さかしら伊呂波50撰(2)「け」 周恩来 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

回文短歌(アタマから読んでもアトから読んでも同じになる短歌)を作っています。大抵はコジツケがほとんどです。各回、有名人を選び、そのひとの事跡を思い出しながらイロハ順に、肖って作っています。
きょうは「け」まで来ました。「田漢」が出れば「周恩来」が欠かせないでしょう。こんなエライひとは滅多にいるもんじゃありません。
「立派な橋」に毛沢東がなにをドまぐれたか文化大革命という放火をした、という設定です。

[け] 周恩来
桁(けた)急火(きうび) 柴橋(はし)燃え盛り 須臾の間(ま)の    
   揺蚊(ゆすりか)才(ざえ)も 柴火憂(う)き竹
ーーーけたきうび はしもえさかり すゆのまの
    ゆすりかざえも しばひうきたけ

 ———柴橋の橋げたの竹の骨組みから急に火の手が上がった。ほんのちょっとユスリカほどの知恵でもって、孟宗(もうそう)竹(ちく)は焼かれながら、お茶会(ティーパーティー)で焚かれる心配をしている。

急火(きゅうび):①急に燃え上がる火。②強い火力。
須臾(すゆ):しゅゆ。すこしのあいだ。しばし。
揺蚊(ゆすりか):双翅目ユスリカ科の昆虫の総称。吸血はしない。夕方、蚊柱をつくる。幼虫を釣の餌にする。
才(ざえ):①学才。②芸事の技量。下手な考え、チエ。
柴火(しばび):柴を集めて炊く火。野点(のだて)、茶会(さかい)、などもいう。
柴橋(しばはし):柴木を集めて作った庭園などの橋。
周恩来(しゅうおんらい):誠実な人柄と、自ら権力を欲しない謙虚な態度と中国革命への献身は、中華人民共和国の民衆から深い敬愛を集めていた。また田中角栄など、諸外国の指導者層からも信頼が厚かった。毛沢東(もうたくとう)と紅衛兵(こうえいへい)が惹き起こした文化大革命はこのひとと中国にとって最大の災火であった。


台風が風を連れてきているので若い者が騒いでいる分いくらか涼しいのですがね。
一昨日は医者をハシゴして大層疲れました。定期健診に出かけるのが、もうタイヘンなのです。だから目の後は腎臓、腎臓のあとは皮膚科という具合に…いっぺんに済ませたくなってしまう。
そして疲れ切った金魚のように口をパクパクしていちにち寝込んでいるといった按配です。
きょうは差し歯が取れてしまいました。ベッドの下から出てきた奥歯1本と嵌めてもすぐ落ちてくる上の歯1本と計3本でもう限界…明日は何が何でも歯医者行かなきゃ…いま決心したところです。