第1章 その時保護者たちは (大森信吾)
第1章 その時保護者たちは
学童保育を民間委託するらしいよ

(2010年4月2日小金井名物の小金井公園の桜と筆者)
元みどり学童父母会 大森信吾
<自己紹介>
1957年(昭和32年)生。長野県北佐久郡立科町出身。小金井在住20年。男3人の子の父親。
法律関係の仕事に従事。趣味は「明るく楽しく生きること」。生きてること自体が趣味。
特技は、どんな会議でも一気に白熱させること。口癖は、「真面目にやれよな!」。
追記:私たちの大切な仲間・大森信吾さんは、ご病気のため2013年10月22日に永眠されました。
小金井学保連では2度会長を務められ、本に書かれた活動の他にも、障がい児童の在所期間を3年生までから4年生までに延長させたり、非常勤職員の継続雇用期間(5年)が終了した後にも再雇用が可能なように、市当局に確約させるなどの成果を保護者の中心となって上げられました。
ご冥福を祈ります。(2013/10/25)
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試し読みコーナー
第1章 その時保護者たちは
学童保育を民間委託するらしいよ
2002年(平成14年)秋頃から、東京都小金井市で、学童に子どもを通わせる父母の間で、市が学童の民間委託をするらしい、という話がちらほら聞こえだした。
時代は、「官から民へ」という言葉が巷にあふれ、何でも「民間委託すればサービスも良くなる、財政も良くなる、世の中も良くなる」という雰囲気に満ち溢れていた。小金井市でも、ゴミの収集が民間委託され、給食も民間委託の検討が始まっており、保育園や学童保育の委託もやはり来たかという感じだった。
ここから、小金井市の学童に子どもをあずける親の民間委託問題との長い付き合いが始まることになる。
(中略)
一方、各学童保育所には、それぞれ父母会があり、学童と協働して、いろいろな行事をサポートしている。この学童の指導員と父母との連携が活発なことが、父母を学童に協力的にし、学童を支える力を生んでいる。活発になればなるほど、父母会が楽しい場所になっていく、実は、この民間委託の問題に取り組むにあたって、この父母の「学童が大好き」な気持ち、熱が最大の武器だったのである、
「俺らの好きなものを、いい加減な理由で壊すのは許さねえぞ!」という単純な気持ち。
では何故、小金井の学童保育はこんなに父母に愛されているのだろうか。
(続きはぜひ本で!)
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学童保育を民間委託するらしいよ

(2010年4月2日小金井名物の小金井公園の桜と筆者)
元みどり学童父母会 大森信吾
<自己紹介>
1957年(昭和32年)生。長野県北佐久郡立科町出身。小金井在住20年。男3人の子の父親。
法律関係の仕事に従事。趣味は「明るく楽しく生きること」。生きてること自体が趣味。
特技は、どんな会議でも一気に白熱させること。口癖は、「真面目にやれよな!」。
追記:私たちの大切な仲間・大森信吾さんは、ご病気のため2013年10月22日に永眠されました。
小金井学保連では2度会長を務められ、本に書かれた活動の他にも、障がい児童の在所期間を3年生までから4年生までに延長させたり、非常勤職員の継続雇用期間(5年)が終了した後にも再雇用が可能なように、市当局に確約させるなどの成果を保護者の中心となって上げられました。
ご冥福を祈ります。(2013/10/25)
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第1章 その時保護者たちは
学童保育を民間委託するらしいよ
2002年(平成14年)秋頃から、東京都小金井市で、学童に子どもを通わせる父母の間で、市が学童の民間委託をするらしい、という話がちらほら聞こえだした。
時代は、「官から民へ」という言葉が巷にあふれ、何でも「民間委託すればサービスも良くなる、財政も良くなる、世の中も良くなる」という雰囲気に満ち溢れていた。小金井市でも、ゴミの収集が民間委託され、給食も民間委託の検討が始まっており、保育園や学童保育の委託もやはり来たかという感じだった。
ここから、小金井市の学童に子どもをあずける親の民間委託問題との長い付き合いが始まることになる。
(中略)
一方、各学童保育所には、それぞれ父母会があり、学童と協働して、いろいろな行事をサポートしている。この学童の指導員と父母との連携が活発なことが、父母を学童に協力的にし、学童を支える力を生んでいる。活発になればなるほど、父母会が楽しい場所になっていく、実は、この民間委託の問題に取り組むにあたって、この父母の「学童が大好き」な気持ち、熱が最大の武器だったのである、
「俺らの好きなものを、いい加減な理由で壊すのは許さねえぞ!」という単純な気持ち。
では何故、小金井の学童保育はこんなに父母に愛されているのだろうか。
(続きはぜひ本で!)
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第5章 学童保育の“ 質 ”を形にする (林 徹)
第5章 学童保育の“ 質 ”を形にする
運営基準をつくろう

