第216回俳句ポスト365投句全 | ouroboros-34のブログ

ouroboros-34のブログ

こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

4句出句しました。次のとうりです。
ほかの皆さんの発想・表現のゆたかさには脱帽です。
反省をこめてご一緒に見ていきましょう。

●歯があたるはじめてのキス桜鯛
表現が粗雑でしたね。
キスというのは精神的なショックがおおきいですね。いまだに忘れることができません。一介の老人、余計なことを口にしました。

●アルバムのはがした跡や桜鯛
たいせつに貼った思い出の写真も、年を取るとアルバムからはがして、面白がる人にやることが多くなり、アルバムが中抜けになりました。

●この極み追ふ目残して桜鯛
櫻鯛は、ぜんぶオスです。メスを追うのに夢中で不覚にも婚姻色のまま捕まるとは・・・
解体を目前にした真鯛の感想です。

●今際(いまは)へ桜鯛のまなこの無心     「並」位選
今際(いまは):今は限りの意。死にぎわ。今際の際(いまのきわ)。今際の時(いまのとき)。上の句の別バージョンです。上の句は、無念の句、こちらの句は無心の句。

この辺で失礼します。