Benito de Paulaの有名な曲。日本の音楽ファンには知られてないけど、74年のレコード収録で、75年に大ヒットしたそうで。ブラジル音楽の、こういう人名を沢山読み込んだ歌詞が好きなので、ルイス・ゴンザーガやカエターノの名前が出て来たりで、少し前から歌詞が気になってた。でも、Jackson do PandeiroのChiclete com Bananaに出て来る、アンクル・サムみたいに、(スヌーピーの漫画の)チャーリー・ブラウンの名を代表にして引っ張りだしつつ、アメリカ人全般に対して、語ってる気もしますね。チャーリー・ブラウン≒Gringo的な。すごくシンプルな歌詞だけど、この辺りは、ブラジル人に確認してみたいな…。

 前に読んだときは、訳しかけて中断たんだけどーー訳を再開したら、単語も表現も、めちゃ簡単やん…(笑)。そういえば、前にBenitoのサンバを訳した時、すごい歌詞の文章が平易で訳が簡単だったなぁー。

 ブラジルの割と若い世代にとっては、Charie Brownと言えば、Charie Brown JRを思い出す事が多いと思います。彼らも良いよねー。

 

 サンバのエンヘードによくある、Silas do OliveiraのAquarela do Brasilみたいな、Samba Exaltacao的な形式だなと、前に読んだ時に感じたんでした。ブラジルのアーティスト名を沢山読み込む歌は、このブログにも沢山載せてるけど、ブラジルの歌に多いです。

 Chiclete com Bananaの歌詞とは少し異なって、特に反米では無くて、ブラジルのお国自慢、って感じでしょうか…。サンパウロからリオ、バイーアからルイス・ゴンザーガまで、ブラジルの各地のアーティスト名を羅列して、ブラジルには、こんなに素晴らしい音楽家が一杯居るんだぞ、って自慢する内容。wikiによると、ヨーロッパ等でカバーが沢山生まれ、外国でも人気を博したとか。

 『皇帝の/美しい野ウサギを』の下りは、wikiによると、Jovem GuardaのCarlos Imperialのlebre(野ウサギ)を指す、そうで。その部分を読んだら、(多分)Carlos Imperialのグルーピー的なのを指してるみたいですな…。Carlos Imperialは、Jovem Guardaの仕掛け人で、Roberto Carlosとかのレコードの仕掛け人。音楽プロデューサー。映画などもプロデュースしてた。彼のwiki読んだら、かなりスキャンダラスですな…ガーン。が、単に歌の歌詞に名前が出てきただけで、確か、Benito di Paulaと深い関係は無い気がします。

 

 

 

 

 

 Revelaçãoのライブにゲスト参加した時に、Benitoが歌ったライブ。恰好いーですぞ。Xandeが、子供の時からBenitoのファンだそうで。

Grupo Revelação, Benito Di Paula - Além De Tudo / Retalhos De Cetim / 

 

 

曲のwikiもあります。

 

ia.org/wiki/Charlie_Brown_(can%C3%A7%C3%A3o_de_Benito_di_Paula)

 

 こちらの動画で、Benito di Paula本人が、曲の事を語ってます。昔の動画見たら、ロン毛にキラキラなステージ用ジャケットを着て歌う姿が、70年代っぽいですねー^^。

 

 

 こちらでは、この曲の、海外でのカバーバージョンの動画が沢山掲載。沢山ありますなー。実は、私は、Benitoの他の曲と比べて、それほどこの曲のメロディは、好きではないんですが(単調な同じリフが繰り返されるので…)、ヨーロッパ系の人にとっては、なぜか好みのメロディみたいです。マーチ風に編曲されたカバーを聞いて、ふと思いました…。

 

 

 

こんな動画も。

A História Por Trás da Canção Charlie Brown de Benito di Paula

 

 

 

 

 

 

 

 ついでに、Charlie Brown Jrのライブ動画貼っておきましょう。ハードなロック系では、割と好きなバンドだったけど、というのも、ラップとかを混ぜたロックだったので、普段ロックを聞かない私にも、少し聞きやすかったんですよね。ただ、後半になると、Choraoの問題行動が増えて、ゴシップで賑わす事が増えて、13年にコカインの過剰摂取で亡くなったんで、麻薬中毒だったみたいで…。大変才能ある歌手だったので、惜しいです…。彼も、Benito di Paulaのファンだったんでしょうか?。そういう話は聞いた事ないけど、少しはこの曲のタイトルも意識してたのでは?。

 まだ大ヒットする前の、99年のライブ動画見たら、えらい細くて(最初は痩せてたんですよねー)、美青年でびっくり。2000年初頭から、えらい太ってサイズがデカくなったんでした…。

Charlie Brown Jr - Música Popular Caiçara (DVD Oficial)

 

 

 

 

Charlie Brown

 

Eh!僕の友達のチャーリー

Eh!僕の友達

チャーリー・ブラウン、

チャーリー・ブラウン

 

君が望むなら、

君に見せてあげよう

我々のサンパウロ

霧雨の地

君が望むなら、

見せてあげよう

カエターノのバイーアを

 

我々の良き人々

君が望むなら

見せてあげよう

皇帝の

美しい野ウサギを

君が望むなら

見せてあげよう

私のリオ・ジ・ジャネイロと

我々のカーニバルを

チャーリー!

 

君が望むなら

見せてあげよう

ヴィニシウス・ジ・モラエスと

ジョルジ・ベンの音楽を

フラメンゴのサポーターを

同じ物はそっちに無いだろう

君が望むなら

見せてあげよう   ※1

 

君が望むなら

見せてあげよう

ルイス・ゴンザーガ

我がバイォンの王

君が望むなら

見せてあげよう

私の心の中の
端から端までのブラジルを
Oh!Oh!チャーリー!   

