木天蓼と焦れてや照れしとひゞ玉
———またゝびと じれてやてれし とひゞたま /
木天蓼(またたび):6~7月に白い花を咲かせ、葉の先が白く化して偽花を装い虫を誘引する。実のほかに虫こぶの実(マタタビバエが形成)がつく。ネコ科(猫・ライオン・虎など)の動物は揮発性の臭気に恍惚となる。マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本木。別称、「夏梅」というが、季語ではない。花も実も落葉もいっさい季語ではなく、俳人から見落とされたとしか思えない珍しいオブジェである。(その後ネットで調べたら、三夏の季語、仲夏の季語としているものがあった。)「またたび」の名称由来がアイヌ語なのが理由だろうか。
ひび:日々。
玉:飼い猫のこと。イエネコは、マタタビに特に強く反応する。とネットにあった。
うちの猫は、マタタビの葉によだれを垂らして陶酔したあと、正体を無くしたことを照れている様子が、これまた面白いことです。
繰り返し記号「ゝ」がおもしろいので試してみました。ここでは同じ「ゝ」を、場所によりタ、又は、ヒと読みわけています。
これは回文の在り方としてどうなのか?と思いながら作ってみました。
6月も終わりました。半年終わったわけです。あしたから今年の後半。
回文俳句日記を始めたのが去年の7月26日でまもなく1年になるのを契機に終える予定です。
タマを揶揄っている場合じゃないこと、重々承知しているのですが・・・
