【愛情の形】 4 お母さん、変わったね。 | 桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

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水俣で、無農薬や自然栽培の緑茶、紅茶、ほうじ茶を家族でつくっています。
そんなお茶づくりと、日々の徒然。
ちゃみさんのあげまん道から学び実践から生まれる気づきも満載でお届けします。


1 母とのこと
2 苦しかった子育て
3 気持ちの変化
に続き、最終回です。

そこからは、
あな吉さんや星子さんの講座を主催したり
カントリー姐さんのマインドマップを受講して(今の活動はこちらのページ
気持ちや頭の中の整理ができるようになったことは
とても大きかった

そうして、気持ちが少しずつ変わってきて
娘も、「お母さん、変わったね。」と何度か手紙をくれるようになりました。

母の亡くなったわけを
ある人に話したり
一部で公開できたのも
すごく大きなきっかけになりました。

共感してくれる人がいて
同じような思いをしている人がいることも知りました。

心の重荷が、軽くなりました。


それから、念願だった、
奥谷まゆみさんの整体の講座も受けることができて
体の面からも、自分の気持ちにアプローチすることができるようになりました。

体を動かして、余分なエネルギーをためないことって
すごく大事!!
(まゆみさんには、お茶農家に嫁いだこと、
頭でばっかり考えがちな私にとっては、本当にいい選択だったね、と言われました)



*生まれてから、お兄ちゃんお姉ちゃんに本当にかわいがられている次男。


そうして、今なんとなくわかるのは

kiwaさんが書いていたこと

☆☆☆

思いやりは

思いやられたことがある人にしかできないし、


優しさは

優しくされた人にしかわかりません。



愛も同じです。



愛された経験がなければ

愛し方がわかりませんね。

☆☆☆

母もそうだっただろうし
私もそうだったのは
欠けていたのは、自分への愛情(肯定感や信頼感)だったということです。


自分への愛がなかったら
まっすぐで深い愛情は、やっぱり子供には渡せないのだということ

それは、なんとなくですが、自分の経験上思います。

ただ、自分を否定するような気持ちの真っただ中にいたときは
自分を大切にする、自分への愛情を持つなんて
とても思えないことでした。



辛かった子育ての時代
子どもにも自分にも
制限ばかりしていたと思います。

そして、いろいろなことを
思い通りにしようとする
コントロールしようとする子育てだったと思います。

「○○をしちゃダメ」
「○○は食べちゃダメ」(息子がアトピーだったので特に)

これは、自分に自信がないから
不安だから
子ども自身が育っていく力を信じてあげられなかったから
自分が生きていく力を信じてあげられなかったから



「大丈夫」という
自分や子供への信頼感があったら

黙って見守ったり
「いいよ!」ってなったと思うのです。



私が、子どもたちにどんな風に育ってほしいか?って言ったら

たくましい体や心を持ってほしい
のびのびと、柔軟性のある体や心でいてほしい
自分や人や生き物への愛情を持っていてほしい


そんな風に思います。



kiwaさんが書いていたように
それなら、そう私があればいいんです。

それが、どんな言葉やしつけよりも伝わる。


だから、自分への愛情をはぐくむこと
ごきげんでいること
生きているのが楽しいよってこと


そして、私が母にして欲しかった
「ギュッと抱きしめる」というのは
笑って逃げられるくらい、しています(笑)

でも、100の言葉より
肌のあったかさ
手をつないだときの安心感

他には変えられないって思います。



それに、「いいお母さん」は目指すとつらいです。

逆に理想とのギャップを感じて
できない自分を責めたり、イライラします。


だから、私は私のままで
できることを


細かいことは
まあ、いっか
そんなときもあるさ

と思うようにしています。



でも、芯の部分
生きることへの姿勢とか
自分への信頼感、愛情
そこからにじみ出る部分は

自分で育てていく必要があります。



愛情が欲しい
認められたい

そんな風に、特に身近な人から
私の場合は、
夫から
そう思われたくて

がむしゃらに仕事したり

でも、それは別に夫にとっては
まあ、ありがたくても
かわいいのとは違う(笑)


私が自分自身が好きで
楽しそうにしてる私のほうが
絶対に愛されるんだなあ~

それも実感しています。



人からもらおうとする愛情に
限度はなくって
もっと、もっと欲しくなります。

というか、いつまでたっても
満ちることはない

それをまず埋めるのは
自分への「大丈夫」という信頼感と愛情なのだと
今は思います。


こんな風に
今まで言えなかったことをオープンにしたのも
私にとっては
「心を開く」

「表現して伝える」ことこそが
自分への信頼を高めていける大切な扉なのだと
分かったからです。

心を開いたり
愛情を渡していけば
それは、必ず返ってくる


そして、人や自分との関係も
いつからでも変えられる。

だから、子どもたちには
辛い気持ちもいっぱいさせたと思うけど
今から未来は、関係は変えられるんだっていう
気持ちでいます。

羽ばたいていっても、
いつでも帰ってこれる場所になったら嬉しい。


4回にわたる連載になってしまいましたが
読んでくださった方、心からありがとうございます。