 

※1×1

 

ルイス・ゴンザーガ

我がバイォンの王

君が望むなら

見せてあげよう

私の心の中の
端から端までのブラジルを
Oh!Oh!チャーリー!

 

 

 

Charlie Brown

 

Eh! Meu amigo Charlie
Eh! Meu amigo
Charlie Brown, Charlie Brown

 

Se você quiser
Vou lhe mostrar
A nossa São Paulo
Terra da garôa
Se você quiser
Vou lhe mostrar
Bahia de Caetano

 

Nossa gente boa
Se você quiser
Vou lhe mostrar
A lebre mais bonita     lebre=野ウサギ
Do Imperial
Se você quiser
Vou lhe mostrar
Meu Rio de Janeiro
E nosso carnaval
Charlie!

 

Se você quiser
Vou lhe mostrar
Vinícius de Moraes
E o som de Jorge Ben
Se você quiser
Vou lhe mostrar
Torcida do Flamengo
Coisa igual não tem


Se você quiser
Vou lhe mostrar

Luiz Gonzaga
Rei do meu baião
Se você quiser
Vou lhe mostrar
Brasil de ponta a ponta
Do meu coração
Oh Oh Charlie!

 

Se você quiser
Vou lhe mostrar
Vinícius de Moraes
E o som de Jorge Ben
Se você quiser
Vou lhe mostrar
Torcida do Flamengo
Coisa igual não tem
Se você quiser
Vou lhe mostrar

 

Luiz Gonzaga
Rei do meu baião
Se você quiser
Vou lhe mostrar
Brasil de ponta a ponta   端から端までのブラジル 最初から終わりまで
Do meu coração
Oh Charlie!

 

 

 なぜか今頃、すっかりAxeとHarmonia do Samba漬けの毎日…。Harmonia do SambaのYoutubeを見てたら、このサンバ、Pagode編成での、Harmonia do Sambaのライブを見て、選曲と演奏が、ツボすぎて、今ハマって聞いてます。

 これが90年代のAxe全盛期や、Bahiaの名曲、そして、勿論サンバというからには、Exaltasambaなどの本当の(?)Pagodeの大ヒット曲を、Xanddyの声で聴けるという、えらい嬉しいライブで、Xanddyの匙加減が何ともセンス良くて、良いのです。実は、しばらく聞いて、知ってる曲に気づきもしたけど、知らない曲が多いかと思ったら、90年代~00年代のヒット曲が揃いぶみで、この世代には狂喜乱舞の選曲で、泣きます…(笑)。いつも、バクリーニャなどでAxeのリズムを叩いてるメンバーが、Repinique de Maoとかパンデイロとか叩いてる様子も、ご注目。SilvaのAxeカバーアルバム、Bloco do Silvaとは、微妙に違うけど(Axeの人が、Axeやサンバをパゴージ編成でカバーする)、Axeなどの以前のヒット曲をリサイクルする点では、同じスタンスも感じますね。同時期に、Arexandre Peresとかも、他人のパゴージ名曲のカバー集を出してましたっけ…。しかし、最初に書いておきますが、Exaltaとかのロマンチックパゴージも、AXEもマニアではないし、どちらも、自分が好きなバンドだけ聞いてたので、詳しくない点をお詫びしておきます…。

 この手のパゴージカバーなのに、なぜだか、Fundo de Quintalの曲が、1曲もないのがすごく不思議なんだけど、Exaltasambaの曲が、抜きんでてえらい多くて(実は、Exaltaを殆ど聞いて無くて、疎いので、今回調べてみて、分かった次第です…。スミマセン)、何と、スルド担当のメンバーがExaltaのカバーでは、ステージに出てきて、Xanddyと共に、甘いボーカルを聞かせてて、素敵なのだー。メンバーがExaltaが大好きなのかしらん。他に、Ivete&Banda Evaの曲、あと、BahiaのPagodaoの盟友、E o Tchanのカバーも多くて、Bahia愛に溢れてて、良いです。レゲエのCidade Negraがあったのが、意外だった。実は、サルバドールの映画館で、Cidade NegraのVoが主演で出てた、オルフェを見たんですが、彼のお尻が出てくる所で、サルバドールのギャルが黄色い声を上げてたのが、ブラジルらしくて、思い出に残ってたり…。人気あるんですね、Cidade Negra。ポルトガル語が分からないので、まるで筋が分からなかったんだけど、そこは印象に残ってたり。バンドの出身地で見ると、リオのバンドは、LS Jack(SPかと思うけど、意外な事にRioが本拠地)、Melim、Sorriso Maroto、Cidade Negraの4組で、サンバとは言え、リオの曲は少ないのは、パゴージ・ロマンティコの大部分がSP出身な事が原因ではあるけど、リオに対して、対抗意識があるんかなー?とか思ったり。普通のサンバは意図的に外したのかも。別に、バイーアの音楽家やAXEでも、ライブでリオのサンバも普通に歌ってるんだけど。ライブでIvone Laraのサンバとか歌ってて、へえ~って思ったので。

 

 知らない曲も多かったので、誰の持ち歌か調べるのに、時間かかったけど、すごーく勉強になりましたよー。こんな事でもないと、Axeの定番曲とか、マニアックなパゴダンの古い曲とか、調べないので、良い経験でした。E o Tchanって何だったんだろう?、と最近、ふと考えたりしたし…(笑)。KarametadeとかKatingueleとか、超久々に名前を見ました…。懐かしい。曲名から、検索して見つけたので、ほんと、Google様々です。Googleの検索、最近変で、間違った結果が出てくるので、困る事が増えましたが…。

