回文俳句日記12月31日兼題「師走」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  師走にて行く水み悔ゆ手にす箸
  ———しはすにてゆくみづみくゆてにすはし /

師走(しわす):旧暦十二月の異称。僧(師)が忙しく走る月だからという俗説がある。「師走坊主(しわすぼうず)」は、この「師」のことではなく、逆に忘れられた無用の坊主。師走浪人のこと。ほかに、極月(ごくげつ)。臘月(らふげつ)。

手にした箸も止まりがちだ。あっという間に過ぎた一年。流水を見て
いただけのようなこの一年。なにをなしただろうか、悔いることばかりだ。

お餅も届きました。切りました。あとは待つだけ。

  ●出尻っぺよゐのししの亥よ別離して
  ———でじりつぺよゐのししのゐよべつりして

出尻(でじり):①尻が突き出ていること。②出ぎわ。
よ:【間投助詞】体言に付いて、詠嘆の気持ちをこめた呼びかけを表す。
よ:【格助詞】ヨリの古形。①時や動作の出発点を示す。…から。②動作の経過点を示す。…を通って。③動作の手段を示す。…で。④比較の基準を示す。…よりも。

亥年最後の人々よ。いよいよ亥年ともお別れだね……で以て?


いいお年を!