回文俳句日記5月9日兼題「源五郎」 | ouroboros-34のブログ

ouroboros-34のブログ

こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  源五郎陸にて二河をうら権化
  ———げんごらう をかにてにがを うらごんげ /

源五郎(ゲンゴロウ):夏の池や小川でおなじみですが、食肉性で思ったより獰猛なのに驚きます。後ろ足が櫂のかたちなので、泳ぐ姿が面白く陸にあげると滑って歩けないのが滑稽です。
二河(にが):【仏】水の川と火の川。貪愛(どんあい)と瞋憎(しんそう)の煩悩をそれぞれにたとえたもの。
権化(ごんげ):①【仏】佛・菩薩などが人々を救うために仮の姿をとってこの世にあらわれたもの。権現。②性質・観念などが主に人間の形をして現れたかと思われる人。また、その特性の典型と思われる人。「悪の権化」。ここでは「うらの権化」は、ドッペルゲンガー。

水の川はお手の物のげんごろうも陸は火の川の苦痛。ここではドッペルゲンガーでやり過ごせないかなあ、と考え込んでいるみたいだよ。(じゃ、ドッペルゲンゴロウってわけだね、とチャチャ入れたりして…)