出逢いのその後。切ない新婚旅行。 | 桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

水俣で、無農薬や自然栽培の緑茶、紅茶、ほうじ茶を家族でつくっています。
そんなお茶づくりと、日々の徒然。
ちゃみさんのあげまん道から学び実践から生まれる気づきも満載でお届けします。


私と夫が、出逢い、結婚した経緯。
こうなって
ああなって

昨日は、所用で一人、熊本に出かけたのですが、
運転しながら、昔のことを思い出していました。
なので、続きをまた書いてみようと思います。

結婚式は、
熊本の「ティア 土に命と愛ありて」というレストランで行いました。
それも、私は大学を卒業する前。

4月に入ったら、お茶摘みが始まるので、という理由^^;

会費制の結婚式で、
気心の知れた仲間たちや親戚に囲まれ、
あったかな結婚式でした。
(私は、インフルエンザに式の4日前にかかっていましたが(+o+))


それから、しばらく、苦難の日々になります。
こちらには、始まりの一部を書いています。

運命といいますか、
私が嫁いだ年は、もっとも経営的に厳しい年になりました。
また、夫や私が、経済状況以外にも精神的にきつい年でした。

夫や私の給与はほぼない状態、
お母さんに「どげんして暮らしていこう?」と嫁いだばかりの頃に言われました。

夫はもうお茶摘みができるような状況ではなかったので、
お母さんたちが「家におっても、良うならんけん、出かけてきた方がよいかも」
ということで、
まだ行っていなかった新婚旅行にでかけました。

夫の希望だった、
全国の知り合いのところを、2人で巡る旅。
ハッピーな気持ちではなかったけれど、
その旅は始まりました。

お金がなかったので、
少しでも燃料代を浮かせるため、
燃費の一番いい軽自動車を妹さんに借り、
高速道路に乗らず、
宿泊は知人宅か、車中泊。

私の実家に帰るまでに、
ほぼ寝ずに交代で運転して
3日かかりました。


先のよく見えない不安と、
それぞれの辛さと、
それでも人に逢って話をしたりする日々。

北海道まで行って、
鮭を釣って、
知り合いの燻製屋さんで自家製の燻製をつくって
おみやげにしました。


あの頃、
元ちとせを、運転しながらよく聞いていたなあ。
時々思い出すと、若き不安と切なさがよみがえったりします。

それにしても、
見守ってくれた両親、
不在の間も、茶園の管理を懸命にやってくれただろうことを
後になると想像できて、本当にありがたかったと思います。

続きは、また☆