 という訳で、ひたすら検索して見つけたので、オリジナルなど、曲の説明を載せてみます。Xanddyが、曲間で、Zeca Pagodinho!と叫んでたんで、Zecaの曲もあるんかなー?(でも無いみたいだね…)、と思ったらZecaの曲は、残念ながら無かった…(笑)。期待したんだけど。

 

↓こちらの3つのリンク集で聴けます(ライブが3つに分かれてる)。

Samba em Harmonia Parte 1

 

Samba em Harmonia Parte 2

 

Samba em Harmonia Parte3

 

1  Carla   LS Jack
 

2  Ouvi Dizer / Meu Abrigo  Melim。
 

3  Tua Cara / Inaraí   Karametade&Katinguelê
 

4   Cirandinha / Gera Samba / Mexe Mexe Mainha  E o Tchan&Gera Samba
 

5   Rindo à Toa / Xote da Alegria  Falamansa 


6  Cartão Postal / Desliga e Vem / Dez A Um / Luz do Desejo   Exaltasamba
  
7  Margarida Perfumada / Ara Ketu Bom    Timbalada&Ara Ketu

8   Um Amor Puro     So pra Contrariar  


9  Morena Tropicana  Aleceu Varenca

10  Cocorocó / Sagolada  COMPANHIA DO PAGODE&SagoladaはGrupo Pagolada

11  Brilho de Cristal / Estrela     Pixoteの出世作&Exaltasamba名曲

12  Pensamento / Onde Você Mora      Cidade Negra

13  Tá Tudo Bem / Beleza Rara / Me Abraça  Ivete&Banda Eva

14  Caixa Postal / Conto de Fadas    Os Travessos&Negritude JR
 

15  Ainda Gosto de Você / Me Espera    Sorriso Maroto

16  Não Precisa Mudar   Ivete Sangalo Saulo参加のMaracanao Ao vivo収録。

17  Bombocado / Mata o Papai   Arte Popular&Exalta Samba 後者の正しい曲名は、Já Que Tá Gostoso Deixa (Mata o Papai)。

18  Preciso de Amor / Sem o Teu Calor     またもやExaltasamba
19   Paquerei / Pau que nasce torto / Melô do Tchan   E o Tchan
20  Vem Neném / Agachadinho / Desafio   Harmonia do Sambaの1st
 

 

 

 

1曲目が、タイトル見て、あれ?とは思ったけど、メロディが違う気がしたけど、やっぱ、聞き覚えのあるメロディと思ったら、やはりLS JackのCarlaで、驚きました…(笑)。2002年のポップロックのヒット曲です。J-Popっぽい、ちょっとベタなメロディの歌なんです。Xanddyの奥方の、Carla Perozがゲスト出演してます。

 

Samba em Harmonia - Carla (Clipe Oficial)

 

 

この2曲も毛色が違って、フォーキー&ポップトリオの、若手3人組のMelimのヒット曲。彼らも大人気だそうで。他のカバーが、90年代~00年代の曲ばかりなのに、この曲だけ異色の2010年代後半のヒット曲。

Samba em Harmonia - Ouvi Dizer / Meu Abrigo (Clipe Oficial)

 

オリジナルはこちら。リオのニテロイ出身という爽やかポップユニット。女性ヴォーカルの声が素敵。実は、初めて聞いたかな?。Xanddyの息子や娘世代に人気があるのかも。ファンキとか流行ってるけど、こういうのも人気あるんですねー。

Melim - Ouvi Dizer

 

2曲目のオリジナル。PVにもサーフシーンが出てくるけど、音もジャック・ジョンソンとか、そういう感じの、アコースティック感覚の爽やかなナチュラルポップ。

Melim - Meu Abrigo

 

こちらはイケメンVoのVavaを擁して、女子にキャーキャー言われてた、KarametadeのTua Caraと、KatinguelêのInaraí 。この2バンドは、疎いんですよねー。ブラジルならでは、という感じがする。

Samba em Harmonia - Tua Cara / Inaraí (Clipe Oficial)

 


こちらはGera SambaとE o Tchanの曲。バイーアのSamba de Roda的に、何とも素敵にカバーしてて、良いですぞ。E o Tchanの事を見直してしまうかも。バイーアのサンバ、良いなぁ…と思うことうけあい。

Samba em Harmonia - Cirandinha / Gera Samba / Mexe Mexe Mainha (Clipe 

 

オリジナルは、こちら。E o Tchanの前身、Gera Sambaの曲。この曲をアルモニアは、古典的なRoda de Samba的に、素敵にカバーしてるので、そういう香りがするし、Samba de RodaらしいPalma(手拍子)が入ってて、何ともルーツっぽいけど、リズムや歌い方がPagode Bahianoっぽい。

 しかし、E o Tchanの前身が、こういうSamba de Roda的な歌を歌ってたとは…。&パゴダン、Pagode Bahianoのルーツが、Samba de Rodaだと、しみじみ…。色々と、認識が変わってしまいそう。Gera Sambaの初期のアルバムも、聞きたくなった。

Cirandinha Gera Samba

 

こちらは、より今のE o Tchanっぽい音。96年のアルバム「Na Cabeça e na Cintura」の中の曲。このアルバムも大ヒットした。

Mexe Mexe Mainha

 

 次の2曲は、Forro Universitanteのムーブメントを牽引した、フォホーバンドFalamansaの曲。Rindo à Toaは2000年の彼らのデビューアルバムより。

Samba em Harmonia - Rindo à Toa / Xote da Alegria (Clipe Oficial)

 

 

Exaltasambaのメドレー。いいなー。Exaltaを、まるで聞いてこなかったので、全く誰の曲か気づかなかった…。

スルド奏者の甘いヴォーカルが、素敵なんですわ…。あんま、スルド奏者がステージの前に来て、マイクで歌うシーンって見ないですね(笑)。初めて見た。

Samba em Harmonia - Cartão Postal / Desliga e Vem / Dez A Um / Luz do 

 

