回文俳句日記6月13日兼題「紫陽花」「ドクダミ」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

   ためらひよ切り傷切りき四葩めた
   ———ためらひよ きりきずきりき よひらめた /

四葩(よひら):紫陽花(あぢさゐ)の異名。七変化(ななへんげ、しちへんげ)。
なお、「あぢさゐ」は、「あぢ」(集アツ)の転と「真青サアヲ)の約転。したがって、旧仮名は「アヂサヰ」となる。
めた:【副詞】程度がいちじるしいさま。やたらに。

自傷症の少女。ためらい傷が残っているのにまたそのうえに傷を重ねた。アジサイの花の色のゆらぎのように気分はくるくる変わるのだ。梅雨の入り。鬱陶しい。

もうひとつ行きましょうか。回文を見たら逆療法で鬱陶しさが消えるかもしれませんよ。

  父母に咲く蕺菜抱くと草匂ふ
  ———ふぼにさく どくだみだくと くさにほふ

蕺菜(どくだみ):十薬。独特の臭気がある。白い花弁状の苞葉四個が花のように見える。漢方薬。

父母が育てたドクダミを抱えると変なにおいが胸もとに立ち込める。あ、これは病床の匂いだ。


梅雨の鬱陶しさがもっとダメになりますかね、回文など見ないほうが良かったかもしれませんね。
鬱陶しいという字を見ると、これ、鬱陶しい字ですね。13の日だし、もう、自傷症になりそう・・・