回文俳句日記3月29日兼題「蕨餅」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  持も平分け肖り籬下や明け蕨餅
  ———ぢもひらわけ あやかりりかや あけわらびもち /

持(ぢ):勝負事で双方に勝ち負けがないこと。
平分(ひらわけ):平等。等分。
籬下(りか):垣根のそば。
明け(あけ):朝方。

「おあいこですな」賭けたわらび餅を等分して食べているふたりであった。当直明けの甘いものは又格別だ。守衛詰め所はしらしらと朝が領し始めている。

今朝は雪でした。ななめに降ってました。雪空はご機嫌ななめ、なのでしょうね。「雪は天からの手紙」だそうですから…むかし、中谷宇吉郎さんが言った言葉。