オックススタンダードメールマガジン 『 S T A N D A R D 』
2007年を振り返る-粉飾に始まり偽装で終わる-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今年の記事タイトル一覧】
下記は今年のメルマガ及び月刊BOSS連載記事のタイトルである。
1月5日 粉飾ラッシュ 駆け込み開示の動機
1月10日 今年の倒産を予測する
1月18日 甘すぎた不二家
1月24日 リース会計基準変更のインパクト
1月25日 日本企業の二極化を読み解く
1月27日 リース会社がリース会社でなくなる日
2月5日 ニュービジネス大賞受賞企業 民事再生法申請
2月15日 薄利多売の業態で在庫急増の謎~PCサクセス~
2月23日 信用失墜が解散原因~みすず監査法人~
3月2日 ブランドとコストパフォーマンス(不二家)
3月2日 架空循環取引の相手先を探る~アイ・エックス・アイ~
3月20日 さまざま余波~みすず、IXI、審査の厳格化
4月23日 “正常化”する監査~被監査企業<監査法人~
5月23日 倒産リスクランキング-新興市場編-
6月8日 グッドウィルグループ-介護事業の継続性に疑義あり-
6月21日 倒産リスクランキング-東証・大証編-
7月23日 不正のキッカケを探る-ミートホープが自己破産-
9月5日 審査マンの存在価値-粉飾を看破せよ-
9月18日 2年ぶり東証1部上場企業の破綻-クレディア-
9月28日 相次ぐ上場企業の破綻-マキ製作所とみらい建設-
11月6日 正常化する上場企業の破綻件数 -クインランドとノヴァ-
12月5日 信用リスク分散化の功罪-サブプライムローン-
※
上記のコンテンツはブログにて開示しています。
http://ameblo.jp/oxalarm/
【2007年の「今年の漢字」は「偽」】
記事タイトル一覧からも今年は「偽」の年だったと言える。
月刊BOSSにおける「粉飾ラッシュ」の記事から始まり、
「みすず監査法人の解散」「架空循環取引」「グッドウィル・グループ」
「ミートホープ」などなど、「偽」の年だったことは間違いない。
粉飾にはじまり、偽装で終わった2007年と言えるだろう。
ちなみに、2007年「今年の漢字ベスト10」は下記の通りである。
1位 「偽」 16550人(18.22%)
2位 「食」 2444人(2.69%)
3位 「嘘」 1921人(2.12%)
4位 「疑」 1848人(2.03%)
5位 「謝」 1844人(2.03%)
6位 「変」 1631人(1.80%)
7位 「政」 1482人(1.63%)
8位 「乱」 1307人(1.44%)
9位 「暑」 1226人(1.35%)
10位 「心」 1205人(1.33%)
(参照:http://journal.mycom.co.jp/news/2007/12/12/025/
)
【来年は・・・】
来年の予想については、2008年1月下旬までに発行する
「今年の倒産を予測する2008年」にて送付します。
ポジティブ的な要素が少なく、「陰」か「陽」で言えば、
「陰」になる気配が濃厚ですが・・・。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
決算書や会計を分かりやすく解説する本が相次いで出版され、
それが結構売れている。
「会計講座に出席してまで勉強はしたくないが、少しの努力で財務諸表を
読めるようになりたい」という需要はある。
今後、決算書の構造を理解して分析できる能力が、今後のビジネスや
個人の資産運用において、他者を引き離す実用的な付加価値となる
かもしれない。
発行元 オックススタンダード(株) http://www.ox-standard.co.jp/