 

知らなかったんだけど、Margarida PerfumadaはTimbaladaのヒット曲。色んな人が歌ってる。Ara Ketu Bom Demaisは、知ってた、タイトル通りの、Ara Ketuの超有名曲。これも色んな人が、すごくカバーしてて、共に、サルバドールのトリオ、カーニバルでは、毎回歌われる定番みたい。テンション上がるやつ。

Samba em Harmonia - Margarida Perfumada / Ara Ketu Bom Demais (Clipe O

 

Djavanのカバーの、この曲も、知ってる~と思ったけど、誰で聞いたか思い出せなかった。が、So pra Contrariarの2001年のAcoustico収録。よく聞いてたアルバム。ベタな曲も多いけど、MPBファンも気に入る、カエターノ・ベローゾとデュエットした、Jorge Verciloのカバー、Final Felizなんて、超素敵な曲もある。

 

Amor Puro

 

こちらが、So pra Contrariar版。Acoustico Ao Vivoより。あの頃、クラプトンのアンプラグドの影響で、Acoustico編成のライブ収録が流行ってた。クラプトンがあの頃、アコースティックにハマってたのは、ジョアン・ジルベルトにハマってた影響もあったと聞いた気がするけど、うろ覚えなので、違ってるかも?。何度もググるけど、そういう話が見当たらなくて。勘違いかしらん?。2001年の作品。

Só Pra Contrariar - Um Amor Puro

 

次の曲は、Alceu ValençaのMorena Tropicana。

Samba em Harmonia - Morena Tropicana (Clipe Oficial)

 

この曲はよくカバーされるので、大人気だけど、Alceu Valençaとか、Ze Ramalhoとかの、北東部系ロックは、なかなか特徴や良さが日本の音楽ファンには分かりにくい気がする。私も疎くて。でも、ブラジルですごく人気がある。これ、レゲエ調だった。北東部ロックと表現されるけど、フォーキーな曲も歌ってるし、名門のPernanbuco法科大学で法律を学んだエリートで、雰囲気がすごくインテリっぽいと感じるんですが、多分、歌詞が面白いんだろうなーとは思います。北東部はこういうインテリ音楽家が多い気がする。

 

Tropicana (Morena Tropicana)   Alceu Valença

 

 

他の曲は、曲名をググっただけで、すぐに誰の曲か出てくるんだけど、この2曲は、全然出てこなくて、難しかった…!。苦労しました。CocorocóはCOMPANHIA DO PAGODEの97年のアルバム収録だそう。次のSagoladaは、何と、昔出た、Pagode Bahianoのオムニバスの古典「Sambas da Bahia」収録の、Grupo Pagoladaの曲。このアルバムは、そのアルバムの動画コメントによると、o início de todo o movimento do pagode baianoだそう。Terra Sambaも収録されて、Pagode Bahiano寄りの、バイーアのAxeのオムニバス。確か、日本のブラジル音楽本で紹介されてた記憶が。

 Xanddyのドライブ感が強力で、超恰好良い。こういうサンバは、世界遺産級だと思います。Cocorocóは、タイトル通りに、鶏の鳴き声を模した歌詞。ググったら、Clementinha de Jezusの古いサンバでも、Cocorocóというタイトルのサンバがあって、バイーアなどのサンバで、鶏がモチーフのサンバが沢山あるみたい。勉強になります…。さすがバイーア。イントロやバックで流れる、鶏の鳴き声を模した、クラリネットの超絶技巧のソロや伴奏がスゴイので、見どころです♪。サラッと弾いてるけど、上手い。

 

Samba em Harmonia - Cocorocó / Sagolada (Clipe Oficial)

 

Companhia Do PagodeのCocorocóは、この97年のAo Vivo収録。下記の22分18秒位から始まります。

 E o Tchanと同時期で、似たスタイルの音で、E o Tchanと同じで、かなりおバカなPagode Bahianoだけど、これが、疲れた時とかストレス感じた時に、このアホな音が脳をリラックスさせてくれるので、効く気もする。万人に効くかは分からないけど、お試しくだされ。

↓Cocorocó

Companhia Do Pagode - Ao Vivo 1997 ( CD Completo )

 

 

SAMBASDA BAHIA - sagolada

 

 

こちらの2曲は、最初気づかなかったけど、メロディーは知ってたパゴージの大有名曲。Brilho de CristalはGroupo Pixoteの出世作。Estrelaは、これもExaltasambaの大ヒット曲で、これは有名ですね~。共に、切なく、センチメンタルなメロディがブラジル人好みで、こういうメローなメロディの曲は、ブラジルらしい気が。なかなか、こういうメロディは、他の国では多くない。ブラジルのメローなメロディ、とてもメランコリックな特徴が表れた曲だな。

 

Samba em Harmonia - Brilho de Cristal / Estrela (Clipe Oficial)

 

 

 これは、Pixoteの新しめのライブより。VoのDodoが、ラスタヘアのすごい状態になってて。スーツのジャケットとか着て、鈴木雅之みたいな感じになってたので、驚きました(前は、ジーンズにTシャツとか着てライブに出てた)。

 元々ドスきいた漢なヴォーカルは恰好良くて、好きだったけど、このライブ、えらいド迫力で、恰好えー。こんなに、スケールアップしてたなんて…。アフロなボーカルスタイルが最高。そうそう、アフロなせいか、Luiz Melodiaを彷彿させる風貌だし、Luiz Melodiaみたいなソウルフルな声ですな。

@GrupoPixote - Brilho De Cristal | DVD Pixote #Trintou

 

