久々に、江州音頭聞いてたら、江州音頭聞き始めた最初の頃に聞いて心を射られた、2014年の第20回広域江州音頭師交流盆踊り大会 in 若王寺(滋賀県甲賀市土山町大野)の、おそらく前年の、2013年の動画を幾つか発見(盆踊りのイベント名は無いですが、櫓が同じで、仮装の人達が居るので)。やはり、どれも恰好いいです。

 

桜川天龍 江州音頭 2013 9/8 @若王寺 甲賀

 

 

 

近江 富士若 江州音頭 2013 9/8 @若王寺 甲賀

 

 

桜川富士丸 江州音頭 2013 9/8 @若王寺 甲賀

 

 

江州音頭フィナーレ 2013 9/8 @若王寺 甲賀

 

 

 この4つの江州音頭動画をアップした、Youtubeのアカウント、動画の内容やアカウントの写真からすると、もしかして、久保田真琴さんのアカウントかしらん…。久保田さんがプロデュースされた濱口祐自さんのライブ動画も、すごく多いので。あと、ブラジルの音源を久保田さんがRemix?した音盤の音源のトレイラーもあるし…。76年の貴重な、「久保田麻琴&夕焼け楽団 “バイバイ ベイビー” 1976年@日比谷野音」の動画があって。すごく恰好よくて。久保田麻琴&夕焼け楽団は、初めて聞いたかも?(日本の音楽、あまり聞いてないので、スミマセン。サンセッツは聞いてましたが、久保田さんが歌うの、初めて聞きました…。久保田さん、歌お上手だと、今さらに知りました…。ギターも、さすが上手い~)。

 しかし、この広域江州音頭師交流盆踊り大会 in 若王寺は、素晴らしい…。仮装の素晴らしさも含めて(笑)。

 

この動画の後に、もう1つ、2017年の広域江州音頭師交流盆踊り大会 in 若王寺の動画を見つけました。広域江州音頭師交流盆踊り大会で動画を、何度も検索したんだけど、あまり見つからなかったんですが。多分、検索の仕方が悪かったので、見つからなかっただけ、と思いマス。江州音頭の動画をUPする方は多いので、ネットに沢山動画あるはずでしょう。

 

江州音頭 甲賀市大野若王寺 櫻川夕湖 20170908

 

 最近、同じ曲ばかり聞いてるし、昔の曲ばかりつい聞いてしまうので、今の曲や色んな曲も聞かないと…と、久々にブラジルのネットラジオが聞ける、FM O Diaを聞いてみました。楽しいね。

 勿論、現地では電波でも聞けます。考えてみたら、ラジオって、線もないのに電波をキャッチして聞けるなんて、ネット以前からすごいメディアだね~。私はすごくラジオが好き。その昔、永井荷風はラジオをうるさい等と、嫌ったらしいですが(笑)。

今のネットラジオはすごいね~。曲名とアーティスト名表示出るだけじゃなくて(出ない時もあるけど)、MVの動画が同時にFM局のサイトで見れるんで。

しかし、ブラジルのネットラジオにはすごくお世話になりました。少し前に書いたけど、はるか昔、リオのFM98というグローボ系のラジオ局が超好きで、愛用してたんでした。老舗だったけど、今は、終了してしまいました…。すごく残念だったけど。

 

 

FM O DiaのMV見れるサイトは、こちら。音だけの放送もサイトで選択できます。

 

 なぜか、7月末から江州音頭に関心が出て、江州音頭や河内音頭、それらと関係の深い浪曲(実は、好き)等の、あれこれ調べてる内に、以前、料理のことを調べて、超ハマって、色んな本を読んだ時みたいに、色んな芸能や浪曲などの本を読んで、調べだしたら、止まらなくなりました…。今年の夏は、江州音頭と河内音頭、それから久々の浪曲にハマる日々でした。ずっと読まねば、と気になってた小沢昭一さんの「日本の放浪芸」シリーズの書籍を、ようやく読んで、ああ、こういう事なのかと、うなづきまくる日々で。

 

