回文二連俳句/渦連星〈双子座〉7 くふくふと | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

終わりから読むと隣の句になる、2句つがいのケレン俳句をこしらえています。69みたいなものです。今回は時事に取材しました。

○くふくふと/らとびあのはと/はひまはり

くふくふと/ラトビアの鳩/這ひまはり
利は真鶸/永久の阿鼻と螺/問ふ苦福


ラトビア:北欧バルト三国の一。
真鶸(まひわ):スズメ目の小鳥。日本には冬渡来。ロシアを暗喩。
永久(とわ):永久。とこしえ。
阿鼻(あび):【仏】梵語。無間。間断なく。永久に苦しみに苛まれる。
螺(ら):殻が渦巻状になっている貝。

クウクウとラトビアの鳩は羽根を失ったかのように地べたを這いまわっている。
食べ物は狡猾なヒワに盗られている平和の鳩の悲話。尽きることのない阿鼻叫喚。禍福は糾える縄の如し。佳き日を俟とうか。

平和って夢なのかな?
ニンゲンって本質はバカなのかな?