 パゴージの超定番ですよね。実は、チアギーニャがライブで歌うのを、あまり見たことがなくて、こんなに歌がうまいと知らなかったという(恥ですね…)。あんま良い出来じゃないライブを見てたんかな…。冷や汗です。しかし、イザルタは本当に、ブラジル人に好かれてるんですなー。イザルタを聞くと、サンバと言っても、ノリノリダンスじゃなくて、甘~いボーカルで、歌い上げるって感じなんですね…。それに今まで気づかなかったとは…。Harmonia様々です…。Valeu!。

Exaltasamba - Estrela (Ao Vivo)

 

 

こちらは、とても意外だった、Cidade Negraの曲。レゲエがサンバ化してて、面白い。心地よいカバー。

Samba em Harmonia - Pensamento / Onde Você Mora (Clipe Oficial)

 

Cidade Negraのオリジナルはこちら。アコースティック編成で、なごめて良い曲。

Cidade Negra - Pensamento (DVD Acústico Cidade Negra)

 

 

 こちらの曲を聞いて、ああ、Axeをサンバ化したんだと、このアルバムのコンセプトに、シミジミ感じ入ったんでした。Beleza Raraはもちろん知ってた。Ivete時代のBanda Evaと、初ソロアルバム収録のIveteの曲のメドレー。Tá Tudo Bemと Me Abraçaは、恥ずかしながら、Banda EvaとIveteの曲と知らなくて、SilvaのBloco do Silvaで知って、この2曲はSilvaもカバーしてたんで、胸熱です。Ivete好きには、堪らないだろなー。こういう曲を聴くと、バイーアって、何て良い曲があるんだろう…としみじみ思う。

 曲が良いのもあるけど、同じバイーアのトリオの曲なので、このメドレーは白眉だと思う。バンドも慣れた地元のAxeの演奏でノリノリだし、自分たちの分野だから、上手いつーのも。
 

Samba em Harmonia - Tá Tudo Bem / Beleza Rara / Me Abraça

 

Caixa Postalは、アイドル的人気があった、パゴージグループのOs Travessosの曲。Conto de Fadasは、Negrituge JRの曲。

Samba em Harmonia - Caixa Postal / Conto de Fadas (Clipe Oficial)

 

Caixa Postalのオリジナルは、Os Travessosでした。彼らは、イケメンVoでアイドルグループ的立ち位置だったけど、R&B調のブラックミュージック的な曲は、好みで好きでした。ブラジル留学してた友達に教えてもらって、その後、ファンになった。

Pagode Romanticoは、甘いベタなメロディとか多いので、その辺りは、ブラジル音楽ファンには受けが悪い気がするけど、SPCのAlexandre Peresとか、このOs Travessosの当時のVOとか、Negrituge JRも曲によってはブラックミュージック寄りの曲があって、PixoteのDodoとか、Exaltaも、Reveracaoもそうだけど、パゴージの曲の中には、ブラックミュージック的なソウルフルな曲やファンキーな曲もあって、そういう要素の強いバンドとか、そういう曲を聞いてたなぁ。

 Sorriso Marotoも好きなんだけど、彼らも甘いバラードとかで売れたけど、VoのBrunoは、すごくソウルフルなヴォーカリストで、こういうパゴージバンドは、Temptationsとかの、アメリカのソウルのメンズヴォーカルグループとかの立ち位置と、何か似てると思う事があります。人気が出ると、Voがソロになって独立するのも似てるし。バラードとかが受けるのも似てて、時々ファンキーな曲があるのも、すごく似てる。Pagodeのバンドも、メンバーは有色人種系の人が多いし、黒人系がルーツのサンバがベースになってる事も似てるかも。HarmoniaのXanddyも、すごくソウルフルなVoなんですよね。だから、PixoteとかSorriso Marotoとか選んだのかな?とも思ったり。

Os travessos - Caixa Postal

 

 

こちらの2曲は、Sorriso Marotoの曲。彼らはよく聞いてたので、ああ!って感じ。でも、久々に聞いたし、Xanddy流の歌いこなしが、また違ってて、検索するまで、まるで気づかなかったのは、なぜだろう…?。

Ainda Gosto de Você / Me Espera   

 

 Sorriso Marotoのオリジナル。ライブアルバムで、彼らの出世作のアルバム。このライブアルバムから、Por Voceという曲が大ヒットして、全国区の人気バンドになった。パゴージは、サンパウロのバンドが多いけど、彼らはリオ出身で珍しい。丸っとなったブルーノが、まだ細い~。Sorriso MarotoのVoのBrunoと二人のメンバーで、Mumuzinhoとかのサンバ歌手のプロデュースを度々手掛けてて、何人も大ヒットさせてて、彼らのプロダクションは相当儲かってるのでは?。パゴージバンドでは、なかなかのやり手だと思うし、音楽の才能も高い。記憶違いかもだけど、メンバーのうちに、誰か、親が音楽関係者の人が居たような記憶もある…。そういうプロフは見たことないけども。

Sorriso Maroto - Ainda Gosto de Você (ao vivo)

 

 

16曲目は、サウロ作で、Ivete Sangaloが、メガヒットアルバムのMaracanao Ao Vivoに収録されたアルバム。

 しかし、この超有名なアルバム、実は今まで聞いた事がなかったんでした(笑)。申し訳ない。IveteのBanda Eva時代は、少し聞いてたけど、彼女のソロアルバム持ってないんですよねー。Iveteもだけど、サウロ、大好きなんです。Saulo時代のEvaは、DVD持ってたり、割とよく聞いてますね。

Ivete Sangalo, Saulo Fernandes - Não Precisa Mudar

 

 

ラストから2曲目も、E o Tchanのカバー。奥様がカルラとは言え、何と、E o Tchan愛に満ちたライブ…。Harmoniaが、E o Tchanを再構築してみせる。サルバドールのサンバが、リオのサンバに劣らない事が、猛烈に伝わる。 サルバドールのサンバが、リオのサンバのルーツである事も、その音が表現していますね。