 江州音頭が、日本の現代の様々な芸能に与えた影響の事はちらっと聞いてましたが、実際に調べてみて、江州音頭のルーツの1つのデレレン祭文と江州音頭から、浪曲や河内音頭などが生まれ(※正しくは同系のデレレン祭文と、それから生まれた江州音頭の座敷音頭から浪曲が生まれたと聞きますが。座敷音頭はほぼ浪曲に近い)、江州音頭は大阪で人気を大変人気を博し、大阪の寄席などに江州音頭の音頭取りが出てたそうで、そういう江州音頭芸人の中から、萬歳に影響を受けたような漫才を始める芸人が出て、彼らの始めた漫才が、現在の大阪の漫才へと繋がっていったそうで。
 浪曲は、15年前位から大好きなので(と言っても全く詳しくない)、その点から似たところのある、こぶしの効いた江州音頭や河内音頭は好みで、その相互関係も含めて、とても興味深くて。

 ※やたら話が飛んで、枝葉に分かれますが、整理出来てないので、後日整理しなおします。7月末に江州音頭にハマったばかりの、新米ペーペーなので、知識不足な点は、お許しを請います。なぜか↓の説明は、江州音頭以外の盲僧琵琶とか、浪曲と大川の木工の話などが大部分だったり(^^;。江州音頭の話も、後ほど追加します。

 

 

 江州音頭にハマった頃に、浪曲で気になる点があって調べ始めたんですが、地元で出た浪曲の資料を図書館で教えて頂いて、それを見てたら、筑後地方の三潴郡や山門郡などに、昔は沢山の浪曲師がいたことを知り(昭和初期の頃)、今は田舎と思われがちな三潴などの地方に?(昭和初期の三潴郡なので、三潴郡には現在の大川市も含まれてた)と思ったら、大川は元々、船大工の船製造が盛んで、鉄道が出来る以前は、筑後川上流の日田などから、杉の木を筏に組んで、筑後川を2~3日かかりで、大川まで運んで(筑後川に、母が小さい頃も、筏下りが見れたそうで…)、大川で船を作っていたそうで。大川辺りは、上流からの船が着いて、有明海方面の海への船に、荷を積みなおす、荷物の集散地、物流の中心地として栄えたそうなのです。一時は、福岡で一番海運の荷物量が多かったとか。知り合いの家が、大川の旅館で、何で大川の旅館が?と気になってたんでした(そりゃ、市内に旅館くらい、いつの時代も幾つかありますけど)。

 で、筑後川沿いに、特に観光地でもない所に、古い小さな旅館が点在してて、あれは一体なんだろう?と(久留米~吉井まで、以前よく自動車で210号線沿いなどに、うろちょろしてたので)、ずっと気になってたら、あれは筑後川のそういう筏下りの船乗りが、2~3日かかりで大川まで下る途中で泊まる為や、日田街道を通る人の為の、宿でもあった気がします…。それを知ってびっくり&目から鱗でした。特に日田から大川までの丸太の筏下りの話は仰天しました。戦後も夜明けダムができるまでは、筏下りが残ってたそう。

 で、三潴には、そうやって日田から来た筏下りの船頭や、有明海から上がってきた船乗りが集まってたみたいで、そういう人の為に、おそらく娯楽として、芝居小屋などがあり、そこで浪曲師が公演する需要があったんだろうなー。山門郡は、三池炭鉱のあった大牟田市に近いので、浪曲師の需要があったのでは。娯楽の少なかった昔は、炭鉱のそばや、物流の中心地など、労働者の多い地区には、芝居小屋などの娯楽が集まってたそうです。

 

 日本では、船での運搬が、鉄道や自動車運輸が発達する以前は、運輸の主流だったそうです。運輸の主流が、鉄道や自動車になるにつれ、船の製造が減って、大川の船大工が箪笥を作るようになって、大川が木工の町になったり、川を運搬に使ってた頃の川沿いの街道の文化が廃れていったり、その事も初めて知りました。母は筑後川の近くに住んでたので、昔、丸太を組んだ筏下りの人が、川をいくのを、先に書いたように、下校途中などに見かけてたそうですよ。今は昔…。

