回文俳句日記3月27日兼題「五加木飯」& 俳句ポスト365第237回兼題「蒸鰈」出句全 | ouroboros-34のブログ

ouroboros-34のブログ

こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  五加木飯生垣が径閉め気功
  ———うこぎめし いけがきがけい しめきこう /

五加木飯(うこぎめし):ウコギは、生垣にする落葉低木。若芽を刻んでめしに炊き込み鮮やかないろと風味を愛でる。仲春の季語です。
径(けい):こみち。
ウコギの生垣のある庭で気功をした。ウコギ飯もうまかった。

   ◆◆
 俳句ポスト365第237回兼題「蒸鰈」出句全

「ムシガレイ」に蒸鰈と虫鰈とあるそうで、だいぶ混乱したようです。
「蒸し」という工程は実際には無いらしく、プロの魚屋さんが首をひねっていたそうです。寄せられた「季語深耕」のコーナーには、そんな投書がたくさんありましたが珍しいことに思いました。
「塩で蒸す」という文言が数多く目に付きましたが、ウロには意味が取れず困りました。蒸鰈という季語のムシにたいせつなカギとなる言葉だとは思うのですが、ここから一歩も進みません。辞書を引いてみました。こうありました。
①蒸気で物を熱する。フムフムこれはわかる。②湿度・温度が高く風が無くて暑さがこもる。蒸し暑い。これもよくわかる。ムレルということですね。経験あり。ところで「塩で蒸す」とは?? 最後まで後ろ髪をひかれる思いの季題でした。ただいま現在わからぬまま———

今回出したのは6句です。

●ともだちはみな大阪弁蒸鰈
若狭の名物らしいのですが、あの辺りは関西弁では?

●蒸鰈ゆっくりほぐし母の粥
ゆっくりほぐされたのは、子供のボクのほうだったのですが・・・

●まにあった残るひと皿蒸かれい
●ネクタイをゆるめ定食蒸鰈
サラリーマン時代の思い出です。舞台は大衆食堂。天ぷら定食が50円の時代。三笘のおばちゃんイロイロおまけしてくれてありがと。

●エコー検まあまあですね蒸鰈
これは現在ですね。干し魚のようなあばら骨の胸をシャツでかくしながらのセンセのひとこと。
そういえばコロナ球菌予防マスク売り切れなんですって。いろいろ工夫はするものです。カアちゃんのブラジャーからマスク2個とれるよ、と提案したら、ひっぱたかれそうになりました。立体裁断でよくできていると思ったのですが?

●箸先に耕す畝や蒸鰈        「人」位選

投句している皆さんの詩力の豊かさにはびっくりです。素晴らしかった。うまいもんだなあと感嘆しきりです。
負けてはいられない、がんばらなくっちゃ・・・