Paquerei / Pau que nasce torto / Melô do Tchan   

 

これを、↑と料理するXanddyの力量に唸ります…!。とりあえず、↑と比べてみて下され…。子供から大人まで、聞いて踊ってたんですよ、当時。一世を風靡しました。ブラジルパーティに行ってた頃が、この頃で、この曲は知らなかったけど、E o Tchanはマストでした。これは、2004年のライブらしい。

É O Tchan - Paquerei (Ao Vivo)

 

 

↓言葉を失います…。E o Tchanの97年のアルバムジャケを見た時、クラクラしました…。当時、Axe Bahiaのビデオとかを、輸入盤で買って、E o TchanのPVも見てたので。動画なんて、無いですから(笑)。もっとマニアな方は、IPCを衛星加入して見てたのですYO。ダンスがお下劣すぎると、多分、ブラジルでも言われてたとは思いマス…。とは言え、最近のファンキの超セクシーダンスとかと比べると、今となっては、大人しい気もしたり…(笑)。

É o Tchan Pau que nasce torto Melô do Tchan HD

 

 

 

最後の3曲は、知らなかったんだけど、Harmonia do Sambaの出世作、1stアルバム収録曲。

Vem Neném / Agachadinho / Desafio   

 

 

 

 

 Mulher Brasileiraを訳したら、同じころにヒットした、Gostosaを訳したくなった…。「Eu sou Gostosa」は、ピシリコで最初に好きになった曲なのでした。

 歌い方が、ああいう、野蛮なヴォーカルスタイルなので、もっとエロチックな歌詞かと思ってたら(笑)、訳してみたら、Mulher Brasireiraと同じように、「高い自己評価があれば、皆セクシーなんだよぉ~」と歌う、ちゃんとした歌詞で、Psrico見直しました…グッド!。(ヒアリング苦手で、Marcioの歌詞、聞き取りにくいし、口語文法の知識が薄い…)。Marcio Vitor、カエターノのバンドに、ずっとパーカッションで参加してたそうで(9年間在籍して、ツアーにも同行してたそう)、大変才能あるスゴイ人だとは、知ってましたが…。サイレン鳴らしたり、奇声上げたりの印象も、強くて(笑)。赤ん坊の衣装と赤ちゃん帽まとって(※ブラジルのカーニバルでは、赤ちゃん仮装はよくある)歌ったりもしてましたな…。作曲の時期は不明だけど、Mulher BrasireiraとGostosaは、同じ2008年のアルバム「Ao Vivo em São Paulo」からのシングルで、同時期のリリース。

 

 

 この曲の歌詞は、「彼女がセクシー」つーんじゃなくて、「私が(俺が)セクシー」というタイトルな所がポイントで。この曲を気に入った当時、そこが良いと思ったんでした。イレ・アイエの歌詞に、「私は美しい」、という歌詞があったのと、似た感覚を、当時感じて、へえーと感心したんだった。「彼女はセクシー」って歌う歌は、ブラジルに山ほどあるじゃないですか。

 

 イレ・アイエの曲「O Mais Belo Dos Belos」の歌詞の一節です。好きなんですよ、この部分が。誇り高い、自己卑下しないところが良いよね。&Gostosaを聞いて、イレ・アイエっぽいフレーズだなと、当時思った。ブラジル音楽ガイド本「ムジカ・モデルナ」のPsricoの解説によると、2004年のデビューアルバム「O Furacão da Bahia ao Vivo」のラストの曲は、イレ・アイエのForca do Ileだそう。カルリーニョス・ブラウンと同じように、パゴダン、アシェー界に革命を起こした人、バンドなんだけど、音は、やはりバイーアのアフロ音楽をルーツが濃厚ですよね。そこが恰好良いと、常々思います。

 

O Mais Belo Dos Belos   ←ここは、1行前と繋がってるニュアンス感じる。
Sou eu, sou eu
Bata no peito mais forte
E diga: Eu sou Ilê

 

(イレ・アイエの美は)美の中で、もっとも美しいもの

それは私、私だ    (※注)

胸を強く叩き、

そして言え、私はイレだ

 

(※注)私はイレ・アイエの者だという意味。かつ、「自分は美しい」とのニュアンス。ここら辺の姿勢は、Black is Beautifulのスローガンと重なっており、イレ・アイエが70年代の米国などの、Black is Beautifulのムーブメントに影響を受けて生まれたバンドである事の表れでもある。サンドラ・ジ・サーが歌った、Olho Coloridoの歌詞で歌われた、「黒人の特徴のドレッドヘア等は美しい」(そういう単純な歌詞ではないけど)、という考え方も、同じくBlack is Beautifulの考えに発してる。

 

 

 

 

 

psirico eu so gostosa

 

 

 

 

 

 

Eu Sou Gostosa

 

[Intro-vozes]

ねえ、マルシオ・ビットール、

今年はセクシーさが、大事よ。       ←?? ※ここは適当です…。

私が、このカーニバルで破壊しまくるよ    arrasar破壊する、侮辱する

ねえ、私は正しいよね?     decer流れる、傾く
私はすごい盛り上げるよ
何でか分かる?
だって、私達はセクシーだから

 

Ai ai ai

Ai, 俺はセクシーだぜ

 

君が、このカーニバルで、僕のサントロペ、

僕の派手なネオンと共に、僕に会う時     ←??
僕の頭の良いうるさい娘と一緒ならば、
邪魔する雨も降らないぜ       

 

女性の美の、色気と魅力には注意しろ

女性の甘いうぬぼれは、高い自尊心を高める  ←ですかね?

