15時までは班別講習となっており、ワタクシは「基礎を極める班」の担当となりました。
開校式後、主任講師が「お好きな班へどうぞ」と声をかけるものですから、昨夜の個人別総評伝達式(?)と同様、6人全員が来るわ来るわ(笑。
さらに、
昨日担当した2級合格者のMクンとご新規さん(1級持ち)の参加もあったので、この日の最大所帯(8人)となってしまいました☆ご参画ありがとうございまーす!。
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指導の着眼点(もちろん、冒頭の挨拶で「その旨」を伝えますヨ~)
「ポジションを改善するための」&「股関節を動かせるようにするための」ベーシックトレーニング、たったコレだけ。
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やったこと:AM
①身体の体幹部を目覚めさせるためのストレッチング
②板を付けない状態でのターン運動再現
③ストックを腰の前に横持ちして「谷回りの連続」
これらはワタクシの師匠が行うレッスンメニューそのものですが、特に「②」は、現状(事実)を確認させるために有効な手段です。
実際に滑ってもらうこととなる「③」については、ストックを横持ちさせて(動作制限をかける) 「何とか再現できるようになったのち」 に、普通に滑らせ、余りにも簡単に 「元の木阿弥となりやすい」 ことをキッチリと 理解してもらった上で矯正を図るというアプローチ を徹底的に行いました。(ああ、嫌なヤツ☆まるでオニ)
その結果、
徐々にではあるものの、多くの方が股関節の動きを出せるようになってくれたのは有り難かったです。
また、切り換え時に山側へ立ち上がってしまう傾向が多かった生徒さんも「重心移動の方向にかかる意識」を変えてあげたところ、随分と改善してくれたように思います。
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やったこと:PM
「ついでに、コブの基礎も」ということだったので、、、、
①イナバウアーもどきによる基本姿勢
②真下方向への横滑り
③スピン操作と補助動作「ぱぁ~んち」の実践
これらは、かつてお世話になったMr.330先生の教えそのものですが、谷足重視の荷重という 「整地における要素」 も副次的に体感できるので良い練習になると思います。
その結果ですが、、、、
かつてのワタクシがそうであったよう、
「推して知るべしが如く」
見事なほどに出来ませぬ。
まず、基本姿勢がしっかりと取れずに、「顔の向きと板の向き」が気持ちいいほど同調してくれますので、真下方向への横滑りが出来ません。
スピン操作も、スキーのテール部分を使えないため姿勢を低くしたままの操作ができず、ガバチョとばかりに立ち上がって「スキーを回そうと必死」でしたね~。
ワタクシの場合も、
3日間のキャンプを経て「何とか」ものにできた感じですから、、、、
「こぶ基礎講習についてはOyagee1103をご指名の上、指導部にリクエストして下さい!」とPRしておきました。
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この日の最大収穫
何を滑らせても棒立ち気味だった、シャモさんは「人が変わった?」ように滑りも変わりました。
ポジションに対する意識改革の働きかけが上手いことマッチングしてくれたのだと思います。
他に、股関節の動きが見られるようになったN妻さん、T中クン、1級持ちのS井さんは「イイカンジ」になりつつあると思いましたし、2級ホヤホヤのMクンの出来映えには「目を見張るもの」がございました~。
それより何より、
こぶ基礎レッスンでは、空いていた「エキスパートコース」を使ったのですが(※)、ここを安全確実に下りて来られたことに自信を持っていただきたいと思います~(※※)
※岩鞍での最大傾斜40°を誇るスーパーコース、スタートから上部はこぶ、下部は「崖」です
※※昨年の脚前では、下りきるどころか立ち入ることも躊躇っていたように思います
(※さすがに、Mクンは同行させる訳に行かなかったので、辞退できるように「やんわり」お声がけしました)
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◇今回の相方
「お受験対策班」に入っていたので、講習風景を垣間見ることも出来ませんでしたが、初日の講習を担当した講師から「全員ダメですね」というコメントをもらっていたので、ワタクシ、「ああ、講習での受け答えに精一杯で、自分がやるべき仕事が飛んでしまっているのだな」と感じた次第です。
※後日、主任講師が撮影したビデオを確認し、上記の推測が当たっていたことを確認しました。
http://www.youtube.com/watch?v=MAJY0Dmr8oU←期間限定で(?)公開してるよーです(白/ピンクが相方)
相方の場合、
絶対的な存在である外部講師:Kや、ワタクシという「介添人」がいれば、(それなりに)満足のいく滑りを再現できるのですが、いざ 「自分で考え自分で滑る」 状況になると 『 悪い部分が全て出る 』 というか 『 元の木阿弥 』 というか、、、、ダメ出しを喰らわない滑りを再現するためのマスト要件が、どこかに吹っ飛んでしまう んですな、今のトコロ。
つまり、「見て真似る滑り手からの脱皮」 が完全に終わっていないのだと思います。。。。
指導者は「見せて真似させる滑り手」なのですから、
真似させるためには自分が何をしなくてはならないのか??、
そして、
個人個人が持っている、滑りのクセを誘発することなく確実に演技(師範)するための要件は何であるのか??、、、、
これらの対応が「忘れることなく常に実行できる」ようになった時、指導者として申し分のない滑りを再現することが可能になるのだろうと思いますし、その結果として「合格」という栄冠が付いてくるのだと思いまーす。
◇今回のワタクシ
ほぼ2日間を通じ、
ゲレンデに響き渡る甲高い金切り声 を出し続けておりましたので(超めーわく)、滑りのレッスンより「ソチラ」の方が疲れましたね~。
ただ、ワタクシのレッスンは、外部講師:Kから授かったものがベースとなっているので、まあ「物珍しさ」では及第点をいただけたのではないかなと思いまーす。
※実際、生徒さんからもそのようなお言葉を頂戴しました
また今回、
初めての試みとして、生徒さんを先に下ろしてから最後にワタクシが師範するというレッスンも行い「後ろから見るより確実に判りやすいですね」という評価もいただけました。←ツカミはOKでした!
このやり方、講師としてのボロ(細かいミス)が露呈してしまうので、ほとんどの指導者は行わないのですが、「後から見ていて判るのかな?」という思いを以前から持っていたため、今回試してみた訳です。←今後はレッスンメニューの「必須項目」として取り入れようと思いまーす!
その一方で、
レッスンを通じた「プライズ検定対策のための自己研鑽」も忘れませんでしたが、、、、
ただ、生徒さんに「ビデオを撮ってくれる?」という訳にもいかず(アタリマエ)、
また、「今の滑りイケてたでしょ?」とコメントをもらう訳にもいかなかったので(これも、アタリマエ)、
自分の滑りを「実像」で確認できる手段はないのですけれドモ、 「ワタクシ的最大の懸案事項:ポジション高/特にロングターン」 については、レッスン中、 「顔の高さが斜面に近づいている(視線の位置が低くなった)感覚」 をしっかりと認識できたので、、、、
まあ、手前味噌ながら改善の方向にあると、、、
そう判断しました、、、!
しておきたいと思います、、、?
そうであって欲しいなぁ、、、??
頼むよ、お願い!!(こらこら)。
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この日のアフター
◇お風呂
R120からちょっと奥まった山間の「花咲の湯」←美術館みたいな概観
◇お夕飯
R120沿いのパスタ屋(?)さん「ピエモンテ」←旨くてリーズナブル&ハラいっぱい!(爆
じゃ、今日はこんなトコで。
またお会いしましょ☆しーはいるっっ!!