俳句二句がふたご座の連星のようにペアで繰り広げられる、氷上ならぬ紙上の且つ至上の華麗なる輪舞をとくと御覧じろ。
スクランブル位相幾何連詩、メビウス系の二連俳句。
逆読みするとペアの隣の句になっているのでございまする。
○びるのかげ/てんほくのかは/しざむさく
ビルの影/天北の河/詩座無策
草むさし/墓の窪んで/怪我罵る日
天北の河(てんぽくのかわ):北極星と銀河伝説(琴座のアルファ星の漢名、織女と牽牛)を詩的に融合している、(ホントは混同している)。
無策(むさく):前もって準備のないこと。無為無策。
罵る(のる):悪態をつく。ののしる。
ビルに天の川が翳を落としている。ビルが織女と牽牛のなかを引き裂いている。ということで句座をどうだい。出たとこ勝負。ちょっと乱暴な思いつきの兼題だがな。
墓参に行こうとして草が茂って窪みに落ち足を挫いたあ、こん畜生と言っても始まらないか。そう、昼間のことよ。
正月休みに20組ほど作りましたのでひとつずつご披露に献じますればよろしうご贔屓、ご機嫌伺い申し上げる次第に御座りまする。
家人が貸衣装屋さんのシタうけで、成人式の娘さんの着付けの仕事をもらってきたので、手伝いました。
と言っても、モデルになったのです。と言っても、枕にタオルを巻いて帯を巻いて苦労していたので、和服の帯は結び方が華やかになるデザインに流行があって大変らしいのです。
そこで枕よりもニンゲンのほうがいいというので、私がトルソの薬をしたというわけです。モデルとはず~っと縁が無かったのですが生まれて初めての経験でしたよ。
動くと叱られる、背中が痒くなる、尻が痛くなる。(注:尻の肉が最近落ちて直に骨になっている)無性にトイレに行きたくなる。(最近急にトイレが近くなった)唇が乾く、鼻水が出る、眠気がさす、…「オンナのひととは骨盤の形が違うからダメじゃないの?」「枕に湯上りタオルを巻いたのよりいいのよ」そりゃそうだ。「帯がすぐ、ずり落ちそうな気がする」「もう終わるからガマンガマン。一人目はもう終わりだから」え?よく訊いたら5人分引き受けている!? タジケテエ~
仕事をしたあとの日本酒はうまいです。