今も続く戦国時代からの恨み | エンパス森ふくろうの独り言

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自分はエンパスだったんだ!と今更気がついたふくろうの独り言

今日もこのとんでもない鼻風邪は治らず、おまけに昨日、服用した薬のせいかぐるんぐるんの眩暈が出たので、さっさと寝ました。

さすがに文字が回っていては本も読めない❗️🤣 おまけに英語だとなおさらというわけです。

今朝もまだ眩暈は残っていたけど朝食を食べてトイレへ行ったら治ったので、やっぱり副作用なんでしょうね。もうあの薬はやめとこ‼️


まだ英語を読んで理解出来そうにもないので、「天官賜福」はお休みにして、

今日はもらい物の中にあった池波正太郎の「その男」を読むことにしました。



私は時代劇を見るのも読むのも好きですが、なぜか池波正太郎は読まず嫌いのまま。

若い頃は眠狂四郎に夢中だったせいで、柴田錬三郎ばっかり読んでいたのです。

でもこの本を読み出したら、これが面白くてやめられない❗️早々に1巻を読み終わり、2巻目に入りました。さすが母国語で読むのは早い😂


この話は幕末の動乱期を中心に描かれていて、その変動に巻き込まれて行く人々と幕府の隠密に育てられた主人公の成長物語です。

幕末の動乱期といえば薩摩、長州藩士が沢山出てくるのですが、長州と聞いて思い出した笑うに笑えない話があります。



これは私の友達に起こった話です。彼女が当時勤めていた会社は東京にありました。

ある日、出張に行ってくれと言われたところが会津高松市。

挨拶回りに出たらどこでも総スカンを食らってしまったのです。当然、商談は成り立ちません。

彼女のお国訛りを聞いて彼女が山口出身と言ったところで門前払いの憂き目にも遭ったそうですよ。話さえ聞いてもらえない。

あまりのことに呆然としていた彼女にようやく気の毒に思ったらしい人がこっそり教えてくれました。


「あんた、長州もんだからな。」



彼女はビックリ仰天した末に怒り出したそうです💢 そりゃあそうだよね。

先祖でもなんでもない、親の恨みがあるわけでもない、ましてや自分が関わったわけでもない戦国時代から幕末の恨みつらみなんて持ってこられても困るでしょう。


だけど日本は未だにそうなんだって‼️ 何を考えとるんじゃぁあ‼️‼️💢💢😡😡と彼女は怒っていました。


これは本当に気の毒な話です。おかげで商談はまとまらず、会社は不利益を蒙ったわけです。

彼女の先祖は岡山から「関ヶ原の戦い」の後に山口県へ引っ越したそうで、

姓は「大谷」でした。(吉継の親戚だったかどうかまでは知りません)

はい、西軍の負け組。だけど徳川幕府が取り潰さなかった毛利藩の方へ行った(逃げた?)わけですね。


「東京の会社で働いてて、ここが恨み多い徳川の地❗️なんて思いながら仕事してるわけないじゃろが‼️何を考えとるんじゃ、あの連中は‼️」


この話を聞いた私は大笑いしてましたが、当事者にとっては笑い事じゃなかったわけです。

今もあるんだ、あの頃の恨みって!まあね、京都ではあの頃のことを、


「なんや壬生の浪人が町中でごちゃごちゃして喧しいことどしたな。」🤣🤣🤣