匝文俳諧/しりとり駅伝双六 平和祭 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

今日は「へ」です。俳句のしりとりを続けています。次回は「と」「ち」です。並んだ二つ目の句は、同じ句を逆読みしたものです。サンドイッチになった平仮名は、詠み方、です。
「へ」と来れば「平和祭」でしょう。 

もう八月です。おせちの広告が予約を募っていました。

へ——と 
平和祭/若き血の波/灼くロフト    (晩夏)
 へいわさい わかきちのなみ やくろふと
どぶろくや/皆の稚気が輪/いざわ家  (仲秋)


季語:平和祭・晩夏。濁り酒・仲秋。
ロフト:【英】loft 屋根裏部屋。
どぶろく:発酵した醪(もろみ)を精製しない酒。濁り酒。
いざわ:【感動詞】感動詞「いざ」に間投助詞「わ」の付いたもの。誘う語。さあさあ。

 戦争の業火は体を張って消し止めよ。西日で暑い四畳半は若さの革命家の煮えたぎる血でいやがうえにも燃え盛るのでした。
 どぶろくが手にはいりましたよ。さあどうぞどうぞ。———こちらはこちらでただ酒にはからっきし目が無い意地汚い垂涎連中が、わいわいぞろぞろと集まってきましたよ。

このまえお屠蘇がすんだばかりなのに、一年は三分の二にかかるのですね。年越しのおせちをもう予約するひとがあるのでしょうかね。広告を見たのですが……

暑さはボデージャブのように貯まっていきます。今は元気なようでもドカっと来ますので油断できません。…と、自分に言い聞かせています。