元みどり学童父母会 林 徹(はやし とおる)
<自己紹介>
1959年、東京都杉並区生まれ。魚座A型。1990年より小金井市在住。
齢30過ぎまで学童保育を知らず。一女一男の父。学童に関わった6年の間に、みどり学童父母会長3回、学保連副会長、学保連民間等委託問題研究部二代目部長等を経験。子ども以上に学童を楽しむ。
本業は考古学者。専門は日本とポリネシアの先史文化、特にイースター島。
趣味は楽器いじり、野外活動、機械直し、包丁研ぎ等。酒好き。
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第5章 学童保育の“ 質 ”を形にする
運営基準をつくろう
・・・ では、「学童のあるべき姿」とは何か。改めてそう問われると、即答できる親はあまりいない。「子どもが喜んで通う」とか、「安心して思いっきり遊べる」など、いくつか思いつく項目はあっても、それで「あるべき姿」が満たされるわけではない。それもそのはずで、学童は子どもにとって「生活」の場であり、生活は数えきれない場面が集まって成り立つものであるから、理想の学童を的確にことばで説明することは至難の業なのである。それでも、その至難の業を何とかして実行する以外に、「学童のあるべき姿」、つまり学童の守るべき「質」を形にして示すことはどうしてもできないのである。
ここに至って、ついに「学童の運営基準」を作ろう、という発想が生まれた。幸いなことに、小金井の学童保育は質の高いことが自慢で、利用者の満足度が高い。子どもの退所率も低いのである。その学童の現状を、そのままていねいに文字にすれば「基準」になるのではないか。そして、この基準に多少の理想を加え、少なくともこれに沿った委託が保証されるなら、ある程度は安心して委託を了承する選択肢も認められるのではないか。
(続きはぜひ本で!)
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運営基準をつくろう

元みどり学童父母会 林 徹(はやし とおる)
<自己紹介>
1959年、東京都杉並区生まれ。魚座A型。1990年より小金井市在住。
齢30過ぎまで学童保育を知らず。一女一男の父。学童に関わった6年の間に、みどり学童父母会長3回、学保連副会長、学保連民間等委託問題研究部二代目部長等を経験。子ども以上に学童を楽しむ。
本業は考古学者。専門は日本とポリネシアの先史文化、特にイースター島。
趣味は楽器いじり、野外活動、機械直し、包丁研ぎ等。酒好き。
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第5章 学童保育の“ 質 ”を形にする
運営基準をつくろう
・・・ では、「学童のあるべき姿」とは何か。改めてそう問われると、即答できる親はあまりいない。「子どもが喜んで通う」とか、「安心して思いっきり遊べる」など、いくつか思いつく項目はあっても、それで「あるべき姿」が満たされるわけではない。それもそのはずで、学童は子どもにとって「生活」の場であり、生活は数えきれない場面が集まって成り立つものであるから、理想の学童を的確にことばで説明することは至難の業なのである。それでも、その至難の業を何とかして実行する以外に、「学童のあるべき姿」、つまり学童の守るべき「質」を形にして示すことはどうしてもできないのである。
ここに至って、ついに「学童の運営基準」を作ろう、という発想が生まれた。幸いなことに、小金井の学童保育は質の高いことが自慢で、利用者の満足度が高い。子どもの退所率も低いのである。その学童の現状を、そのままていねいに文字にすれば「基準」になるのではないか。そして、この基準に多少の理想を加え、少なくともこれに沿った委託が保証されるなら、ある程度は安心して委託を了承する選択肢も認められるのではないか。
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第6章 自治体の行政とかかわること (中野 洋)
第6章 自治体の行政とかかわること
市役所は散歩道

