この日は「C単位」の検定でしたんで、e-グッチくんと、たにゃーきゃクンの応援を行いつつ、相方と同じ受験班の皆さんにエールを送り続けました。
第一種目:不整地ショート
検定コートは「表太郎」、昨日の段階で造成されたラインは何れも溝コブで、右側のラインがピッチ長め、左側のラインがピッチはそれなり&やや深めとなっておりました。
また、今回も「エスケープゾーン?」とおぼしき(ほとんど平地の)ナチュラルバーンも設定されてましたっけ(笑。
先にスタートのたにゃーきゃクンも、後からスタートのe-グッチくんも左側のラインを選択しましたが、元来コブ滑りに自信を持っているたにゃーきゃクンは、ちいとばかり攻めすぎたのか「当てて止める動き」に見て取れる滑りになってしまった感じでしたし、フィニッシュターンをミスってコケちゃいました。
一方のe-グッチくんはスピードを抑えた分「丸い弧」が描けていたように思います。
第二種目:リズム変化(フリー滑走)
検定コートは「裏太郎シーハイルコース」。
先にスタートのたにゃーきゃクンは、フィニッシュターンの一つ前でバランスを崩してしまったのが唯一の心残りだっだと思いますが構成自体は悪くなかったです。
一方のe-グッチくんは、昨年の失敗を踏まえ「ショートを織り込む回数を1回だけ」にしたため、減速することもなく無事にフィニッシュ!。
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北海道沖で発達ちうの低気圧の関係で、この日の天候は「崩れる」との予報が出ていた曇天の菅平ですが、彼らが滑り終わるまでは何とか踏ん張ってくれました。
反面、その後は「濃霧が立ちこめてホワイトアウト」→「雨ぇじゃじゃ振り」→「雪ぃジャンジャンの真冬に逆戻り~」なんちう目まぐるしい荒天となりましたが…はは。
【結果発表】
15:30からリゾートセンターで行われてましたんで、ワタクシも結果発表が行われるタイミングを見計らって「こそーり」覗いてきましたガ、ウチのクラブお受験生でスクリーンに投影されたビブ番号は「76」のアサッCoolerちゃんのみ、後は、 『 皆さんは次回頑張って下さい 』 ちう結果に終わりました。。。
気になる単位合格を見ると、
たにゃーきゃクン
「C単位のみ積み残し」ちう非常に効率の良い案配です。
お受験初年度でこの結果は立派だと思いますし、不整地のミスとリズム変化のバランス崩しがなければ「一発合格」だったと思います。
彼の場合、A単位種目で悩み抜き、それを精力的に、ひたすら練習してきた甲斐があったのではないでショーか~。
e-グッチくん
昨年の「C単位:不整地のみ合格」から、C単位の2種目とも合格しましたんで「単位取得」となりましたが、A&B単位については課題が残されました(A単位:谷回り制動は合格)。
全体的に見て、動きが未だ固いので、来季はその辺を改善して頂ければ宜しいかと思います。
とぉもちゃん
「B単位のみ受験」でしたが、今年も取れませんでした。
まあ、滑走日数を稼げないこともネックですが、基本的に上体をあおるように滑る「振り子滑り」しかできないので、現在のスキー技術とまるっきり噛み合っておらず、そこは昨年からの課題やったんですが、、、進歩ありませんでしたネェ。
昨年、A単位を「取得ポイントによる底上げ合格?」と思えるような格好で取得しているため、A単位の根本部分を理解しておらず、その辺の影響もかなり大きいとは思いますけれドモ、何れにしても 『 谷回りを理解しない限り 』 このループから抜け出せることは不可能だと感じています。
まあ、既にご本人も言っているように「4年目の温情=落ち穂拾い」での合格を目論んで頂ければ宜しいんじゃないでしょーか~。
ウチの相方
「A&B単位受験」でしたが、今年も落としてしまいました。
検定のビデオを見て、「B単位は厳しいけどA単位は取れたかな」いうワタクシの予想をも覆す格好で、相方も 『 養成講習会やキャンプでOKが出ているのにダメだなんて、その理由が判らない限り対策を立てることも出来ない 』 『 今の段階では受験を継続しようという前向きな気持ちになれない 』 とショックを隠しきれないようでした。
