回文俳句日記8月15日兼題「桐一葉」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。


  鳩放りきかぶせる妾か桐一葉
  ———はとひりきかぶせるせふかきりひとは

放る(ひる):排泄する。
妾(しょう):めかけ。そばめ。
桐一葉(きりひとは):「一葉落ちて天下の秋を知る」という俚諺がある。些事から宇宙の原理を悟る謂い。
「一葉」は、桐に限られている。傍題に「一葉」「一葉落つ」。大きな葉がふわりと落ちるさまは、劇的に感じる。
 
鳩が白いふんをした。眺めていたのはおめかけさんでしょうか、この婦人が桐の葉をかぶせた。という「夏の疲れが残っているような」情景。


お気に召しましたか。召しませんですか。どっちでもいいような気だるい毎日ですね。
でも苛々してもしょうがないです。
ここは無駄な抵抗を諦めて季節に順応しましょう。季節の一部になって季節を楽しみましょう。