 

 小沢昭一さんの「日本の放浪芸」を読んだり、中世の琵琶法師のことをふと思い出して、以前、動画で普通の平家琵琶とは違う、みょうに緩んだ感じの、ブラジルの北東部の吟遊詩人みたいな、まさに中世みたいな響きの琵琶を奏でる琵琶奏者の演奏を聴いたので、それを思い出して、聞いたら、福岡市の高宮に、盲僧琵琶を伝える天台宗の寺があると知って、福岡などの盲僧琵琶や、その周辺の、天台宗と関わりがない訳でもない、山伏や、その修行を行った修験道の修験宗が、明治維新の廃仏毀釈で、禁止になったりの歴史をしったり、さらに、地元の高良山に、沢山の寺があったが、明治維新の廃仏毀釈で寺が廃止され(その事は知ってた。私が子供の頃は、廃止された寺の廃墟が、山に点在してたのです…)、高良山という名称は山の名前というより、高良山にあった寺の名前の事だったと知った。地元の歴史を知らなかった事に、また目から鱗を落としまくったり。

 

 高良山には、デロレン祭文に影響を与えたとも言われる、山伏、修験道の寺もあったそうで、その修験道の寺は、明治の廃仏毀釈で廃止されて、修験道の寺は、天台宗などに変更されたそうです。これも知らなかった…。御井町に修験道の山伏たちが闊歩してたんでしょうね、昔は。というか、地元は英彦山の文化の影響が濃い地区で、昔は英彦山から英彦山がらがらを売りに来てたそうで、小さい頃は、まだ結構あちこちの家に、英彦山ガラガラが家の玄関に下がってたんですよー。昭和の人は覚えてるはず。で、御井町の人も、戦前など昔は、一般の人も、年に一回英彦山詣でをしに、久留米から徒歩で英彦山まで行って、修行してたそうで…。それを御井町町誌などで知ったのも、驚きでした。母も英彦山から来る人たちの事を、小さい頃見てたと言ってた。

曰く

「山伏と英彦山と言えば、御井町誌に「英彦山ごもり」という章があって、昔、普通の家が年に1回英彦山にお参りする習慣があったそうで。久大線が通るようになっても、英彦山まで歩いて行ってたそうな。 地元に来る英彦山山伏は、山伏の恰好をして、組み寒行に回ってきたそう。英彦山から到着すると知らせが入り、『すると各家では水をはった桶を玄関に置いて山伏が訪れるのを待っている。玄関に立った山伏は、頭から水をザブリとかぶって身を清めると祈祷をはじめるのだった。  そうやって町内を回り終えると、主だった家に寄り、風呂に入って冷えた体をあたため、一泊してまた他所の地区へと祈祷を重ねて行くのであった』」

 

上記は、「御井町誌」からの抜粋&まとめです。 御井町誌は、デジタルアーカイブがあります。

 

 高良山の盲僧琵琶では、 『ちょっと遠くへ旅行をするという場合、「荒神さんにまいったの?《という言葉をかけて、見送っていた。荒神さんは旅先での災害や事故から、人を守ってくれると信じられていて、また俗信ではあろうが、家を火事等から守ってくれるとも考えられていた。「荒神さん《は、三宝荒神、すなわちカマド神として知られている。表面には出ずに、陰にかくれていて夫々の人を保護してくれると信じられている。 今の生活様式ではもう余り見ることができなくなってしまったが、昔の古い建物には、炉やかまどが据えられていて、火の神、荒神様のお札が貼ってある柱が必ずあった。その柱のことを「荒神柱《といい、また台所や勝手の間に荒神様をまつった「荒神棚《があった。  その昔、高良山の登り口に本寿院というお寺があった。ちょうどこれからいよいよ山を登りはじめるという鳥居の前に、自動車道をはさんで孟宗竹の林があり、そこが本寿院の跡といわれている。

本寿院には盲目の僧がいて、琵琶を抱えて家々をまわっていた。いわゆる琵琶法師であるが、その盲僧が、琵琶をならしお経をよみながら回ってくると、たのんでかまどの所にまつってあった荒神さんを拝んでもらっていたということである』 