 

その顔に表れたほほ笑みは

多量の美しい歌で、世界を惹きつける

すごく言い寄られたいと思って     ※これから4行の訳は、かなり適当です

すごく好かれるのを夢見て

僕らは満足する

僕らの心に君らが居ることに    ←難しい 

 

Ai ai ai

Ai, 俺はセクシーだぜ

 

エネルギーを開放して、頭を上げろ

さあ君は踊るんだ、踊れ、踊れ

踊れ、踊れ、踊れ

 

Ai ai ai
イベッチはセクシーだ

Ai, 俺はセクシーさ

Ai ai ai
プレッタ・ジル

ダニエレ・ウィニッツ


Ai ai ai
ナゴナはセクシーさ           negona 黒人娘のこと

僕の太っちょ娘はセクシーさ

みんなセクシーだぜ

高い自己評価が有れば…

愛をささげる人には、有るんだぜ     

 

Ai ai ai

Ai, 俺はセクシーだぜー

 

 

 

 

Eu Sou Gostosa


[Intro-vozes]
ô Márcio Victor,
esse ano é das gostosas
e eu vou descer arrasando no carnaval
ah e eu que sou light
vou descer toda turbinada!    turbinaタービン、ウォーミングアップする
sabe por quê??
porque nós somos as gostosas

Ai ai ai
Ai, eu sou gostosa

[vozes]
Quando você me ver neste carnaval com minha
Saint-tropez e meu néon gritante     gritante=派手な、やかましい
Eu com minha escova inteligente, não vai ter chuva que
desmanche       desmanchar壊す、乱す escovaブラシ、うるさい人

Ai ai ai
Ai, eu sou gostosa

Bote cuidado na sensualidade e no charme
à beleza feminina
a doce vaidade
da mulher é elevada a alto-estima   estima評価、愛情、

 


Um sorriso estampado no rosto    salmo讃美歌、詩歌
com a salma na pilha e pára no mundo.   pilha 山積み、略奪
Gosta de ser paquerada,    parar em~ に行きつく、に魅力を感じる
sonha em ser bem amada     paquerar 言い寄る
nós temos a satisfação
de ter-lás vocês em nossos corações

 

Libera a energia e ergue a cabeça
você vai rebolar, vai rebolar, vai rebolar
vai rebolar, vai rebolar, vai rebolar

Ai ai ai
Ivete é gostosa,
ai, eu sou gostosa
Ai ai ai
Preta Gil
Danielle Winnits

Ai ai ai
negona é gostosa
a minha gordinha é gostosa
e todo mundo é gostosa
com alto-estima elevada...
Quem ama tem

Ai ai ai
Ai, eu sou gostosa...
 

 Harmonia do Sambaを訳したんで、最近、再び聞いてる、再び関心が出た、サルバドールのパゴダン・バイアーノの雄、Psricoの大ヒット曲、Mulher Brasileiraを訳してみた。これ、前も訳してみたかったんだけど。Psricoが人気が出た当時に、すごい大ヒットした。初のPsricoの歌詞の訳です。前に、Banda Evaが歌った、Psricoに捧げて、Marcioが参加した曲は、訳した事がありましたが。

 以前、出だしを少し読んで、ブラジル女性は美しい、セクシーと謳う、よくあるブラジル女性礼賛の、マッチョな歌詞かと思ったら、ブラジルの女の子は、太めの子も、やせっぽっちの子も、ブラジルの女の子は、全員かわいいよー、と歌った、博愛にみちた歌だったのが、意外でした。意外~。なんと素晴らしい。

 サンバとかAxeとかの歌詞は、インテリサンビスタの歌詞を除くと、基本的に、男性中心のマッチョな世界だからねえ…。もっと、えげつない歌詞かと、勝手に予想してました。ごめんなさい(笑)。

 難しーと思ったけど、適当に訳したとは言え、大体できたかな。とは言え、Harmonia do Sambaと比べて、かなり骨を折った…。現地的な口語は、知識ないんで、苦手。間違ってたら、ごめんなさい。

 ※直訳的な部分や、単語の意味が的確じゃない部分があったんで、訳を訂正しました(2024年4月27日)。

 

 

Mulher Brasileira (Toda Boa) Psrico

 

 

 

多分、そうだと思ったけど、歌によって、歌詞が微妙に違うなー。↓の歌詞は、これと歌詞が違うし。↑の動画では、イベッチがどうのとか、マルガレッチがどうの、と即興で言ってた。タイトルも、Toda boaっていうのと、Mulher Brasileiraと2つあるんで、どっちなのかいつも迷うんでした。

 

 

 

 

Mulher Brasileira (Toda Boa)

 

日焼けした肌、ブラジル人女性、最も美しい物
美しい娘の魅力、ギターの様なグラマラスな体、最高の傑作さ

宇宙のあらゆる所で、沢山の輝く彼女達に出会う

男が、ブラジル娘にあずかりたいと、いつも思ってるなんて、すごく罪深いよな

我々の幸せの為に生まれてきた、とても神聖な傑作

ブラジル娘を愛する者は、手を上げて、アーメンと叫ぶ
驚くべき事、俺の称賛には、ちゃんと理由がある nao e a toa=ちゃんと理由がある

君は、ぼくの渇きを癒す水だよ

ブラジル人女性は、本当に素敵だ

 

本当に良い、本当に良い、ブラジル女性は本当に良い

(ai,ai,ブラジル女性は、本当に素敵)  ×4

 

ぽっちゃりっ子の自己評価
(すごくふわふわなのさ)
痩せっぽっちの子の自己評価
(すごく素敵なのさ)
自己評価が冠をかぶせてる
(すげー厳しいな)     ←又は「すげー頑固だね」かな?
ネゴーナの自己評価    negona=黒人女性。ここでは「女の子」位の意味。
(皆、本当に可愛い子ちゃんばかりだよ)  ×2

