匝文俳諧/しりとり駅伝双六 鬼来迎(きらいごう) | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

順読みで、「き」ではじまって「ゆ」で終わる句と、逆読みで、「ゆ」ではじまって「き」で終わる句を作ります。そのセットが今日の座です。

き——ゆ 

鬼来迎/怪媚態凝るな/火と魔振ゆ         (晩夏)
きらいがう けびたいこるな ひとまふゆ
夕惑ひ/鳴子板引け/烏喙ら木            (三秋)

季語: 鬼来迎・晩夏。鳴子板・三秋。
鬼来迎(きらいごう): 千葉県 山武郡 横芝光町 虫生の 広済寺 に伝わる、 地獄 の様相と 菩薩 の救いを 仮面 狂言 にした日本唯一の 民俗 芸能 。鬼舞。
振ゆ(ふゆ):「振れる」(ヤ行下二)の古形。揺れ動く
夕惑ひ(ゆうまどい):夕方眠くなること。宵(よい)寝(ね)。
鳴子板(なるこいた):鳥(とり)威し(おどし)の装置。
烏喙(うかい):カラスのくちばし。転じて、欲の深い人。

 鬼祭り。舞台では地獄と菩薩の物語がくりひろげられている。鬼よ。怪しげな媚態で取り繕うな。業火と魔風がこれでもかとばかり荒れ募る。
 居眠りしていないで鳴子板を引ききなされ。ほら、木には欲深の鴉があんなに集まっているよ。

連句では。鬼など強い語句は一巻一句にかぎられていますので、登場はここだけです。

歯医者にゆく日なので朝からそわそわしています。痛いときは左手を上げてください、と言われるので、左が急に麻痺したらどうしようと心配で今朝は4時きっかりに起きてしまいました。
横綱のようなガイジンの看護婦さんがついていますが、声をきいたことがありません。うっかり体に触れて張り手を食ったら大変なことになりますのでバンザイをして歩くことにしています。右手が麻痺したらどうしよう?
ブログだけ先以って書いておきます。