国東の盲僧琵琶の法要と、玄清法流の法要と同じですね。

 

http://snk.or.jp/cda/miimachisi/1-8yatori.html#08

 

『筑前の盲僧琵琶は、平安時代の玄清法印を始祖とする。成就院は琵琶を弾いて荒神祭りを行う盲僧琵琶の一派、玄清法流の本拠地』 『かつては、檀家を回り、家や竈のお祓いをする廻壇法要が盛んに行われ、琵琶が演奏されていたが、近年は竈を有する家が減少しており、往時に比べると法要も少なくなった。 現在は、主に夏の施餓鬼供養などの場で演奏されている』 

 

玄清法流盲僧琵琶 福岡市南区 成就院

 

↓共同通信のネット記事で、確か拝見した文章。

『現在、福岡市内の盲僧琵琶は晴眼の僧侶によって担われていますが、かつては盲人の僧侶によって担われており、彼らは週休活動のみならず芸能活動にも携わり、筑前琵琶や薩摩琵琶の元を築きました。本行事は、そうした現在は芸能化した琵琶の源流の魅力を感じられるものです』

 

 

↓PDFで100頁ほどあります。

「座頭(盲僧)琵琶の語り物伝承についての研究」 兵藤裕巳

https://www.seijo.ac.jp/graduate/gslit/orig/journal/japanese/pdf/sbun-26-04.pdf

 

 

 上に書いた、福岡の筑前琵琶に影響した盲僧琵琶や、久留米の善道寺の人が始めた筝曲が、日本の筝曲文化に大きな影響を与えたとか知って、それも目から鱗がぽろぽろと…。この様に、日本の芸能が宗教の文化と繋がりが大変深い事を知ったのも、ブラジルの芸能、音楽も宗教の影響が濃いので、興味深かったです。日本の今の音楽は、ほぼ宗教との繋がりが薄いので。

 

善道寺のパンフレットより。 『英彦山の唐が谷に、昔唐の李氏の末裔が渡来して十三元の箏を伝えていました。のちに鎮西上人がこの箏を当山にと耐え、仏事音楽に用いられました。更にのち、善道寺の僧「賢順(1534~1623)」が善道寺楽や寺院歌謡を譜に整理して筑紫箏を編み出しました。その孫弟子に八橋検校を輩出し、その源流から生田流、山田流として受け継がれています。ゆえに当山は「筝曲発祥の地」として筝曲関係者の聖地として大切にされています』

 

↓wikiですが。

『近世箏曲は、戦国末期から江戸時代はじめにかけて活躍した賢順が完成した「筑紫箏」を始祖とする。彼は浄土僧でもあり、寺院に伝承される雅楽や歌謡を修め、また当時来日していた明人の鄭家定に琴を学び、 これらから箏曲を作り出した』

 筝曲

 

 

 

善道寺の説明と少し異なります。 『九州に渡来した中国(明)の鄭家定に七弦琴、瑟、箏を学び、また、善導寺に伝わる雅楽・寺院歌謡などを修得して、箏伴奏の歌曲を創始した。その後還俗して大友宗麟に仕えたが、宗麟がキリスト教に帰依したことから宗麟の下を離れ…』 

賢順

 



 江州音頭から話が飛びましたが、ブラジル音楽の知識は持ってるのに、日本芸能の知識は、浪曲以外は、全く無かったので、大変勉強になった夏でした。江州音頭の題材が、浪曲の題材と重なってるんですが、他にも、講談、浄瑠璃、能、落語、歌舞伎などの題材(外題ともいう)と重なってて、これらが日本芸能に脈々と流れてる事を、初めて知ったのも、大きな収穫…。能とか歌舞伎とか、関心薄かったので(父は、実は能のお謡いを、昔やってたんだけど。昔から、あれは苦手でした…。ごめんなさい)。こうやって、色々と知識をつけると、すごく面白いです。

 

