[ほ] モンゴル民話
星屑(ほしくづ)に 馬(んま)影(かげ)映(うつ)し
馬頭奏(ばとうそう)
とは瑟(しつ)憂(う)げか 満(まん)に届(つ)く思慕(しぼ)
———どこかで中国の古瑟が奏されているが、その音を払うようにスーホは満腔を傾けて馬頭琴を弾き続けるのであった。星座は白い馬を形作っていた。
星の王子さま、とくれば、モンゴルでしょう。モンゴル、トクレバ、「ンマ」でしょう。「マ」が「ンマ」になり「ウマ」になりました。中国では、いまでも「マ」です
馬頭(ばとう):馬頭琴。モンゴルの擦弦楽器。胡弓の一。弓・弦ともに馬の毛を使い、棹の先に馬頭をかたどった飾りがある。
瑟(しつ):中国古代の弦楽器。柱(じ)で調弦し弦をつまんで奏する。
『スーホの白い馬』は、モンゴルの民族楽器であるモリンホール(馬頭琴)の由来にまつわる話。小学校国語教科書にある。
遊牧民の少年スーホが大切に育てていた白い子馬を殿様が取り上げようとする。逃げだしたときに重傷を負った馬は死に、スーホの夢の中にあらわれ亡骸(なきがら)で楽器を作るよう告げて去る。馬の言う通りに作った楽器が馬頭琴である。だから馬頭琴は、大草原を吹き抜ける風の音がする。
モンゴル語:こんにちは(セン・べ・ノー)。ありがとう(バイルッラー)。はい(ティーム)。いいえ(ウグィ)。トイレ(トイレト)。この5語でモンゴル旅行したいと思います。
ジャ、バイバイ、バイルツラー!