牛角仙台富沢店

牛角はかっぱ寿司や大戸屋、ステーキ宮等をグループに収める「コロワイドグループ」傘下の（株）レインズインターナショナルが運営する焼肉店で店舗数は公式サイトによると2024年7月現在520店舗と焼肉チェーン店で堂々の第1位。食べ放題に力を入れているがそのクオリティは他ではコスト的にかなり真似しづらい至高の域。

そんな牛角で頂けるラーメンの一つ「旨辛スタミナラーメン」。ピリ辛のスープにニンニクチップと豆もやし、ネギが載った一杯。カルビスープのような見た目だが思ったよりあっさりとしていてスルスルと食すことができる。塩気もそこまで強くない。ニンニクのパンチがしっかりと効いているのが良。どことなくニュータンタンメンの味わいに近い。

麺は意外なことに喜多方ラーメンに合わさっているかのような中太のちぢれ麺。多加水麺でちゅるちゅるもっちり食感が嬉しい。

牛角〆の大定番「ねぎ塩ラーメン」。さっぱりとした動物系メインの透明感のあるスープは人を選ばない。ネギは2種類載っていて飽きずに最後まで食せる。旨辛スタミナラーメンもそうだが普通にトッピングをきっちりとしたらそれだけでラーメン店1ブランドできてしまう恐ろしさがある。

麺は旨辛スタミナラーメンと同じくもっちりとした中太ちぢれ麺。

食べ放題コースは「70品コース（3498円）、牛角コース（3938円）、堪能コース（5258円）、黒毛和牛コース（6248円）」と他の食べ放題のお店より少しお高いが牛角コース以上で何と写真の「厚切り鴨ロース」が食べ放題。個人的に鴨肉が大好きなのでこればっかり20人前ほど平らげてきた。

メニューに有ると頼んでしまう豆腐メニューも面白い。赤い方は「韓国風やっこ」でコチュジャンの効いたピリ辛で甘みのある味わい。下の写真は「ノリノリna奴」という韓国のりと塩ダレのかかった一品。どちらもお口直しに良。

「にんにくホイル焼き」。ホイル焼きと言うよりはごま油素揚げな気がするがこちらもメニューに有るなら頼んでしまう。

「辛もやし」。韓国風やっこと同じくピリ辛で甘みの有る味付けの豆もやし。旨辛スタミナラーメンに追加してもいい感じ。

「プチトマトのナムル」。ミニトマトを塩こんぶとごま油で和えた一品。さっぱりとしていて肉と肉の間に挟むとさらに肉が食せるようになる。これは自宅でも真似したくなる味。

「魔法のつけ塩」。にんにくががっつりと効いた塩ダレでニンニク好きはなんにでも合わせたくなる正に魔法の調味料。牛角は他の焼肉チェーン店よりニンニクの使い方が上手でニンニクマンに愛される素質があると感じる。

先付けで届く「やみつき塩キャベツ」と「とんタン塩」。やみつき塩キャベツは個人的に焼いた方が好み。鴨ロースが無ければ70品コースでとんタン塩をヘビーローテーションするだろう。グラス冷え冷えのビールも良だが欲を言えばスーパードライ以外の品種も置いてほしい所。下の写真は温かいお茶と「ピーチ黒ウーロン」。つまりレゲエパンチなのだが実はレゲエパンチは仙台の国分町発祥のカクテルと言われている。炭酸に飽きた頃に重宝するお酒。