楕円球空間 -120ページ目

グルマン・東京編

一方の東京では大散財・・・。おかしいなぁ、実家にも結構いたのだが・・・。


まず毎度グルマン記事執筆でお世話になっている後輩T氏と2人で会食。場所は溜池山王の「カーウントカー」。"K+K"ですね、要するに。なんでもオーストリア国家資格の有する唯一の日本人がやっている、とのこと。基本はウィーン料理です。時節柄シュパーゲル!ということで自分はそのコースを。ズルチェから始まってスープ、オマール海老とシュパーゲルのソテー、牛肉のエステルハージ風シュパーゲル添えのコース。この中では魚料理が明らかに浮いていて(流れの中で)、コンテクストという意味では不満。他は基本を押さえたウィーン風なだけに残念。でも他は懐かしい「あの」味だった。値段は凄いものになったが・・・・(汗)。ワインはGruner VertilinerとRieslingを1本づつで、これが高かったからかも。まぁしょっちゅうは行けない(当然だ)店なので、話題づくりではよかったか。これでもう少し安ければさらに高い評価なんだろうけどなあ。実際にはまた食べたくなって行くとは思いますけどね。でも日本人のどれだけがvalue for moneyと思えるか、については微妙かな。ドイツかオーストリアにいた人は別だと思うけど。


別の日には中学からの親友と、いつものWest Park Cafe(代々木)⇒ブラッセルズ(原宿)というコースで。年に4回くらいはあうのだが、いつも話題が尽きない。今回も23時くらいまでいろいろな話を飽きずにして楽しく会食&快飲(笑い)。WPCはもはやホームグラウンドとなっていてメニューを見なくてもオーダーできるレベルだが、今回は新メニューのカリフォルニアロールが面白かった。アメリカで出てくるものとはやはり違って美味しい(笑い)。この店は量も多いし、結構美味しいし、そんなに高くないし(ワインはちょっと高め。仕入れ値の2.5倍くらいかな)居心地もいいし何度行っても楽しい。まぁメンバーがいい、というのがあるんでしょうが。食事なんてそんなものかも。ブラッセルズではベルギービールを3杯飲みながらフリットをつついて、ここもエンジョイした。

グルマン・大阪編

学会ではずせないのは研究仲間との会食だ~。


今回は場所柄もあって前半は連日の焼肉攻撃。最近肉が、という私。特に油っこくて焼肉は苦しくなってきたかなぁ(遠い目)。そんな中、年代も非常に近いいつもの5人組が、その中の1人の昇任祝いもあって行ったのが「クロ・ド・ミャン(北新地)」。銀座店のほうは大学の後輩に紹介され、それ以来利用している。


メンバーのうち1人は肉がだめ、もう1人は肉も生魚もだめ、という条件だったのでここにした。実は肉も生魚もダメなお方はお酒もだめだった(気づかなかった・・・)のだが、全般的には盛り上がった会に。ワインも美味で、料理も自分好みの手の込んだ、しかし自然な、あざとさのないもので自分は満足。会計も男5人で1人1万以内だったのでこれは名幹事なのでは(笑い)。某競争的外部資金獲得の前祝(いや、まだ結果は出ていないが)もかねていたのだが、本祝もすぐにやりましょう!と約してお別れ。次回は東京開催かな。


ともあれこのお店、オススメします。

新年度開始

怒涛の学会weekもなんとか終了し、無事でもないが新年度開始。早いものでもう5年目。そろそろ異動も考えないといけない時期。


ちなみに学会のほうは東京遠征でかなり疲労。途中、諸事情で実家にも立ち寄り、さらに疲労。学会自体はシンポジウムでの招待講演が1件と一般講演が2件あったが、これは恙無く終了。それにしてもシンポの異様としかいえない盛り上がりには驚愕した。300人はいたのでは?後ろの席では「高温超伝導フィーバー以来かねぇ」なんて会話も・・・(苦笑)。シンポの内容のほうは日本が立ち遅れ気味、ということもあって件数ほどの内容が伴っていたかどうかは微妙かなぁ。尊敬する某T氏はさすが!という発表、理論の泰斗A先生の講演は別の学会での講演とほぼ同じだったが聴衆のバックグラウンドを意識していつもより大分簡単だった(自分でも普通に理解できた、というか何度も聴いているので既に理解しているのかな)。自分の講演でも人は減らず(まずは安心!)、適度に軽度のジョークも入れて肝心な話の山で聴衆を集中させて、自分としてはかなりいい発表だった、と自画自賛(苦笑)。


