意識改革が必要
と思われます。
「シャッ、シャッ、シャッ」と小気味よいリズムで斜面を下りてくるショートターンは、
端から見ていても気持ち良さそうで、かつ、格好良いものかと思います。
けれど、これが苦手な方にとっては、どーにも上手くいかない。
何度チャレンジしても「ガッ、ガッ、ガッ」という感じにしかならず、
思ったような滑りを具現化できないパターンは良くありますよね?。
何がいけないのでしょう?。
エッジングを
ターン後半で一気に行うからに他なりません。
それも、
エッジングの際に「全体重」「全てのパワー(落下エネルギー)」が
集中してしまうからです。
(言葉を代えると、「当てて止めるエッジング」を繰り返しているのです)
これでは、スムースにターンを繋ぐことは困難です。
そこで、意識改革!。
◇まずは、
ターンの始めから終わりまで「出来るだけ圧変化が起こらないよう」
スキーに働きかけてみて下さい。
※最近のワタクシはスキーに体重を乗せているだけで、それ以上の働きかけは行いません
◇次に、
エッジングを行っている「今の外足」、
その「小指側に向けて重心を移動(※)」させて見て下さい。
※「移動」は確かですが、実際には「飛び込んでいくよう」操作して下さいね
おそらくは、
これだけで 『 当てて止めるエッジング 』 は影を潜めてくれると思います。
滑りのイメージも、
「ホニャラ、ホニャラ」ですとか、
「フニャリ、フニャリ」「グニャリ、グニャリ」といった
『 柔らかい感じ 』 に移行できると思います。
「何か、だらしないショートターンですね?」と思われるかも知れませんが、
スキーへの圧(=体重)はかかりっ放し、
つまり、
板が軽くなる瞬間が無くなりますので、確実にターンをコントロールできると思います。
※圧変化を抑えるエッセンスとして重要なのは、「低いポジションをキープし続け、一瞬たりとも立ち上がらないこと」です
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この、「エッジングの開放の連続」に気付いた以降、
ワタクシの中におけるショートターンの感覚は、
正に
「ホニャラ、ホニャラ」となっており、
これを再現できない時が「失敗ターン」だと認識出来るようになりました。
まあ、
実際の滑りの中では、
「余りにも慣れ親しんだ当てて止める系」が顔を覗かせる場合もありますが、
そういう滑りの時に限って 『 ダメ出しを喰らう 』 ことが殆どですので、
こうした感覚はあながちハズレではないんだろうなと考えておりまーす。
ちなみに、
「当てて止める系」の滑りの場合は、
切りかえ時に「山側に立ち上がる動作(=板が軽くなる)」が顕著となりますし、
下から見る時のスキーの動きは「ワイパーが動くが如し」ともなるようです(爆。