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今朝のNHKあさイチで、
子どもが犯罪を犯してしまったら?ということがテーマになっていました。


自分の子どもは絶対に大丈夫!
そう言い切れる親が少ない
親子関係は今、とても揺らいでいます。





以前、奈良少年刑務所で更生教育の講師をされている
寮美千子さんの講演会を聞いたことがあります。


寮美千子さんは、童話作家であり、詩人です。


少年たちの書いた詩も詩集として販売していて、
とってもピュアで心を動かされました。


私にとっては色々と考えさせられた講演会でした。


とても印象的なものがあったので紹介しますね。



「いつも いつでも やさしくて」

ぼくが泣いて帰ってきたときも
怪我をして帰ってきたときも

いつも いつでも やさしくて

ぼくがはじめてウルセーって言ったときも
初めて学校で問題を起こしたときも

いつも いつでも やさしくて

ぼくが落ち込んでいるときも
反抗したときも

いつも いつでも やさしくて

そんなやさしい母さんだから
ぼくもやさしくしようっていう気持ちになる

でも ぼくのなかには「俺」がいて
そんな「俺」は時々
なにかに当たり散らして
ブツかって生きたかったんだ
でも

あなたは いつも いつでも やさしくて

だから本気で ブツかれなくて
だから本気で わがまま言えなくて
だから本気で さびしくで

やさしさで包んでくれる母の愛

ぼくはしあわせだけど
その「愛」が「やさしさ」が
ぼくのなかの「俺」を不自由にする

「俺」を母さんのまえで自由にして
本気で手足をバタバタさせたい
いつも いつでも

でも 少しも母さんに迷惑かけたくないんだ
そう そのやさしさの前では

いつも いつでも やさしくて
 (「空が青いから白を選んだのです 奈良少年刑務所詩集」:寮美千子編 新潮文庫より)





やさしさが真綿のように人のこころを締め付けることがあります・・・

これは、寮さんのコメント。



真綿で締め付けるように・・・
この表現は、マルトリートメント”不適切な養育”関連の書籍にはよくある表現で、


本当にジワジワ
悪気なく子どもを追い詰めてしまう・・・


その様子を表現する為にあるような言葉です。


少年の、

母親を苦しめたくない

という気持ちと、

本当の自分を愛して欲しい、認めて欲しい

と叫んでいる気持ちが葛藤しているさまが、とても苦しくなります。


淋しくて、淋しくて、最後まで行ってしまった?
愛があったのに・・??
どうして?


子どもって、本当に”親想い”なんですよ。
そして、自分の中で、
”親想い”の自分と
”本当の自分を生きたい自分”の葛藤が始まります。


真綿で首を締め付けているのは、親です。


「そんなに苦しめていたの?」
親は気づいていません。
問題の発端は、たいてい、些細なことの”ボタンの掛け違い”によることが多いようです。


そして、コミュニケーション不足による”思い込み”と
愛情のからまわり”が始まります。


問題をここまで大きくしてしまったのかと思うと、
本当に切なくなります。


難しく考えずに本音で向き合ってみればいいのに・・・
いい恰好せずに、
思いっ切り素のままの
ドロドロした本音!


うーーーーーーーーーーーーーーんと深くにある本音です。


まあ、それが言えれば苦労しない?
それが解れば苦労しない?


親が”あるべき姿”に支配されて、自分と向き合うことが難しくなっている場合もあります。
親は”あるべき姿”を目指すように、教育を受けてきましたもの。


でも、「~するべきでしょ」なんて、”あるべき姿”を言われても、
それでは子どもの心に、ちーーーーとも響きませんぜ



そもそも、


わたしたちは本音を伝える事の大切さや
効果的なコミュニケーションの練習など、
誰からも習ったことがないんですものね・・・



言い合える関係。
解り合える関係。


言葉の力をかりて
丁寧に
愛情を紡いでいきませんか?


そして、
誰かの期待に応えるのではなく、
誰かの評価を得るためではなく、


本当の自由を味わいながら幸せに交わりながら生きることの喜びを
子どもたちに教えて欲しいって思います。


親ならそれができるから。


子どもに贈っておきたい

ボタンの掛け違いを防ぐ、
勝ち負けのない
こころが自由になる 聞き方・伝え方



解り合える関係をつくるための講座を開講します。


ゴードン博士のコミュニケーショントレーニング初級編

こんな方におススメです

繊細で気になる子どもの話を上手く聞いてあげたい・・・
厳しく言い過ぎではなのかと心配してしまう・・・
こんな時どうすればいいのか、何と言ったらいいのかいつも迷う。
不登校、うつ、引きこもりなど、将来の問題を予防したい・・・
子どもを尊重し、主体性を育てたい・・

子どもにどう接してあげたらいいのかわからないことってありますね。
親業は、心理学をベースにした親教育プログラム。行動科学に基づいた確かな理論と50年の歴史・論文実績があります。
子どもの内的な自立力と人間関係を効果的に築くための唯一のプログラムです。


とにかく、驚くくらい、目から鱗がポロポロ・・・

子育てで大事なのは、ソコだったんですね


24時間、約2か月のプログラムを受講すると、解り合えるあったかい人間関係をあなた自身が築ける”子育ての羅針盤”が手に入ります

そして、子どもにとって 最高に豊かな家庭環境 を作ってあげることができます。

初級編講座は、親業の本講座(1回3時間×8回計24時間)のプロモーション講座として開発されました。親業の醍醐味である、「対立を民主的に解決する方法」はありませんが、そのための「聞き方」と「伝え方」の効果的な方法は習得できる内容になっています。


時  間   計6時間 
受講料  計6000円(+税)  

講 師   浦入 智子(親業訓練協会認定インストラクター)

開講場所 レンタルサロンAgora
       西宮市天童町5-17(JR甲子園口から徒歩6分)
       
日  程   平成26年11月27日、12月4日、11日(木)10:00~12:00

定 員   名(残4名)


お問い合わせ、お申込みは Eメールにてお願いします。

☆お名前
☆お子様の年齢
☆ゴードン博士のコミュニケーション講座申し込み希望


と明記のうえ、chi.urairi@gmail.com へお送りください。


今日も幸せいっぱいのことばで大切な家族を包んであげてください。