 こちらのアカウントが、2014年の第十九回広域江州音頭師交流盆踊り大会の動画を沢山アップされてて、江州音頭聞き始めの時に、こちらの近江源三郎師匠の江州音頭を聴いて、江州音頭にノックアウトされたのでした…。記念すべき1曲でした。最初はスズメのティアーズと中西レモンさんの共演ライブ動画で、江州音頭を聴いて、江州音頭って?!、とググったのが、発端です。

 

第十九回広域江州音頭師交流盆踊り大会  2014/9/8 滋賀県甲賀市土山町 若王子

正調江州音頭 近江源三郎

 

これは別の年の動画。雨で、本堂内での開催になったそう。40分10秒辺りからは、その近江源三郎師匠みたいで、すごく恰好良いです。

第20回広域江州音頭師交流盆踊り大会 in 若王寺(滋賀県甲賀市土山町大野) (その2)  Goshu Ondo (bon odori) 

 

今年のすみだ錦糸町河内音頭大盆踊りでの、中西レモンさんの江州音頭。

江州音頭/中西レモン すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り2023年9月7日

 

 

 

中西レモンさんとすずめのティアーズの江州音頭の動画。

江州音頭 中西レモン すずめのティアーズ 2022年中野駅前大盆踊り

 

 

奈良県無形文化遺産映像アーカイブさんのチャンネルの、奈良市田原地区の、デロレン祭文・祭文音頭などの動画も、超超貴重な動画で、何度見ても、目から鱗落とします…。江州音頭(から、漫才へとつながる系譜もある…)、河内音頭、それから浪曲へと繋がる、大事な芸能、デロレン祭文の動画が、これ以外に見つけきれなかったのです。奈良県無形文化遺産映像アーカイブさんは、貴重な動画が沢山。

 江州音頭で、法螺貝吹いてて、レーンレーン、レンレレレンレンという合いの手が入って、アシッドで面白いんですが、それがデロレン祭文からの影響が残るフレーズ。江州音頭が錫杖を振るのもデロレン祭文の影響で。江州音頭はデロレン祭文がルーツの1つにあって、江州音頭の解説に、何度もデロレン祭文の名前が出てくるんですが(他にも、色んな語り芸がルーツになってる)、今では殆ど見る事が出来ない芸能なので、デロレン祭文のことが、しばらくさっぱり理解できなかったんですが、浪曲師でもあった三波春夫さんの伝統芸能本や、この動画、他の浪曲本を読んで、やっと理解できたんでした…。

 

田原の祭文・祭文音頭・おかげ踊り(一般編映像)令和3年

 

天寿師匠の江州音頭、ソウルフルで、ちょっとアシッド感もある、ルーツ色濃くて、好きなのです。大阪でも江州音頭多いんですが(最初、なぜ大阪でも江州音頭が多いのか、よく理解できなかった…)、テンポが速めの江州音頭が多いので、リズム落とし気味の、滋賀県風の江州音頭が好きです。

【江州音頭】志賀國天寿 江州音頭「千両幟千田川」~フィナーレ 日牟禮八幡宮 2020.8.16 大萬燈祭

 

 

 

 

 

河内音頭、江州音頭の詳細なドキュメント。

 

 

 

浪曲師東家一太郎さんのブログ 浪曲の文献&音源など

 

 

 

 

壺坂霊験記という物語も、浪曲や江州音頭、河内音頭の知識が増えてきたら、そういうモチーフなのか…と理解が進みました。

 

 

初代京山幸枝若師匠の河内音頭のライブ映像。天才的な節回しとリズム感。つい、体が動いてしまう、横揺れの躍動感が大きい。

 

こちらの河内家菊水丸さんの動画アカウントに、初代京山幸枝若師匠との貴重な対談音源が。こちらの動画リンクは、レアなアーカイブが沢山あって、目から鱗でした。

 

 

 

 

佐賀の背振山の修験道の山の寺。

 

こちらのアカウントでは、某動画群がアップされていて…。

 

 