そんな合間には重要論文を苦吟しながら書き(一応外面は8割くらい完成。でも推敲しまくるのでかなり変更されるはず)、驚愕のrejectを喰った論文は猛然とeditorとレフリーに文句を言って現在再投稿中、という状態。波乱万丈の2008年度。講義準備もあって大変なんだが、いまはとにかく元気でやる気に溢れている(花粉だけが悩み・・・。軽度なんだが薬を飲まないとちょっと、という感じ)。



学会、そして反省、そして・・

学会シーズンで飛び回っている。


昨日もシンポジウムでの講演があって参加。午前も面白そうなセッションがあって結局フル参加。今回はどうもうちのグループの発表が講演順でソンをしていて不満。おまけに類似の研究をしているところの発表がいろいろあったのだが、そのうちの1件が非常に態度が悪く、質疑応答にもマトモに答えない(信じている、ですむなら学会は不用)ので非常に憤慨したまま午後へ。


シンポジウムのほうはできればお断りしたかったが、重ねてお願いされたので「ショボい内容でもよければ」ということで参加。結果はやっぱり受けなければよかった。なんとなく皆の関心ともずれていたようだし、気づけばこのセッションは自分のホームグラウンドではなくなってしまったのかな、と。秋の学会でもう一度発表してみてその感触でいろいろ考えないと。もっとも自分の発表自体も自己採点で60点いくかどうか、という感じで出来が悪かった。反省あるのみ。


学会から研究室にもどれば以前の論文が、いともあっさりとrejectされていた。がっくり。まぁ指摘も妥当か、とも思うが。これから再投稿先を探す。夜は学会仲間と会食へ、そして明日から東京へ。

アルザス料理・続報

学会で更新が遅れたが続報。


わずか12席あまりの小さな店でオーナーさん1人が料理も給仕も全部やる店だが、給仕のマナーもすばらしいし、紙でできたメニューは味があるし、もちろん料理もすばらしい。アルザス料理以外もぽつぽつとあるが(魚とか鶏のコンフィとか)、それはまぁ当然か。ワインは白は原則的にアルザスワインで、赤はフランスワイン。


特筆すべきはパンのおいしさで日本では絶対にこの味は再現できないのではないか、というくらい美味。噂では生地をフランスから取り寄せて店で焼いているとか。とにかく美味しいのだ。パンだけでいくらでもワインが進む。ワインは白で2本。ゲヴュルツトラミナーとリースリングでどちらもアルザス(リースリングはPfaffenheimだったような)らしいよい味。料理のほうは当然シュークルト、さらにパテ。リエットなど。量も相当に多く、この時点でかなり満腹だったが、ベックオフとアンドゥイエットと食べたくて注文したらベックオフは1人前で売り切れ・・・。残念。でもアンドゥイエットはパリの「ブラッスリー・リップ」で食べた記憶がまざまざとよみがえった。ちなみに5Aとは「アンドゥイエット愛好家協会」(というのがフランスにある)のお墨付き、ということ。


食後はもちろんのデザートと、マールを堪能し終了。これで1人5000円しないので、どういうこと?という感じ。これは近所にあると毎週通ってしまうなぁ、という名店。近々再訪したい。


美味・アルザス料理

久々のグルマン記事。


大学からの親友K氏夫妻とアルザス料理へ。店名は「アルザス」。

実に本当に本物の店だった。シュークルトも美味だが、アンドゥイエットまである。しかも5A。ワインも白はほとんどアルザス産でどれも美味だった。これは通いそう。詳細はまた今度。でも近所の方は一乗寺に向かうべし。

スランプ

おそらく花粉症(軽度なんだが薬飲まないとちょっとつらい、というレベル)の薬のせいもありとにかく眠い。でもって体調も悪く、体全体がガチガチに凝ってしまっている。


というわけで頭脳のほうも完全にスランプ。すこし意識レベルを上げようとするとすぐにつらくなる。学生からの相談・議論には対応できても論文書きには到達できない。ということでもう論文書くのはあきらめて、あまり頭を使わないですむ総合報告などを書くことに。あ~、昨日はテニスも少しやって、景気づけに焼肉食べたのになぁ。意味なかった。


