回文俳句日記8月18日兼題「邯鄲」「案山子」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。


  邯鄲や茶利ちりちりやちYoung淡河
  ———かんたんやちやりちりちりやちやんたんか

邯鄲(かんたん):蟋蟀(コオロギ)科の昆虫で美しい声で鳴く。中国の故事「邯鄲夢の枕」とは無関係だが重ねて鑑賞しているように思える。
茶利(ちゃり)ちりちりゃち:邯鄲の鳴き声の擬声語。辞典ではルルルルとなくそうだが、実際にはチャリチャリチャリと聞こえた。茶利:動詞「茶る」の連用形から、①滑稽な文句や身振り。おどけ。冗談。②茶利場(歌舞伎に於ける滑稽な演出の場面)の略。茶利舞・茶利語り・茶利声など。
譚歌:バラード

カンタンは、いまや茶利バラードを歌っています。せせらぎが、やんやと囃しています。

苦しい句になりました。もっと素直な作り方もありそうですが、古語の「茶利」と融合させたくてムリをしました。

同時に作った次句と、あわせて一本、ということで。

  捨て案山子捨てプラ不です鹿がです
  ———すてかかしすてぷらふですしかがです

案山子が捨てられています。けばけばしい飾りがプラスチック。プラスチックは地球温暖化や海水汚染などで投棄厳禁です。野生動物も保護されなければなりません。鹿が誤って食べないように気を付けましょう。

毎日、水風呂です。ヨドバシカメラのうちわです。どうしてカメラ屋さんのウチワがウチにあるのか、わかりません。はて、ウチハで1句ひねらばや、との仰せか?
ますます暑くなってきた。