 ブラジルのR&B、Jazz系の若手ギタリストMackson Kennedyのインスタを、Daniel Ganjamanのインスタで見つけて、見てたら、インスト曲が大部分だけど、歌手Wesley Camiloと一緒にライブ動画を撮ってて、Wesley Camiloのインスタを見たら、メローなR&B、ソウル楽曲が、歌はとてもうまいし、曲もアレンジも、すごくセンス良くて、ツボだったので、インスタやYoutubeであれこれ見てました。ブラジルの有名人気ラッパーのKivitzや、Rashidがラップで参加してて、初めて名前聞いたけど、コラボしてるアーティストが大物ばかりで、びっくり。

 元々、RZOやRacionais MC'sなど、ラップ系の人のレコードやライブのバッキングをしてる裏方だそうで、納得です。Spotifyのプロフィール読んだら、Negritude JRとか、その元メンバーのNetinho de Paula(彼のプロデュースも担当したそう)の作品に参加してて、パゴージから、アーティスティックなHip Hopまで、ふり幅が広くて、びっくり!。同じく、Pixoteなどのパゴージのレコーディングやライブ、音楽プロデュースに、ギターで参加する事が多く、一方ソロ作は、R&Bやサンバホッキを演奏してるWalmir Borgesと、似た感じありますね。

 前も書いたけど、ベタで大衆的と、エリートに眉をひそめられる、Pagode系バンドも、SPCやOs Travessos、Pixote、Jeito Moleque等々(リオのSorriso Marotoも)、R&Bやソウル的な影響の大きい曲も多くて、そういう所がすごく好きなんだけど(少し前も、Pixoteの最近のライブ動画を、ずーっとハマって見てた。前から恰好良かったけど、彼らもソウルフルで、めちゃ恰好いいですね!)、あまりブラジルのR&B、ソウルシーンとの表立った交流が無いし、R&Bの側からもパゴージバンドの、R&Bやソウル的な面の評価が少ないのが気になってたけど、バックメンバー等は、音楽的に重なってるのかも?、とパゴージバンドのR&B要素の謎が、少し解けた気がしました。今まで、長年、すごい謎だったので…。

 Walmir Borgesとか、このWesley Camiloの様に、パゴージもR&BやHip Hopの懸け橋になるような、重なったバッキング等のミュージシャンが、やっぱ存在してるんだ…!と、発見でした。後で、家にあるパゴージバンドのクレジットで、Wesley Camiloの名前を探してみよう…。ソウルマニアには人気があるみたいですが、まだブラジルでも、そんなに広く知られてないみたいです。日本でも、この手の音が好きな人は、チェックしてそうな気がします。インスタのライブが、どれも恰好良かったので、インスタフォローしましたよー。

 

 

これ、めちゃ恰好良いーー。オススメです。

GIRAR - Wesley Camilo ft. Kivitz

 

この曲もメローで恰好良い。

Wesley Camilo - Amizade Part. Rashid (Clipe Oficial)

 

 

BeloのR&B化(笑)。でも、あながち間違いじゃなくて。Beloはメローで良いですよね~。Belo influenciou quem faz R&B Soul hjと書いてて、笑ったけど、でも、Beloはソウルフルですよね。

 

まさかの、Os TravessosのR&B化。とは言っても、彼らも、R&Bっぽくて、私はそこが好きでした。彼のコメント(笑)。 influenciou muitos de nós que fazemos R&B hoje。実は、彼は、Negritude JRなどのPagode系のバンド(コーラスでかしらん?)のライブか録音に参加してたみたいで、今はRapperとのコラボが多いけど、Racionais MC'sにも参加した事あるそうで、パゴージからRacionais MC'sまで、幅が広すぎなんでした。

