるので、頑張ります。


それにしても、クララ・シューマン。

とても手が大きく体格が良かったそうです。

「ローレライ」

http://www.youtube.com/watch?v=xxAipBbMzDw


最後に・・・まだ少し席ありま~す(笑)