回文俳句日記6月14日兼題「五月闇」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  見や喫茶仄かなかの灯五月闇
  ———みやきつさ ほのかなかのほ さつきやみ /

灯(ほ):ともしび
五月闇(さつきやみ):梅雨の闇。

日頃あまりめだたない喫茶店が、昼も暗い梅雨闇のなかでは明るんで見えるような気がする。

反対の意味の季語に「五月晴れ」などがありますが、「梅雨晴れ」は、梅雨が明けて晴天が続くようになることをいい、「梅雨晴れ間」が梅雨がまだ明けていない、梅雨の最中に晴れ上がることを意味する、という微妙な違いがあるのですが、身近なせいか、なんとなくわかりますよね。ところが外人サンにはわかりにくいコトバなんですよ。

調べたいことがあって、雨の中を図書館に行きました。
カウンタまでで、その先には入れませんでした。
自分で取りに行けば書架のどこにあるかよく知っているのに、司書のひとを通してもってきてもらうのって不可能に近いのですね。
本の題名がはっきりしないと、赤い表紙の全集で、黒い文字の書名で・・・子供の使いでした。
子どもとの違いはただひとつ、耳が遠いことです。司書さんもマスクをつけたり外したり説明がたいへんのようでした。あっ、耳だけでなく、眼もウスい。これなんてかいてありますか?節約中の照明が暗くて字が読めないのです。五月闇のせいにしたりして…

———司書さんお疲れさまでした。