元さわらび学童父母会 中野 洋
<自己紹介>
1965年東京都中野区生まれ。一女一男の父。
長女の入学で学童を知る。2005年度さわらび学童父母会会長、2006年度学保連会長、四代目民間等委託問題研究部長、現小金井市学童保育所運営協議会委員。
ガス計測器メーカーでエンジニアとして働くも、その大半は自宅勤務である。
学生時代に演奏家を目指して励むも、事情により挫折。その片鱗であるが、現在もプロアマを交えたサルサバンドを率いて演奏活動を行っている。 →Blog
◎「都政新報」にご紹介いただきました。記事はこちら。
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第6章
自治体の行政とかかわること
市とは対話できるのか
小金井市役所第一庁舎の第一会議室。普段は市議会などで使用されるその部屋の窓側の席は、学保連の役員でほぼ埋めつくされていた。普段は議長席として使用される一段高い席には、かねてから役員たちが対話を求めてきた市長が着席する予定であった。2006年4月28日に開催された懇談会の時のことである。2002年の行政改革大綱以来、委託問題で揺れ続けてきた学保連であったが、学童保育に対する行政側の認識は一般的に低く、この様な形での懇談会が開催されたのは実に貴重な機会であった。
ここでの自分の関心は、
「市長は話せる男なのか?」
の一言に尽きる。
「この様な形の懇談会も良いのですが、場所を変えて
ビールを一杯飲んでのざっくばらんな会も行いたいものですね。」
開口一番の市長の言葉。リップサービスかもしれないが、少しは話せる男か?との期待。
ところが、他市から転入してきた初顔の一般父母の、いささか攻撃的な質問をきっかけに、思わぬ展開となった。代表者達が計画してきたのは、学童の質の維持に話題を絞っての話し合い。しかし、この時に展開されたのは具体事例や現場での対応に関するもの。当然、市長は現場を知らないから、なおさら歯切れの悪い回答をする。この様子を見て、とうとう代表者達の闘志に火がついてしまった。
(続きはぜひ本で!)
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市役所は散歩道

元さわらび学童父母会 中野 洋
<自己紹介>
1965年東京都中野区生まれ。一女一男の父。
長女の入学で学童を知る。2005年度さわらび学童父母会会長、2006年度学保連会長、四代目民間等委託問題研究部長、現小金井市学童保育所運営協議会委員。
ガス計測器メーカーでエンジニアとして働くも、その大半は自宅勤務である。
学生時代に演奏家を目指して励むも、事情により挫折。その片鱗であるが、現在もプロアマを交えたサルサバンドを率いて演奏活動を行っている。 →Blog
◎「都政新報」にご紹介いただきました。記事はこちら。
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第6章
自治体の行政とかかわること
市とは対話できるのか
小金井市役所第一庁舎の第一会議室。普段は市議会などで使用されるその部屋の窓側の席は、学保連の役員でほぼ埋めつくされていた。普段は議長席として使用される一段高い席には、かねてから役員たちが対話を求めてきた市長が着席する予定であった。2006年4月28日に開催された懇談会の時のことである。2002年の行政改革大綱以来、委託問題で揺れ続けてきた学保連であったが、学童保育に対する行政側の認識は一般的に低く、この様な形での懇談会が開催されたのは実に貴重な機会であった。
ここでの自分の関心は、
「市長は話せる男なのか?」
の一言に尽きる。
「この様な形の懇談会も良いのですが、場所を変えて
ビールを一杯飲んでのざっくばらんな会も行いたいものですね。」
開口一番の市長の言葉。リップサービスかもしれないが、少しは話せる男か?との期待。
ところが、他市から転入してきた初顔の一般父母の、いささか攻撃的な質問をきっかけに、思わぬ展開となった。代表者達が計画してきたのは、学童の質の維持に話題を絞っての話し合い。しかし、この時に展開されたのは具体事例や現場での対応に関するもの。当然、市長は現場を知らないから、なおさら歯切れの悪い回答をする。この様子を見て、とうとう代表者達の闘志に火がついてしまった。
(続きはぜひ本で!)
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