新しいコトバが目についた。POST-TRUTH【ポスト真実】。
わかりにくい言葉だ。そこで調べてみた。
英オックスフォード大学出版局で「今年の言葉」として選んだ言葉だそうだ。
事実に基づかないウソでも一般大衆が簡単にノセラれる昨今の社会風潮をいう。
米国大統領選挙や英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票のように、恣意的情報(自分の都合のいいほうに世論を誘導する意図をもった反事実の情報)を流し大衆がデマと知らずに騙される事態が起きている。
イラク戦争の発端になったブッシュの「大量破壊兵器の大ウソによって白昼殺人が実行されたが、その後、誰も歴史を引き戻すことができないままつき進められでいる。
「ポスト真実」はネット社会では拡大再生産されやすいのでこれからもっと増大化深刻化するだろうといわれている。
原語ではコナレがわるいので、私は「ポスト真実」を「虚構真実」と言い換えてイメージを把握しようと思う。
因みにニホンでも2017「今年の漢字」が選ばれた。
恒例によって京都清水寺の貫主さんの手で大書するパフォーマンスが披露された。
ナ、ナント《金》だっだ。
英国が《ポスト真実》なのにニホンが《金》とはなんとも意地汚いではないか。
去年選出の《安》もクダランが、キンとはニホンの能天気ぶりがわかる。
虚構真実が現実を押しのけて闊歩する。
大衆はその虚構を暴くことなく「愚者の多数決」で迎合する。
オスプレイが立て続けに墜落した。ツイラクではない、フジチャクだ米軍はいう。住宅街に落ちなかったのだから感謝しろという。
写真では大破で修理不能に見える。不時着なら修理してまた使えるはずだ。乗務員のコントロール下にあったからという。
アベがコントロール下にあると広言した福島東京電力の原発はいまだに汚染水を垂れ流し続けている。これでもコントロールされているという虚構真実を認めない。
南スーダンへ出征したヘイタイサンのうち誰が「戦後ヤスクニ第一号」になるか賭けるために賭博法案の成立を急いだ。質問の時間が余り過ぎて与党の議員は法華経を暗唱してみせ
ここでこの原稿は終わっている。
あと書き継いでブログに出すはずだったらしいが、なんだか気が向かぬ。
で、このまま出す。
お詫びのオマケ
継ぎ足しておでんのなかの顔になる
冬の黄や公式レシピのカレー喰う
キムチ鍋残してデモの支度する
パパパパパ魔笛が奏す北障子
モーツァルト歌劇《魔笛》K620~第2幕より「パ・パ・パ」