 

ブラジル女性は本当に素敵だよ

 

 

 

Mulher Brasileira (Toda Boa)

 

Pele bronzeada, mulher brasileira, a coisa mais linda
Chamada de avião, corpo de violão, a maior obra prima avião美しい娘
Em todos os cantos do universo, se vê várias delas brilhar ↓umは強調の意味

É um pecado que um homem sempre quer desfrutar  pecada罪、罪深さ? 
É uma obra divina que nasceu para o nosso bem  desfrutar享受する、楽しむ
E quem ama levante o dedo e grite: Amém  bem幸せ、利益 
Maravilhosa os meus elogios não são a toa
Você é a água que mata minha sede   cruzar os dedos=祈る
Mulher brasileira é toda boa

Toda boa, toda boa, ela é toda boa
(Ai, ai ela é toda boa)   toda=強調の副詞。すごく、とても、本当に
É toda boa, toda boa, ela é toda boa
(Ai, ai ela é toda boa)
Toda boa, toda boa, toda boa
(Ai, ai ela é toda boa)
Toda boa, toda boa, ela é toda boa
(Ai, ai ela é toda boa)

Autoestima gordinha
(Tá toda fofinha)
Autoestima magrinha
(Tá toda fortinha)
Autoestima coroa
(Tá toda durinha)
Autoestima negona
(Tá toda gatinha)

Autoestima gordinha
(Tá toda fofinha)
Autoestima magrinha     magra痩せた
(Tá toda fortinha)
Autoestima coroa  =自己評価の冠
(Tá toda durinha)
Autoestima negona
(Tá toda gatinha)

Mulher brasileira é toda boa

 先日、最初にHarmonia do Sambaについて、熱く書いた時にリンクを貼った、バイーアのルーツ音楽の要素が濃い曲と紹介した曲を訳してみた。前奏部分のヴァースが終わったあとの、エレキのギターのフレーズは、バイーアっぽいギターの弾き方だと思います。ジルとかがよく使うようなフレーズ。口語的な、文法上は間違いの、くだけた言い方が多いんで、その部分は自信ないので、かなり適当な訳です。下から3行目のPassarは自動詞だな。こういうのも、現地っぽい言い方。Rolarとか、Botarとかみたいに、割と使う言い方。

 

 この曲の出だしに出てくる「se ver」という単語、以前、イレ・アイエの歌詞にも出てきたけど、se verを、見るに美しい物、と訳してたけど、この「se ver」は、存在を意味する気が…と今頃になって、気づいたり。これ、多分、ブラジルで多用される言葉ですよね。互いに見るとか、会うとかの意味もあるけど、ここでは、別の意味な気が。(人と)会うの意でも、よく使われる気がする。

 

Quem é que sobe a ladeira do Curuzu?
E a coisa mais linda de se ver?

クルズーの坂を登るのは、誰?

そして、もっとも美しい存在は?

 

が正しいんだろうか?(※自信ない)。だいぶたってから、ふと気づいた。難しいねー、日本で暮らして、日本でポルトガル語を学んでいると。よく使われる表現のハズだけど。Harmonia do Sambaは、難しい単語は、MPBで使われるような、文語的な単語は、ほぼ使わないので。

 

楽器の羅列の中で出てくるcozinhaは、ググったら、ドラムとコントラバスのセットの事と書いてあったけど、バイーアでは違うがします…。

 

 

Harmonia do Samba - Viola Pra Dentro // Hoje (Vídeo Oficial)

 

 

 

VIOLA PRA DENTRO
 

美しい存在なんだ
皆、見ようと立ち止まる
素晴らしい調和で、人々は

多くの喜びに溢れる

 

だから、ハートを掴むのさ

とってもエモーショナルなんだ

体とハートを捧げると、

大騒ぎになる

 

古いスタイルのセクシーなダンス

踊るためのホーダの歌
踊りの仕草は、真ん中で目立ってる  centroはホーダの中心の事で合ってるかな?   
そのエネルギーがゾクゾクするほどさ

 

エキサイトする体で体を、揺すってジンガしながら
この振付は、最高だ

ベース、カヴァコ、コジーニャ(打楽器の事?)
それから、ギターを呼んで、追いかけよう ※ギターがセッションに加わる的意味?

 

アルモニアはピュアな感覚になり

かき鳴らされるカヴァコは、中心で魅力を放つ   ??ここも自信ない

 

アルモニアはピュアな感覚になり

観客が踊りながら、ギターが中心になってリードしてる ←かな?。むつかしー

ギターを中心に据えろ

ギターを中心に据えろ

 

 


VIOLA PRA DENTRO


É lindo de se ver      se ver~に居る、会う、自分を~と思う、互いに見る
Todos param pra olhar
No primeiro acorde o povo   acorde (形)調和がとれた、合意した
É só alegria       So=~だけ→転じて強調。Primeiro最高の、1級の

Então segura o coração 
É muita emoção 
Se entregue de corpo alma    entregar託する、渡す se entregar捧げる
E cai na folia 

Swing gosto a moda antiga 
Cantiga do roda pra dançar  Cantiga歌、詩歌  comer浸食する、食いつぶす
Marcação tá comendo no centro    Marcação仕草、演技、得点
Energia é de arrepiar       de arrepiarゾクゾクするような 

Gingado do corpo que excita 
Desse jeito assim tá bom de mais
Já tem contra-baixo, cavaco, cozinha 
Então chama a viola e vamos atrás    ir atrás de~ を追いかける

Harmonia  passado puro sentimento 
Cavaco chorando comendo no centro, falei 

Harmonia passando puro sentimento 
A galera quebrando é viola pra dentro 
Bota a viola pra dentro 
Bota a viola pra dentro