回文俳句日記5月10日兼題「燈心」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  燈心や細く生く祖母病み饐うと
  ———とうすみや ほそくいくそぼ やみすうと /

燈心(とうすみ):糸とんぼ。燈心蜻蛉。夏の季語。池沼に生息。なよなよと飛び、翅をたててとまる。イトトンボ科。川蜻蛉は、カワトンボ科の蜻蛉で別物だが、同じイトトンボ亜目のなかまである。

弱弱しくイトトンボが川べりを低く彷徨っている。長患いの祖母はすえたような一日をともかくも送っている。