回文俳句日記3月28日兼題「海雲」 海雲日々水天定す篊屑藻 ———もづくひび すいてんていす ひびくづも / 海雲(もずく):水雲。海蘊。ねばねばした細い海藻。春の季語。篊(ひび):ノリなどを着藻させる竹などで作った垣。モズクはすくすく育っている。天気も上々で、海と天の境目を定かにしているのは、ノリヒビに絡まっているただの藻屑だ。 頼山陽の漢詩《天草(あまくさ)洋(なだ)に泊す》の「水天(すいてん)髣髴(ほうふつ)青(せい)一髪(いっぱつ)」より取りました。