先日、山口県ひとづくり財団 の「やまぐちひとづくり塾」の講演で山口市に行ってきました。一泊し、久しぶりに「西の京」といわれた大内氏関連の史跡を歩いてきました。

常栄寺の雪舟庭と瑠璃光寺は、ちょうど紅葉が見ごろで思わぬ目の保養をさせてもらいました。特に、瑠璃光寺は国宝の五重塔のすぐそばの紅葉がみごとで、かなりの観光客がきていました。

大内氏館跡の龍福寺に、これまでなかった宝筐印塔があり、何だと思って近づいてみると、大内義隆が自刃した深川の大寧寺にある宝筐印塔を模して最近作られたとのことでした。その龍福寺の少し北に築山館跡があり、現在は八坂神社と築山神社の境内地になっています。築山神社の道路際にわずかばかりの土塁が残っていましたので写真に撮ってきました。

山口では、前から「おいしい」と評判の山頭火(金光酒造株式会社 )が気になっていましたので、夜は山頭火が呑める店を探してしばらく町中を歩き、何と、一合380円で呑める店をみつけることができ、満足満足という感じです。

過日、福岡城・鴻臚館の将来を市民と考える実行委員会主催のフォーラムが福岡市であり、行ってきました。当日は、芸能界きってのお城通といわれる落語家の春風亭昇太師匠と私が登壇しましたが、定員400名のところ、椅子が足りなくなり、主催者の話では500名を超えたのではないかということでした。

私は、「黒田如水と福岡城」と題して、如水がそれまでに縄張をした城の縄張と、福岡城の縄張の類似性についてふれ、縄張名人としての如水の経歴を中心にお話しました。

そのあとのパネルディスカッションでは、樹木が繁茂しすぎて、折角のみごとな石垣が見えにくくなっていることから、ある程度の樹木の伐採を提案し、また、公園名の舞鶴公園を福岡城公園とすることも提案させていただきました。

2泊3日の福岡行でしたので、時間を作って太宰府市の岩屋城に登ってきました。本曲輪・二の曲輪ほか、遺構がよく残っているのにびっくりしました。二の曲輪にある高橋紹運のお墓にもお参りしてきました。

今回の収穫のもう一つは、福岡のおいしい地酒の発見です。特に印象に残ったのは、前原市の(有)白糸酒造 の「白糸」と八女市の(株)喜多屋 の「喜多屋」でした。

静岡のSBS学苑というカルチャー教室の企画で兵庫県朝来市の竹田城に行ってきました。「日本のマチュピチュ」とか「天空の城」といわれ、いま、人気急上昇中の城です。私も、『ジパング倶楽部』に連載中の「いざ、城へ参ろう」にも取りあげました。

雲海に浮かぶように見えるのは10月下旬以降がいいということで、10月25日・26日と泊まりがけで行ってきました。朝5時起床。5時半にホテルをタクシーで出て、6時少し前、雲海がよく見えるという立雲峡に着き、少し山道を登って展望台で待機しました。ところが、この日は、霧が出たのはいいのですが、出すぎたのか、竹田城全体がすっぽり霧におおわれ、雲海の中に沈んで全く見えません。天空に浮かんだ城ではなく、雲海に沈んだ城を見て帰るしかないのかなと思っていたそのとき、奇跡がおきました。急に霧が晴れたのです。夢中でシャッターを押しました。それがこの1枚です。

プロなのかアマチュアなのかわかりませんが、自称カメラマンの男の人が、「1週間滞在していたけど、今日の光景が一番いい。昨日は全く見えなかった」といっていました。好運でした。

一度ホテルにもどり、朝食を取って、改めて竹田城に登りましたが、平日というのに、朝からもう上の駐車場は満車状態で、その人気のすごさにびっくりしました。今回は、そのほか、いま修理中の姫路城の大天守を訪れ、工事の様子と、5階の屋根を間近で見てきました。


小和田哲男のブログ-竹田城