願はくは地祇治らし基地爆破兼ね
———ねがはくはちぎしらしきちばくはかね
くにつかみよ。地の神よ。整地の名で米軍基地に発破かけたまえ。
発破技師の国家試験に落ちたアだと?
願はくは:【副詞】。「願ふ」のク語法に係助詞「は」が付いたかたち。願うことにはの意。なにとぞ。どうか。
ク語法そのものは廃れたが、「おそらく」「体(てい)たらく」「老(お)いらく」「暫く(しばらく)」など今日でも流通している。
ク語法は、捨て去られた古文法のなかでは重要なものであると考えています。
ク語法の現代的応用展開を試みたいと思っています(寿命があれば、のハナシ)。
季は「雑」です。この回文俳句日記で日替わり兼題は、その日に相応しいものを適宜見繕っています。