 ソウルやサンバホッキ系アーティストのWarmir Borgesも(最近CDを見直してたら、彼がPixoteのCDでギター弾いたり、音楽のディレクションとかしてたのに、気づきました。SPのPagodeのCDを色々お持ちな方は、CDクレジットを見てみると、意外と、R&B系のアーティストが参加してるかもですよ。ちなみにそのPixoteのCDでWarmirと一緒に音楽ディレクションに参加してる有名プロデューサー、キーボード奏者のJota Moraesは、MPB系、Jazz系アーティストですが、Pagodeバンドのアレンジ等で、よく見かけますので、ご注意を^^)、Pagodeのバンドのライブでギター弾いてたり、CDに参加してたりしつつ、Soul系のアーティストなので、Pagode系バンドも、Pixoteとか、Exaltaとか、ソウル系、R&Bっぽい要素のあるバンド多いので、そういう所を支えてるのは、こういった裏方のサンパウロとかのR&B系のミュージシャンなのかもしれませんね。ちょっと謎が解けた気がします。

 これが、Jeito Molequeになると、R&Bのパゴージ化だよな、って位、R&Bの影響が濃くて、そこが好きなんですが、Jeito Molequeの元リードVoは、ソロになってから、何とソウル系アーティストとして活動してて、すごく驚いたけど、やはり納得でした。

 

彼のSpotifyのBio

Cantor de R&B e Soul/Compositor/Produtor Musical Nascido e criado em Osasco, região metropolitana de São Paulo, o cantor e multiinstrumentista iniciou seu contato com música na igreja quando criança onde mais tarde iniciaria sua carreira musical dando aulas de técnica vocal. Já trabalhou em projetos como Troféu Raça Negra 2010 e com artistas do cenário nacional como Racionais MC’s, Netinho de Paula, Negritude Jr., Criolo e RZO. Lançou seu primeiro EP solo (Minhas Verdades) em outubro de 2017 que conta com a participação dos seguintes artistas: Renan Sampaio, Sorry Drummer, Silvera, Coruja BC1 e Rashid. Em 2019 participou do Projeto Red Bull Music Pulso com nomes como Rappin’ Hood e Dj Nyack. Hoje além de ter um trabalho próprio também fez colaborações e produções musicais com artistas como Um44k, Kamau, Haikaiss, Cynthia Luz, Projota e Emicida.

 

 

 

 

 

 

 

ラウドロックのチャーリーブラウンJRのR&B化。Charlie Brown JrのR&B化とは、何とチャレンジャー!と驚いたけど、これのメドレーが一番、しっとりメローで気に入ったかも?。全然、ロックじゃない仕上がりに。

 彼のCBJR tem mta influência no meu próximo single que sai esse mês とのコメントに、笑いましたが、CDJRもラップ系とか混ぜた、ミクスチャー系で、ラッパーも参加してて、彼が参加した、ネグラ・リーも在籍してたラップグループRZOも、CBJRのアルバムに参加した事あるそうで。

 

IveteのR&B化(笑)。とは言え、Iveteもソウルフルなので、そんなにR&Bから遠くないですよね。やはりメローなバラードになってます。

 

 

DjavanのR&B化。これは、割と変わらないかな?。

 

Seu Jorgeも、ソウル系なので、割と近いけど、メローなソウル化が面白し、知ってる曲が、全然違う曲に聞こえて、すごい。才能ありますねー!。

 

 

Wesley Camiloのスタジオライブ。Tim Maiaや、Djavanのカバー。歌も良い感じ。知らんかったー。
Wesley Camilo - Azul da Cor do Mar/A Lua e Eu/Sina (Ao Vivo no Estúdio Showlivre 2018)

 

 

 

こちらで、彼のリリース音源の再生リストが。どれも恰好いい。

apple musicやAmazon等、各デジタル音楽販売のショップで、彼の音源が売ってますよ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=sPofWre54aQ&list=OLAK5uy_kJ0wArb-aXgaiVSA40QNCj8Hyt3GMUgps&index=1

 

 

Wesley Camiloで検索して見つけた、ブラジルのまだマイナーな、インディペンデント系のR&Bの歌手で、Spotifyのプレイリストが紹介されてて、良いアーティストが、すごく多いので、これも良かったです。70曲あります。

 

↓こちらのツイートの紹介で知りました。

 

元々は、ste.f.a.n.i.eというフィーメルラッパーの紹介から、最初に書いたギタリストを知ったんでした。彼女も恰好いいー。

 

 

 

あと、ブラジルのHip Hopの歴史を説明したサイト見つけたり。