回文短歌いろは歌留多「か」その14 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

[か] リチャード・バック

 かもめのJ 低(ひく)き窺(うかが)ふ ひと飛(と)びと
   飛(と)び不可抗(ふかかう)記(き) 悔(く)ひJのメモが

———かもめのJは、飛ぶことの限界が生きる意味の限界であると考えた。重力に逆らうのでなければ翅は要らないはずだと思索して飛び出した。実験の失敗記が残されている。

かもめのJ:『かもめのジョナサン』(Jonathan Livingston Seagull)は、リチャード・バックによる寓話的作品。アメリカのヒッピー文化を象徴するものとして一世を風靡した。ラッセル・マンソンによるカモメの写真が随所に挿入されている。

他のカモメたちが餌を摂るためにしか飛ばないのに対して、ジョナサンは飛ぶという行為自体に意味と価値を見出す。そして、どこまで低速で飛べるか試してみたり、どれほど低空を飛べるか試した。そしてことごとく失敗した。われわれは、そこから考える。考え始めることができる。

硬骨魚のジョナサンは石を咥える。かな?

ローマ字の「J(ジェイ)」を仮名なみに扱ってみました。可逆短歌ですから2か所にはいっています。

カモメのジョナサンは大流行して、私も人並みにヒッピー文化に傾倒しました。
カモメの水兵さんは子どものときにあどけなく傾倒しました。寝巻のボタンをかけちがうようになり、コレ、鴎の嘴(かもめのくちばし)と言ったっけなと辞書を引いたら、イスカのくちばしでした。

ま、こんな日常です。

ボケの進み具合が劇的で、見方によっては面白いので、どんな字からわからなくなってゆくのか記録するのもオモシロイかと思い、表にすることも考えましたが、諦めました。だって、アナタ、わからなくなった「字」が思い出せない。

ま、こんな日常です。

土・日は朝のラジオ語学講座がお休みなので、きょうはゆっくり遊べるなあとかえって早く目覚めるのです。今朝がそうです。

ま、こんな日常です。

もう30℃です。暑くなりそうだな。