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ウーゴズ・ブログ|kumaのブログ(アート編)

美術館向けの展覧会企画に携わってきたKuma氏が語るアートのつれづれ。

昨日はプロトマニアでの絵画鑑賞講座でした。
府中市美術館で開催中の《長谷川利行》展をお薦めの展覧会としてイチ押ししました。

先ほどイッキ描きの画家・菊地理氏の週末のブログを読んでいたら、菊地画伯はすでに金曜日に利行展に行って感動したようです!

 

イッキ描きブログ

 

菊地画伯によれば、長谷川利行は日本油彩画史上最高の画家
です。その心は菊地画伯の《唇寒》に詳しく書いてあります。佐伯祐三との比較もありますが、利行が三船敏郎の椿三十郎なら、佐伯は加山雄三が演じた若侍だそうです。
例をあげての、『利行のとなりでは佐伯の絵はモノトーンになってしまう』との主張には説得力があります。

 

→ 『唇寒』

 

☆色って難しい!

☆長谷川利行は1時間くらいでりっぱな絵を完成させるほどの筆と絵の具の使い手だったそうです。イッキ描きの系列ですね!

 

菊地画伯、今日の1枚:
《富山空港》
油彩/カンヴァス F3号 22.0 x 27.3 cm
2007年

 

作品詳細

イッキ描きの画家・菊地氏の昨日のブログによると、画伯は最近バラ園でバラと格闘してきたようです!

 

『昨日もバラ園で絵具と筆と画溶液で格闘してきた。ああなると絵も格闘技だ。細かい駆け引きがある。しかし、それらのややこしい巧拙のヘタな技を越えて、バラ園に3時間いる幸福を喜ぶべきなのだ。そこのところになかなか気が付かない。知っているつもりでも忘れてしまう。目先の絵の出来不出来に迷う。』

 

絵が格闘技?
画伯が読書中の『千葉周作』(津本陽)の影響のようです。

→ イッキ描きブログ
 

 

作品集『躍動』から今日の1枚:
《黄色いバラ》
油彩/カンヴァス F3号 27.3 x 22.0 cm
2013年

 

詳細はこちら

 

☆最近格闘したバラの絵も見たいですね!

長谷川利行展(府中市美術館)に行く前に

 

イッキ描きの画家・菊地理氏の長谷川利行への評価は大変高いようです。日本の洋画家の中では一番かも知れません。

たとえば、以前のブログにこんなことが書いてありました。(今年3月17日の「唇寒」より引用します)

 

(日曜美術館をみている菊地画伯)
《カメラが引いて長谷川利行(1891~1940)の『新宿風景』が映し出された。空の一部がちょっと映っただけで、長谷川とわかる。
 筆触に愛情があるからだ。一筆で完結している。その一筆が何かを描くための道具になっていないのだ。その一筆、一筆が喜びなのだ。目的なのだ。描きたくてうずうずしている》

 

唇寒はこちらから

 

☆長谷川利行展に行かれることがあったらそのあたりもお見逃しなく!

 

作品集《躍動》より、今日の1枚:
《窓辺の花》
油彩/カンヴァス F6号 40.9 x 31.8 cm
2007年