回文俳句日記6月29日兼題「蛍籠」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  蛍籠隠しつ頻くか子狩る髱
  ———ほたるかご かくしつしくか こかるたぼ /

頻く(しく):【動詞】四段。同じことが繰り返される。引き続いて起こる。
髱(たぼ):若い婦人。

蛍籠をもって妙齢の女が立っている。しょっちゅう起きている子を攫う女かもしれない。外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないしんにょやしゃ)。くわばら、くわばら。

鬼子母神のおはなしでした。