就寝前にアファナシエフのクライスレリアーナを聴く。眠りながらだったが、ずいぶんゴツゴツした演奏、という印象。ペライアなどは流麗・端正、という印象だったが、全く対極に位置する演奏だ、という印象。特定の低音を強調しまくったりで個性的すぎるくらい個性的な。何回か聴いてみてもっと大きいスケールで捕らえないと総評はできない感じ。

漂泊のアファナシエフ

重要論文の執筆がてんで進まず(綺麗な図を作って停止中)、こうして現実逃避してる。「自分は筆が遅くて・・」とよく嘆かれるT大のT氏の気持ちが今はよ~くわかる・・・。


昨日は帰宅して食事をしながらテレビをつけたらNHK-BShiでアファナシエフの特集をやっていた。ブラームスのピアノ曲集で素晴らしい録音を残しているアファナシエフ(あの浅田彰が「この1枚のために他の何千ものCDを捨て去る勇気がある」と断言した名盤。実際名演)。変人・奇人との噂をよく聞くが、テレビで見た限り(見た目は変人っぽいものの)物凄いインテリで知的な印象で、ただの変人とは明らかに違う感じ。どちらかというか天才、という表現のほうがあっているのでは?ちょっとグールド(これも奇人と言われているが)に感じが似ているような気もするが、哲学や文学などへの造詣の深さでグールドよりもずっとスケールがでかい印象。


そういえばこの前CDまとめ買い(1年ぶりくらいだ)してアファナシエフのクライスレリアーナや平均律を買っていた。平均律は聴いたがクライスレリアーナは未聴のまま。急いで聴かなければ。

自由はダメ?

未読なんだが新聞広告にあった某ア○ラ誌に「K大は自由すぎて不安なんでT大にいく」というのがあった。


自由で不安っていうのが分からないんだが、誰か解説してもらえますかね・・・・?自分がだらけそうで不安、ということなんだろうか?だとしたらそういう人はそもそも大学に向いていないのでは?まぁわが身を振り返れば自分に甘くなってダメダメだったこともあることを正直に認めるけど(笑い)、それで本当に取り返しのつかないようなダメっぷりになるようならその程度ってこととも思われる。なんか、不安の代償に自由を放棄して、いろいろ管理してほしい、その代わり一定水準の規格をクリアした製品として社会に出荷してほしい、といっているみたいでちょっとイヤ。


周囲を見回しても面倒見の良さをウリにする大学が多いのでこうやって日本全国プチT大化が進むのだろうか?K大そのものも確かに下位層の地盤沈下は相当なものなんで、旧来の路線でいいのかどうか、ってのに議論百出ではあるんだろうけど。

アバド考

昔は好きだったけど、今はそうではない指揮者の筆頭格かな。あとはマゼールとかメータとか。


最近、NHK-BSでルツェルン音楽祭の特集をやっている。アバド・マーラーユーゲントの「9番」。ルツェルン祝祭の「2番」をざっと聴く。9番はとにかく演奏が「若い」。若さがマイナスに作用する好例。さらに指揮の淡白さ(ファンの方、すみません)がそれを助長し、なんだか楽譜をなぞっただけの底の浅い演奏、という印象。「はい、ここを綺麗に弾きましょう」「はい、いい音で」という感じの指揮&演奏で、9番独特の情感というか情念というか、出てこない。きっと明るく幸せな人生だったんでしょうね、この方は、という感じだなぁ。


一方2番はオケが違うとこうも違うか、という演奏で正直名演だと思う。オケはBPOの木管1列凸凹コンビ(苦笑)を筆頭に有名人総出演、という感じ。驚いたのはチェロの末席にクレメンス・ハーゲンがいたこと。調べたらクレメンスだけでなくハーゲン兄弟結構でているらしい。で、演奏のほうは(指揮が相変わらずの透明・淡白路線なんだが)かゆいところに手が届く実に心地よい演奏で、ダイナミックレンジの幅も広くて本当に素晴らしい。まぁユーゲントと比べること自体に意味がないわけだけれど、どうも指揮は目印程度であとは自分たちで勝手にあわせているのでは、と思わないこともない。ルツェルン祝祭は「アバドとやりたい」人の集団らしいんだが、本当なのかなぁ・・・。まぁともかく思わぬ掘り出しものだった。アバドのマーラーとしてはこれまでで一番いい演奏に出会った。