ワタクシ自身も「(誤魔化しは上手く効いたハズなんに)どこがアカンねや??」と原因がサッパリ判らない、実に後味の悪い結果となってしまいました。
この検定会の場合、合否判定は「○×方式」ですし、合否理由も非公開ときてますから「A単位取ったど~」と思っていたワタクシにとって、ダメだったとする情報がない中ではさすがに対策の施しようもない感じです…。(サァ困った)
【明るい兆し?:合否講評情報を入手】
翌日、合格発表会場で「講評」をメモっていたe-グッチくんからメールが入り、 『 もしかしたらソコなんかい!? 』 イウ部分がありましたんで、それに相方のA単位種目を当てはめてみると(朧気ながらも)原因が見えてきたように思いました。
A単位の講評に、
「内足をたたみ重心を内側にシフトさせることによってターンを始動し、舵取りを行うにつれ変化していく外スキーにかかる反力に合わせるよう外足を伸展していく」という部分があり、これは 『 内足主導・外脚従動そのものズバリを指している 』 のですが、この一連の動きを実際の滑りの中でやっていくと内足をたたむと回転内側に身体が倒れ込む格好がシルエットとして表れます。
ワタクシの場合、これがA単位の基本形であり、また、応用技術であるBC単位にも使われる要素として捉えているので、谷回りを示範する時は制動であれ推進であれ、身体が回転内側に倒れ込む格好でやっていますし、それが自然の動きだと思っています。
一方、相方の滑りをビデオで見ると「舵取りの際、フォールラインに絡む辺りから身体の位置が双方のスキーの真ん中に戻るような傾向」があり、またそれがA単位種目における相方のクセなんですが、これを 『 内足主導ではなく外足主導 』 と判断されたような気がするのです。
練習の際に指摘したことは何度かありますが、「いや、そうしたところは養成講習等で言われんかった」という相方からの返しに「ふ~ん、そうなんや☆ほなら要素は出ているしエエわな」と簡単に引っ込んでしまったのですガ、、、今となっては、例え相方の意に反してでも 『 我を通して上げれば良かった 』 と思えてなりません。
今回の本番までに行われてきたSAT講習で「オーバーアクションは不可」とされるばかりか、「動くな」という指示が出されましたが、これ、言葉を返せば「必要な動作は手を抜くことなくキッチリやってね」とも取れます。
特に谷回り制動の場合、 『 かなりサラッと演技するよう 』 練習してきましたんで、内側への横ずれを発生させる重心のシフトが「足らない・良く見えない」とされ、なおかつ、前出の「外足主導してますね」いう部分が加算されたのではないかと思います。(事実、この内側へのシフトをキッチリやった方には○が付いてました←其の弐の「高姐」を参照)
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昨年は相方が他人の滑りや言葉に翻弄され、今年はワタクシが持論を通し切れずに指導し続けたためこのような結果を招いてしまったのかなと痛感しています。
ただ残念なのは、
そうした合否にかかる部分は講習等の場でコメント出来る性格のモンでしょーから、担当したSAT専門員さんらはその辺を選手達に確実に伝えて欲しかったなと感じます。
例えその時、一時的に選手達のモチベーションを下げることになったとしても、対策そのものは本番ギリギリまで打てるんですから、合格に導ける時間的猶予も持てたように思え、ソコが悔やまれてなりません。。。
(あるいは、これが「そう簡単には合格させへんで」いうSATの戦略なのかも☆今年の合格率は約20%と、例年より10%ほどポイントが落ちてます)
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これまでのシーズンには見受けられなかった頑張りを見せた相方にとって、この結果は「残念」であり「悔しい限りだとは思いますが、先ずはお疲れサマでした!!。
しばらくは身体と気持ちをゆっくり休めることが重要ですが、残りのシーズンは次に繋がっていくスキーが出来るよう気持ちの入れ替えを行って欲しいと思いまーす。
じゃ、今日はこんなトコで。
またお会いしましょ☆しーはいるっっ!!
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