紅虎餃子房イオンモール名取店

紅虎餃子房は際コーポレーション（株）が運営する中華料理店。紅虎餃子房、紅虎菜舗と言った紅虎グループだけでも2024年7月現在83店舗構え、際コーポレーションの飲食店全体だと約270店舗運営している巨大チェーン。紅虎餃子房は他の町中華より高めの価格設定だが本格的な中華料理を堪能することができる。

「はみだしパイグータンタン麺・紅マーラー」。担々麺の上に巨大なパイグー（排骨、本来はスペアリブの意味だがこのラーメンでは豚肉に衣をつけて揚げたものを指す）が載りその上にひき肉餡がたっぷりとかかった一杯。担々麺は黒、白、紅マーラーから選べる。去年紅マーラーを食した時はさほど辛くなかったので今回も選択したがまるで別物かのようなものすごい辛さに虚を突かれる。蒙古タンメン中本の北極より辛い上に相当な花椒による痺れもやってくる、メニューに注意書きが必要なくらいの激辛だった。

麺はスープをよく引き上げる平打ちの中太麺。スープは辛さの奥にあるベースはかなり淡白。辛さを引き立てるためだろうか。チャレンジメニュー並の辛さなので注意。作り手によるものだろうか…

ボリューム満点でカリカリに揚げられたパイクーの上に載るひき肉餡は辛味もやしと同じくらいの程よい辛さ。正直紅マーラーのスープはこのくらいの辛さを想定していた。普通の食事がしたかったのに思わぬ攻撃に焦りを隠せない。去年の紅マーラーを返して…というか辛いメニューのムラほどつらいものはないので激辛ピリ辛どちらでもいいから辛さを統一してほしい。

このままでは紅マーラーの辛味がきついということで急遽追加した「ライス」。安心のセーフティゾーン。辛味を優しく包んでくれる正に菩薩。

夏季限定の「冷やし黒ごま担々麺」。紅マーラーが唐辛子マーク4つに対しこちらは1つ、なのにこれもまた結構な辛さを感じる一杯だった。酸味の強い胡麻ドレッシングにひき肉餡がかかる。具材は見ての通り豊富だが辛さが全部ひとまとめにしてしまっている印象を受ける。この日の厨房には辛党の人でも立っていたのだろうか。